経済情報入門Ⅱ(三井) 社会資本整備と政策評価
(4-1) 時間短縮便益 (4-2) 安全性向上の価値 ← 時間に余裕があれば ← 時間に余裕があれば
<東京都河川分布図> (出所) 東京都建設局
2.政府予算と社会資本整備 (出所)財務省HP
<公共事業関係費と公的固定資本形成の関係> 用地補償費 国の事業 地方単独 機械費等 公共事業以外土木 政府 非住宅 公的固定資本形成 公共事業関係建設投資 機械費等 (注)用地補償費=用地費+補償費
●公共事業関係予算の現状 (出所)「日本の財政関係資料(平成29年4月)」
問題1 個人2の時給=3000円 1時間30分 2時間 道路A 個人2 個人1の時給=2000円 1時間 2時間 個人1 道路B
問題1(続き) <個人1について> 短縮時間=1時間 時給=2000円 ⇒ 時間短縮の便益=?円
問題1(続き) <個人1について> 短縮時間=1時間 時給=2000円 ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円
問題1(続き) <個人1について> 短縮時間=1時間 時給=2000円 ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> 短縮時間=0.5時間 時給=3000円 ⇒ 時間短縮の便益=?円
問題1(続き) <個人1について> 短縮時間=1時間 時給=2000円 ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> 短縮時間=0.5時間 時給=3000円 ⇒ 時間短縮の便益=3000円×0.5=1500円
問題1(続き) <個人1について> 短縮時間=1時間 時給=2000円 ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> ⇒ 時間短縮の便益=2000円×1=2000円 <個人2について> 短縮時間=0.5時間 時給=3000円 ⇒ 時間短縮の便益=3000円×0.5=1500円
「賃金率×短縮時間」で時間短縮便益を評価すると過大評価になるか過小評価になるかを検討しよう。 「賃金率×短縮時間」で時間短縮便益を評価すると過大評価になるか過小評価になるかを検討しよう。 楽しい仕事の賃金率= 「時間の価値」-「楽しみの価値」 ⇒ 過小評価 移動時間短縮便益= その結果増やせる仕事の時間×賃金率 ⇒ 過大評価 時間の価値 = 税引後の賃金率 ⇒ 税引前の賃金率を用いると過大評価
「賃金率×短縮時間」で時間短縮便益を評価すると過大評価になるか過小評価になるかを検討しよう。 「賃金率×短縮時間」で時間短縮便益を評価すると過大評価になるか過小評価になるかを検討しよう。 トンネルの多いバイパス道路の便益 = 「時間短縮便益」-「景色を楽しむ便益」 ⇒ 過大評価 危険な仕事の賃金率 = 「時間の価値」+「危険を負うことへの補償」 ⇒ 過大評価 「平均賃金率(時給)」=「日給」÷「1日の労働時間」<「残業の賃金率」であるとしよう。 「平均賃金率」で便益評価 ⇒ 過小評価
(参考情報) 高価な抗がん剤 オプジーボ(一般名 ニボルマブ)」 1ヶ月分の薬代=約300万円 <欧米などでの治験> 化学療法が効かず再発した扁平上皮がんの患者272人にオプジーボと標準治療の抗がん剤(ドセタキセル)で比較した。1年後、ドセタキセルの生存率24%に対し、オプジーボは42%と高かった。
= =
残り時間<15分 ⇒ 少し急ぐ
違反点数=1点、反則金=0円
残り時間<10分 ⇒ 以下省略