測量学過去問解説
1. 以下の文章の空欄を埋めよ。 距離には,(① 水平距離 ),(② 鉛直距離 ),(③ 斜距離 )の3種類がある。測量では,単に距離といえば(①)を指す。 2) 平板測量で用いる器具は,(④ 平板 )、(⑤ アリダード )、(⑥ 求心器 )、(⑦ 下げ振り )、(⑧ 磁石 )、(⑨ 巻尺 )などである。平板を据え付けるためには,(⑩ 整準 ),(⑪ 求心 ),(⑫ 定位または標定 )の3条件を満足させなければならない。
3)標高が既知である測点に立てた(⑬標尺 )を視準することを(⑭ 後視 )といい、標高を求めようとする点に立てた(⑬)を視準することを(⑮ 前視 )という。(⑯ 昇降 )式による(⑰ 水準 )測量は標高のわかっている点から、標高のわからない点の(⑱ 高低差 )を求める方法であり、起伏の激しくて見通しの悪い地形に適している。
4)セオドライトまたは(⑲ トランシット )は望遠鏡を使って(⑳ 水平角 )および(21 鉛直角 )の測定を行う測量機器で、とくに⑳の測定に多く用いられている。一般にセオドライトで、視準するとき望遠鏡が鉛直目盛盤の(22 右側 )にある状態を望遠鏡の(23 正位 )という。これに対して望遠鏡を水平軸に対して180°回転させて望遠鏡の上下を逆にした状態を望遠鏡の(24 反位 )と言う。(20)を測定をする場合、(25 下部固定 )ねじを締めると(26 水平目盛盤 )が固定されるので、このままの状態で(27 上部固定 )ねじと(28 上部微動 )ねじの操作により、上部(上盤)を水平回転させると水平目盛の表示が変わり、測角することができる。この動きを(29 上部運動 )と言い、上部(上盤)と下部(下盤)を一緒に水平回転させることを(30 下部運動 )と言う。 正位 反位
測点 距離(m) 後視BS 前視FS 昇 降 地盤高 補正量 補正地盤高 もりかえ点 中間点 BM 1.822 200.000 NO.1 40 1.124 1.321 NO.2 1.625 NO.3 0.875 1.468 NO.4 1.452 1.269 NO.5 0.389 NO.6 0.821 0.985 NO.7 1.023 1.116 0.949 合計 200.501 0.501 -0.501 200.000 -0.344 200.157 -0.394 199.763 1.063 200.826 0.467 200.230 -0.295 199.935 200.009 0.074 240 7.117 7.108 1.042 -1.033 0.009 0.009
測点 距離(m) 後視 前視 昇 降 地盤高 補正量 補正地盤高 もりかえ点 中間点 BM 1.822 200.000 NO.1 40 1.124 1.321 0.501 200.501 NO.2 1.625 -0.501 NO.3 0.875 1.468 -0.344 200.157 NO.4 1.452 1.269 -0.394 199.763 NO.5 0.389 1.063 200.826 NO.6 0.821 0.985 0.467 200.230 NO.7 1.023 1.116 -0.295 199.935 0.949 0.074 200.009 合計 240 7.117 7.108 1.042 -1.033 0.009 0.002 0.002 0.003 0.005 0.005 0.006 0.008 0.009
測点 距離(m) 後視 前視 昇 降 地盤高 補正量 補正地盤高 もりかえ点 中間点 BM 1.822 200.000 NO.1 40 1.124 1.321 0.501 200.501 0.002 NO.2 1.625 -0.501 NO.3 0.875 1.468 -0.344 200.157 0.003 NO.4 1.452 1.269 -0.394 199.763 0.005 NO.5 0.389 1.063 200.826 NO.6 0.821 0.985 0.467 200.230 0.006 NO.7 1.023 1.116 -0.295 199.935 0.008 0.949 0.074 200.009 0.009 合計 240 7.117 7.108 1.042 -1.033 200.499 199.998 200.154 199.758 200.821 200.224 199.927
3.トラバース測量で以下の結果を得た。その結果を調整し、調整後の閉合トラバースの方位角、方位、緯距、経距、関合誤差および閉合比を求めよ。さらに、その修正トラバースを描け。グラフ上に測点番号と座標値を記入すること。(n角形のトラバースの調整内角量=(調整量)/n) 測点 実測内角 調整量 調整内角 ° ′ ″ A 100 18 42 B 104 11 C 135 02 25 -17 08 D 94 26 38 E 105 31 合計 100 -16 18 26 104 41 -16 55 -16 94 26 22 -16 105 31 9 +2 -81 +2 141 540 0 0 121 81″/5=16″余り1″ 540° 1′ 21″
AB 134°49′00″ BC CD DE EA 210°07′05″ 255°04′57″ 340°38′35″ 55°07′26″ 方位角 AB 134°49′00″ BC CD DE EA 134°49′00″ +180° -104°41′55″ 210°07′05″ 210°07′05″ +180° -135°02′08″ 255°04′57″ 255°04′57″ 340°38′35″ +180° -94°26′22″ 340°38′35″ 55°07′26″ +180° -105°31′09″ 415°07′26″ -360° 55°07′26″ +180° 検算 -100°18′26″ 134°49′00″
AB 134°49′00″ BC 210°07′05″ CD 255°04′57″ DE 340°38′35″ EA 55°07′26″ 方位角 方位 AB 134°49′00″ BC 210°07′05″ CD 255°04′57″ DE 340°38′35″ EA 55°07′26″ S45°11′00″E S30°07′05″W S75°04′57″W N19°21′25″W N55°07′26″E
AB×sin(45°11′00″)= 71.349 BC×sin(30°07′05″)= 31.271 方位 S45°11′00″E S30°07′05″W S75°04′57″W N19°21′25″W N55°07′26″E AB×sin(45°11′00″)= 71.349 BC×sin(30°07′05″)= 31.271 CD×sin(75°04′57″)= 85.281 DE×sin( 19°21′25″ )= 32.705 EA×sin( 55°07′26″ )= 77.957 測線 距離 緯距 経距 N(+) S(-) E(+) W(-) AB 100.581 BC 62.319 CD 88.255 DE 98.672 EA 95.024 合計 AB×cos(45°11′00″)=70.894 BC×cos(30°07′05″)= 53.906 70.894 71.349 53.906 31.271 CD×cos(75°04′57″)= 22.719 22.719 85.281 DE×cos(19°21′25″)= 93.094 93.094 32.705 EA×cos(55°07′26″)= 54.335 54.335 77.957 147.429 147.519 149.306 149.257 0.049 0.090
調整緯距 調整経距 N(+) S(-) E(+) W(-) 70.874 71.338 53.893 31.278 22.701 85.291 93.114 32.716 54.354 77.947 147.468 149.285
測点 合緯距 合経距 A B C D E -70.874 71.338 40.060 -124.767 -147.468 -45.231 -54.354 -77.947 測点B 合緯距 0-70.874,合経距 0+71.338 測点C 合緯距 -70.874ー 53.893=-124.767 合経距 71.338 ー31.278= 40.060 測点D 合緯距 -124.767 - 22.701 =-147.468 合経距 40.060 ー 85.291 =-45.231 測点E 合緯距 -147.468 + 93.114 =-54.354 合経距 -45.231 ー 32.716 =-77.947
A E (-77.947, -54.354) B (71.338, -70.874) C (40.060, -124.767) D (-147.468, -45.231)