スポーツがもたらした影響 1460656D 岡本洸平
ラグビーと南アフリカ 1990年代 南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃の先頭に立ち、同国初の黒 人大統領に なったネルソン・マンデラ 黒人と白人の融和を成し遂げたい。その秘策として、マンデラはスポーツの力 を信じた 一方、南アフリカ代表のラグビーチーム「スプリングボクス」は当時低迷期に あり、黒人選手もわずか1人という状況だった 同国において、ラグビーはアパルトヘイトの象徴で、白人や富裕層がやるス ポーツであった
スプリングボクス マンデラはこのチームが南アフリカの白人と黒人の和解と団結の象徴になると 考えた その後スプリングボクスのメンバーたちは、マンデラの意向で貧困地区の黒人 の子どもたちにラグビーの指導に赴く 当初それを不満に感じていたメンバー達も、一連の地道な活動により、国民の あいだでチームの人気が少しずつ高まり、自分たちの存在が国内のみならず世 界的に注目されていることを知るに至った
ラグビーワールドカップ スプリングボクスは、自国開催の1995年ラグビーワールドカップにおいて予想 外の快進撃を見せ、ついに決勝進出を果たす 今や新生南アフリカの象徴として見られるようになったスプリングボクスは、 全南アフリカ国民が見守る中、強豪ニュージーランド代表オールブラックスと の決勝戦に臨む 黒人も白人も、あらゆる肌の国民がスプリングボックスを応援し、ニュージー ランド代表との激闘の末、南アフリカは優勝を遂げた
マンデラの功績 南アフリカにおいて、人種差別がなくなったわけではない しかし、確実に南アフリカという国が一歩前進した そして、奇跡が起きたその国で、いま、ラグビーを白人スポーツと言う人はほ とんどいない
市民マラソンと経済効果 市民マラソンといえば、東京マラソンや大阪マラソン、神戸マラソンなどの一 般市民が参加できるマラソン 全国各地で市民マラソン開催の動きが活発化している 現在では、ランニングブームにより注目度があがっている 全国の自治体でも、このマラソンブームを好機と捉え、大会を通じての地域お こしに力を入れている レース名に地域的特色を冠する、コースを観光地周遊型に設計する、参加賞や 会場へのブース出展を通じて特産品を提供するなど、地域の活性化につなげよ うとさまざまな取組を行っている
地域の活性化 大会の開催により飲食・宿泊支出などの経済効果もみられる 大会当日は、多数のランナーや応援者が来訪し、地元のコンビニ、ファースト フード店、ショッピングセンターなどの売上が増加 県外ランナーの参加により宿泊施設の稼働率の上昇もみられる さらに、来訪者が地域に魅力を感じ、その地域を再び訪れる機会が増えること により、継続的な地域活性化も期待できる
長野オリンピック記念マラソン大会 毎年4月21日に開催される その名のとおり長野冬季オリンピック開催の翌年の1999年に始まったマラソン 市民マラソンの先駆けと言われている 長野マラソンの魅力は、信州の豊かな自然、「オリンピック記念」の名にふさ わしい国際色、ランナーの満足を第一に考えた大会運営と、活気あふれる観客、 ボランティアの気配り、など数多くある マラソン参加者へのアンケート調査などを基に宿泊費、交通費などを推計し、 大会運営費などを加えて経済波及効果を9億5,330万円と算出(2012年) 県外からの参加者が約6割で、そのうち77%が宿泊し、ランナーの同行者も 4,000人程度宿泊したと推計(2012年)
参考文献 http://rugby-rp.com/column.asp?idx=106982&code_s=10061003 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%AF%E 3%82%BF%E3%82%B9/%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%81%96%E3%82%8B%E8%80%85% E3%81%9F%E3%81%A1 http://www.neri.or.jp/view.rbz?nd=66&of=1&ik=1&pnp=16&pnp=20&pnp=25& pnp=66&cd=1067