海洋生命・分子工学基礎実験 タンパク質の取扱い (3)

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海洋生命・分子工学基礎実験 タンパク質の取扱い (3) 細胞分子工学研究室担当

4.試薬の調製(2) SDS-ポリアクリルアミドゲル 調製用の溶液を作る

A 液を 25 mL 作る 7.3 g アクリルアミド 0.2 g N,N’-メチレンビスアクリルアミド (注) アクリルアミドのモノマーは神経毒  * 手につけないように気をつける  * 重合してポリマーになれば無害  * 実習では教員か TA が作製したものを使います

B 液を 50 mL 作る 1.5 M Tris-HCl (pH 8.8) (分子量 121.14) 0.4% ドデシル硫酸ナトリウム(SDS),別名ラウリル硫酸ナトリ ウム 粉を 35〜40 mL の蒸留水に溶かす pH を調整し,全量を 50 mL に合わせる 問8.それぞれの粉は何グラム必要?

C 液を 50 mL 作る 0.5 M Tris-HCl (pH 6.8) (分子量 121.14) 0.4% SDS pH を調整し,全量を 50 mL に合わせる 問9.それぞれの粉は何グラム必要?

泳動バッファーを 100 mL 作る 泳動バッファーは,電気泳動槽に入れる液 作るのは 5 倍濃縮液 = 直前に希釈して使う 125 mM Tris (分子量 121.14) 960 mM グリシン(分子量 75.07) 0.5% SDS 粉を 80 mL 程度の蒸留水に溶かす。 全量を 100 mL に合わせる(pH 調整不要) 問10.それぞれの粉は何グラム必要?