オンライン教育と学校教育 教室は「宿題」の場になりうるか? 1046542c 木村遥香
サルマン・カーンとは? カーンアカデミーの創設者 アメリカのインド系移民家庭に育ち、 ヘッジファンドに勤めていたが、家庭教 師としていとこのために作ったビデオ 教材がYouTube上で大きな反響を得た ことで、仕事を辞め、カーンアカデミー というNPOを立ち上げた。 ウィキペディアより
カーンアカデミーとは? サイト上で3600本以上の教 材ビデオを無料で提供するN PO 月に100万の生徒が利用し、 ビデオは1日に10万~20万 回見られている (2011年3月時点) ビデオ教材の製作はすべて サルマン・カーンが行ってい るが、ソフトウェアをつくる専 門のチームもいる 一つのビデオはたいてい15 分以下である
eboard (いーぼーど) 日本語の小学生~高校 生向け無料学習サイト 予備校の先生の授業や カーンアカデミーのビデ オの翻訳もある 「みんなの質問」ページで は、わからないところを質 問したり、質問に答えたり することができる 開発スタッフは2人、英語 のビデオは翻訳ボラン ティアが翻訳
サルマン・カーンが目指すもの 「教室をひっくり返す」 ⇒宿題としてビデオを見る/宿題だったものは教室で。 テクノロジーによって教室をより人間的なものにする ⇒一律的な講義をなくし、先生やほかの生徒と交流 各生徒のペースで学習させる 先生が生徒の横について一緒に取り組む時間を増 やす 全世界を一つの教室にする
意見 ・教室での授業も重要なコミュニケーションの機会ではな いか ・社会生活において必要な規律・規範を十分に身に付け られないのではないか ・間違った知識を得る危険性が高まるのではないか 教師の負担をどのように減らすか 理解スピードの違いによる学力格差をどのように減らすか
オランド大統領の提案 小学校の宿題は廃止するべきだ ※1956年の法律において既に「書く」宿題は禁止 されている ウィキペディアより
「宿題をどこでするか」ではなく「コミュニケー ション」と「学力格差」をどう捉えるか 問題は 「宿題をどこでするか」ではなく「コミュニケー ション」と「学力格差」をどう捉えるか ※学力格差:理解スピードと家庭環境に起因する学力格差 ・教育上の観点、また学力的な観点から見てコミュニケーションは重要な要素である ・各生徒が理解に要する時間は異なるということを考慮する必要がある ・わからないところを質問できる環境が大切である
提言 ・授業は教室で行う ・休日や放課後、長期休業中にコンピュータールームを解 放して、オンライン教材を利用できるようにする ・各学校が質問用サイト・質問専用ルームをつくる ・宿題には、基本的に大人の手助けを必要としないもの・ 正しい/間違っているという基準で評価されないものを 出す
参考 http://www.ted.com/talks/lang/ja/salman_khan_let_s_use_video_to_reinvent_educat ion.html http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/97c965fde657050484c6fbeb7d3ca115 http://nextedu.jugem.jp/?eid=37 http://blogos.com/article/34130/ http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/16525 http://www.eboard.jp/ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121011-00000024-xinhua-int http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2012/10/17/francois-hollande- wants-to-abolish-homework-is-that-a-good-idea/ http://www.europe1.fr/France/Devoirs-a-la-maison-Hollande-50-ans-de-retard- 1269241/