不登校データ ・不登校人数(小学校・中学校・高等学校) ・不登校になったきっかけと考えられる状況 ・いじめられた児童生徒の相談の状況の推移 ・不登校にたいする学校の措置 ※2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から抜粋 作成 NPO法人教育研究所
小学校児童数と不登校数の推移
中学校生徒数と不登校数の推移
高校生徒数と不登校数の推移
不登校になったきっかけと考えられる状況・上位7項目 (小学校・中学校)
不登校になったきっかけと考えられる状況・上位7項目 (高等学校)
不登校理由 不登校数は横ばいであり、不登校の問題はすでに、解決したという誤った認識が一部にあるため、その認識には誤りがあり、不登校の問題は依然として大きな問題であることに、気づいてもらうために、2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する研究」のデータから総児童・生徒数と不登校生徒の比較を使い資料を作成した。
不登校理由 1、小学校の比較 2、中学校の比較 3、高等学校の比較 いずれの学校種においても、総生徒数は減少傾向にあるが、不登校数は横ばいであり、相対的には増加傾向を示している。
不登校理由 4、不登校になったきっかけ、2010年度と2011年度の比較においても、理由別でも増加傾向にある。その中でも、多いのは情緒混乱と無気力である。 5~8、小学校、中学校、高等学校において、校種が上がるほど、無気力の割合が多くなっている。10年ほど前は、情緒混乱が多かったが近年において、無気力が完全に逆転状態にある。
不登校理由 9、高等学校不登校の理由、公立校では無気力が多く、私立校では情緒混乱と無気力は同じ割合である。公立校で情緒混乱のため、不登校になる高校は進学校に多く、課題集中校に無気力が多い。 10、いじめられた生徒の相談先、高校では担任、保護者に相談数が下がるが、友人だけが相談件数が増える。いじめを受けた高校生で相談する友人が少ないと、不登校になる確率が高くなる。
不登校理由 11、小中学校での効果が上がる指導は、登校刺激、家庭訪問、家族関係改善が上位である。このことからも、悩んでいる高校生や若者に対して、悩みを共有し(受容し)、不登校やひきこもりへの改善に家庭訪問(アウトリーチ)の有効性が証明される。
不登校理由 (小学校 情緒混乱と無気力の推移) 不登校理由 (小学校 情緒混乱と無気力の推移) 文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から 2008年度までは、不登校状態の継続または継続していた理由 2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査 2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
不登校理由 (中学校 情緒混乱と無気力の推移) 不登校理由 (中学校 情緒混乱と無気力の推移) 文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から 2008年度までは、不登校状態の継続または継続していた理由 2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査 2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
不登校理由 (高校 情緒混乱と無気力の推移) 不登校理由 (高校 情緒混乱と無気力の推移) 文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から 高校の不登校調査は2007年度から実施 2007・2008年度は、不登校状態の継続または継続していた理由 2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査 2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
不登校理由 (公立・私立高校 情緒混乱と無気力の推移) 不登校理由 (公立・私立高校 情緒混乱と無気力の推移) 2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から
いじめられた児童生徒の相談の状況の推移 2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から
「指導の結果、登校または状態の改善ができるようになった児童生徒」に特に効果がある小・中学校の措置(上位7項目) 家庭への働きかけ 学校内の指導・改善工夫 2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から