ミーティング資料 2009/Apr/6 (Mon) 森田.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 構造計算の基礎用語 (材料力学の話) 第4回岐阜建築鉄骨技術交流会 (かんたん構造講義) 第 2 部 その 1 久米構造設計室 久米純一.
Advertisements

第2章 機械の強度と材料 機械の必要条件 ★壊れない ★安全である ★正しく機能する そのためには・・・ ★適切な材料を使う
円形管における3次元骨組解析への適用事例 平成16年9月17日 (株)アイエスシイ 犬飼隆義.
第2章 機械の強度と材料 機械の必要条件 ★壊れない ★安全である ★正しく機能する そのためには・・・ ★適切な材料を使う
設計基礎コース   もう一度学ぶ材料力学の基礎          
外部拘束係数の適用方法 マスコンクリ-トの温度応力研究委員会報告書 外部拘束係数の見直しとCP法の適用範囲拡大 1998年4月.
第10章 焼結体の構造 焼結体の構成:粒子、粒界、気孔 焼結体の物性を左右する微細構造パラメーター:
ミーティング資料 2010/Apr/19 (Mon) 森田.
新コンセプト 熱伝導グリース このグリースにTera-5シートを添付します。 其れをグリース使用前に面に敷き絶縁スペース確保と 熱伝導率向上を狙います。
STJ meeting takuya okudaira.
風成海洋大循環 (準地衡流渦位方程式+エクマン層の力学)
セラミックス 第9回 6月18日(水) セラミックスの物性.
反応性流体力学特論  -燃焼流れの力学- 燃焼の流体力学 4/22,13 燃焼の熱力学 5/13.
東京工業大学    ○ 青木 康平 正 大西 有希 正 天谷 賢治 株式会社アールテック      清水 利恭 小杉 隆司 名古屋大学      礒田 治夫
イソタンシステム 発泡ウレタン断熱・防水システム 特徴 用途 断熱と防水を同時に実現 軽量 工期短縮 結露防止 簡単な屋根補修
3.8 m望遠鏡主鏡エッジセンサ 開発進捗 京都大学 理学研究科 M2 河端 洋人.
アルミ角パイプの 放熱性向上.
コンクリートと鉄筋の性質 コンクリート工学研究室 岩城一郎.
車両工学特論02 タイヤの力学.
耐熱改良オレフィン系シール材 CP-3SHR(開発品)ご紹介
ナノ粒子合成プロセス (流通式反応器) 混合状態 平均粒子径及び分布 の変化 ・速度分布 ・温度分布 ・濃度分布 ・過飽和度分布
埼玉大学 長谷川 靖洋 磁場効果を利用した マイクロワイヤーアレイ構造 エネルギー変換素子の開発 埼玉大学 長谷川 靖洋
第7章 複合材料.
硬化コンクリートの性質 弾性係数,収縮・クリープ
熱伝導グリース このグリースにRad-1シートを添付します。 其れをグリース使用前に面に敷き絶縁スペース確保と 熱伝導率向上を狙います。
ミーティング資料 09/Jun/22 (Mon) 森田.
7.伝熱(1).
ひび割れ面の摩擦接触を考慮した損傷モデル
結晶工学特論 第2回目 前回の内容 半導体デバイス LED, LD, HEMT 半導体デバイスと化合物半導体 種類の豊富さ、直接遷移型、
太陽放射と地球放射の エネルギー収支 温室効果.
Status of target & horn 12th May ’04.
エス・ジー・ケイ 平塚市ふじみ野2-20-1 TEL;
燃焼の流体力学 4/22 燃焼の熱力学 5/13 燃焼流れの数値解析 5/22
ミーティング資料 2009/Apr/13 (Mon) 森田.
DECIGO pathfinderのための 試験マスモジュールの構造設計・解析
材料強度学の目的 機械とは… 材料強度学 外部から力を加えて、人に有益な仕事をするシステム 環境 力 材料 材料の破壊までを考える。
集積回路中における 絶縁膜に加わる熱応力の緩和
Taniguchi Lab. meeting 2004/10/15 Shigefumi TOKUDA
2. 浮上磁場とリコネクション 様々な太陽のジェット現象 -----宮越 2. 対流現象を粒子で追いかける -----野澤
応力(stress, s, t ) 自由物体図(free-body diagram)において、外力として負荷荷重P が作用したとき、任意の切断面で力の釣り合いを考慮すると、面における単位面積あたりの内力が存在する、それを応力といい、単位は、Pa(N/m2) で表す。面に垂直に働く垂直応力、s と平行に働くせん断応力、
View portの窓材 TS LCGT Cryogenics
連続体とは 連続体(continuum) 密度*が連続関数として定義できる場合
バッフル冷却について T. Sekiguchi.
リングの回転成形の 近似3次元有限要素シミュレーション 塑性加工研究室 平松直登 一般化平面ひずみを用い た近似3次元FEM
ミーティング資料 2009/Mar/2 (Mon) 森田.
横国大工 ○鄭 鉉默、五味奈津子、金 洛煕、中津川 博
5.建築材料の力学的性質(2) 強度と破壊 理論強度 実強度 理想的な無欠陥状態での強度 材料は原子の集合体、原子を引き離せば壊れる
微細ショットピーニング加工による 金属部品の機械的特性の向上
遮熱性塗料の断熱性能評価実験  柏原 雅史.
化学量論組成フルホイスラー合金Fe2TiSn焼結体のp型熱電特性
Pr1-xSrxFeO3 (0.1≦x≦0.9) の p 及び n 型熱電特性と磁性
13族-遷移金属間化合物の熱電材料としての応用
La及びY添加した層状熱電変換酸化物Ca349の結晶構造と熱電特性 H.Nakatsugawa and G.Kametani
Bi置換したCaMnO3の結晶構造と熱電特性
曲げを受ける鉄筋コンクリート部材 (状態III)
複雑流動場における物質移行過程の解明を目指した大規模数値計算 :実験計測データとの比較による数値モデルの構築
対象:せん断補強筋があるRCはり(約75万要素)
銀河系とマゼラン雲に共通する ダストの遠赤外輻射特性
実験結果速報 目的 装置性能の向上 RF入射実験結果 可動リミター挿入 RFパワー依存性 トロイダル磁場依存性 密度依存性
スズに埋め込まれたダイヤモンドによる研磨のFEMシミュレーション
1.5層スペースフレームの 接合方法に関する研究
輻射伝搬効果の検証(中) 都丸隆行.
鉄筋コンクリートはりの 曲げ耐力の算出 コンクリート工学研究室 岩城一郎.
大型ホイールのディスク成形における 有限要素シミュレーション 有限要素 シミュレーション 工具と素材形状の最適化 材料の歩留り向上
塑性加工 第2回 今日のテーマ ・応力ーひずみ線図の正しい見方 (ヤング率はなぜ異なるのか?) (引張と圧縮は同じ?)
スケールモデルによる都市表面の熱輸送速度に関する実験
Status Report of Thick GEM Development
熱伝導方程式の導出 熱伝導:物質の移動を伴わずに高温側から低温側へ熱が伝わる現象 対流、輻射 フーリエの法則Fourier’s law:
LCGT Design meeting (2004年4月9日 東京大学 山上会館, 東京)
Presentation transcript:

ミーティング資料 2009/Apr/6 (Mon) 森田

径方向分割コアRCS空洞の寸法入り図

産総研(ターボマシングループ)訪問 エポキシは長期使用に向かない。テフロン、セラミック系樹脂が良い。 よどみを減らすために入口と出口を複数にすると良い。 入口にワイヤーを張ると良い。 乱流は可視化実験で確かめられる。 アクリル製流路をもらった。 PIVを使わせてもらえる。

現行RCSコア 現行MRコア 0.8mmカットRCSコア の熱応力計算

RCSコアの計算はショート板側のコア(一番発熱が大きい)に対するものである。

コアの物性値計算 線熱膨張係数 a b h 縦弾性係数(ヤング率) FINEMET エポキシ 線熱膨張係数 縦弾性係数(ヤング率)

物性値 応力計算 熱計算 割線線膨張率[10-6/K] エポキシ層:60 FRP径方向:23 FRPその他方向:7 コア:16 熱伝導率[W/m/K] コア径方向:0.6 コアその他方向:7.1 エポキシ層:0.2 FRP径方向:0.4 FRPその他方向:0.8 エポキシ層の厚みは0.3mm 参照温度(応力ゼロの温度)は30度 エポキシとFRPの物性値は プラスチック基複合材料を知る事典 (アグネ) を参考にした。 ヤング率[MPa] エポキシ層:3.2×103 FRP:7.8×103 コア:28×103 FRPのヤング率は 径方向:7.6×103 その他方向:8.0×103 ほぼ等しいので等方的と 考えて平均の値 7.8×103 を使う。 ポアソン比 エポキシ層:0.34 FRP:0.32 コア:0.32 コアのポアソン比は 他の金属材料と同等と 考えて0.32を使う。 FRPのポアソン比も 径方向:0.319 その他方向:0.313 ほぼ等しいので等方的と 考えて平均の値 0.316=0.32 を使う。

現行RCSコア ショート板側コアの径方向発熱分布 [m] 発熱量 [W/m3] [m] 発熱量 [W/m3] [m] 発熱量 [W/m3] 0.189 0.1935 0.198 0.2025 0.207 0.2115 0.216 0.2205 0.225 0.2295 0.234 0.2385 0.243 0.2475 0.252 発熱量 [W/m3] 1070000 1060000 1050000 1020000 1000000 977000 950000 920000 887000 848000 810000 777000 [m] 0.2565 0.261 0.2655 0.27 0.2745 0.279 0.2835 0.288 0.2925 0.297 0.3015 0.306 0.3105 0.315 0.3195 発熱量 [W/m3] 746000 718000 689000 664000 642000 623000 604000 586000 571000 555000 539000 522000 508000 493000 479000 [m] 0.324 0.3285 0.333 0.3375 0.342 0.3465 0.351 0.3555 0.36 0.3645 0.369 0.3735 0.378 0.3825 0.387 発熱量 [W/m3] 465000 452000 439000 426000 415000 405000 394000 384000 375000 368000 366000 360000 353000 345000 336000 [m] 0.3915 0.396 0.4005 0.405 0.4095 0.414 0.4185 0.423 発熱量 [W/m3] 326000 315000 302000 287000 270000 251000 227000 201000 ショート板側コアの径方向発熱分布

現行RCSコア X-component of stress 温度分布 35.6℃ 115℃ -12.2MPa 18.5MPa Y X この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 35.6℃ 115℃ -12.2MPa 18.5MPa Y X -12.2MPa 18.5MPa 拡大

現行RCSコア Y-component of stress 温度分布 -8.10MPa 5.89MPa 35.6℃ 115℃ Y X この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 -8.10MPa 5.89MPa 35.6℃ 115℃ Y X -8.10MPa 5.89MPa 拡大

現行RCSコア Z-component of stress 温度分布 -27.5MPa 8.87MPa 35.6℃ 115℃ Y X この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 -27.5MPa 8.87MPa 35.6℃ 115℃ Y X -27.5MPa 8.87MPa 拡大

現行RCSコア XY shear stress 温度分布 -1.65MPa 4.41MPa 35.6℃ 115℃ Y X -1.65MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 -1.65MPa 4.41MPa 35.6℃ 115℃ Y X -1.65MPa 4.41MPa 拡大

現行MRコア カット幅10mmでは磁場分布が一様になるので 発熱も一様(7.5×105 [W/m3])とした。コア1枚当たり 12kWの発熱として考えている。

現行MRコア X-component of stress 温度分布 34.0℃ 92.1℃ -9.56MPa 13.7MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 112.5 400 34.0℃ 92.1℃ -9.56MPa 13.7MPa -9.56MPa 拡大 13.7MPa

現行MRコア Y-component of stress 温度分布 34.0℃ 92.1℃ -5.88MPa 4.65MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 112.5 400 34.0℃ 92.1℃ -5.88MPa 4.65MPa -5.88MPa 拡大 4.65MPa

現行MRコア Z-component of stress 温度分布 34.0℃ 92.1℃ -9.48MPa 15.2MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 112.5 400 34.0℃ 92.1℃ -9.48MPa 15.2MPa -9.48MPa 15.2MPa 拡大

現行MRコア 温度分布 XY shear stress 34.0℃ 92.1℃ -1.72MPa -1.72MPa 4.06MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 112.5 400 34.0℃ 92.1℃ -1.72MPa -1.72MPa 4.06MPa 4.06MPa -1.72MPa 4.06MPa 拡大

0.8mmGap RCSコア ショート板側コアの径方向発熱分布 [m] 発熱量 [W/m3] [m] 発熱量 [W/m3] [m] 発熱量 0.189 0.1935 0.198 0.2025 0.207 0.2115 0.216 0.2205 0.225 0.2295 0.234 0.2385 0.243 0.2475 0.252 発熱量 [W/m3] 646000 659000 666000 676000 652000 632000 617000 606000 599000 592000 585000 577000 568000 558000 549000 [m] 0.2565 0.261 0.2655 0.27 0.2745 0.279 0.2835 0.288 0.2925 0.297 0.3015 0.306 0.3105 0.315 0.3195 発熱量 [W/m3] 540000 532000 525000 517000 510000 503000 496000 488000 481000 474000 467000 461000 455000 450000 445000 [m] 0.324 0.3285 0.333 0.3375 0.342 0.3465 0.351 0.3555 0.36 0.3645 0.369 0.3735 0.378 0.3825 0.387 発熱量 [W/m3] 441000 437000 434000 430000 427000 423000 418000 414000 409000 404000 400000 395000 391000 386000 381000 [m] 0.3915 0.396 0.4005 0.405 0.4095 0.414 0.4185 0.423 発熱量 [W/m3] 378000 376000 379000 387000 403000 373000 324000 264000 ショート板側コアの径方向発熱分布

0.8mmGap RCSコア 温度分布 X-component of stress 33.5℃ 82.7℃ -7.45MPa 11.6MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 33.5℃ 82.7℃ -7.45MPa 11.6MPa -7.45MPa 11.6MPa 拡大

0.8mmGap RCSコア 温度分布 Y-component of stress 33.5℃ 82.7℃ -5.04MPa 3.66MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 33.5℃ 82.7℃ -5.04MPa 3.66MPa -5.04MPa 拡大 3.66MPa

0.8mmGap RCSコア 温度分布 Z-component of stress 33.5℃ 82.7℃ -12.9MPa 6.47MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 33.5℃ 82.7℃ -12.9MPa 6.47MPa -12.9MPa 拡大 6.47MPa

0.8mmGap RCSコア 温度分布 XY shear stress 33.5℃ 82.7℃ -1.03MPa 2.74MPa この面に熱伝達係数500[W/m2/K], 30℃ 177.5 425 33.5℃ 82.7℃ -1.03MPa 2.74MPa -1.03MPa 拡大 2.74MPa