遠隔ロボットを用いた災害時マルチメディア情報収集技術の研究

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遠隔ロボットを用いた災害時マルチメディア情報収集技術の研究 吉田和哉(東北大) 清川清,八木康史(阪大) 大野浩之(情報通信研究機構) 足立忠司,齋藤浩明(IHIエアロスペース) 田中紘幸(映蔵)

遠隔ロボットを用いた災害時マルチメディア情報収集技術の研究 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度 産学官連携先端技術開発 平成15年度採択 吉田和哉(東北大) 清川清,八木康史(阪大) 大野浩之(情報通信研究機構) 足立忠司,齋藤浩明(IHIエアロスペース) 田中紘幸(映蔵)

本研究で目指すもの 非常時通信 アドホックネットワークの構築 衛星通信実験 移動探査ロボットの遠隔操縦 拡張現実感を用いたデータ表示 広域自然災害(震災)被災地における初動情報集活動において,上記の要素を有機的に結合し,有効に機能させるための技術開発を行う.

研究のバックグラウンド (東北大)

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研究のバックグラウンド (NICT,阪大・清川) Mixed Reality Meeting Room 探査ロボットからのさまざまな情報が刻々と壁面パネルに表示される. 注視エリアを指定すると3Dに再構成された画像がVR提示される.

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研究のバックグラウンド (技術試験衛星VIII型)

本研究で目指すもの 非常時通信 アドホックネットワークの構築 衛星通信実験 移動探査ロボットの遠隔操縦 拡張現実感を用いたデータ表示 広域自然災害(震災)被災地における初動情報集活動において,上記の要素を有機的に結合し,有効に機能させるための技術開発を行う.

操縦卓 災害現場

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