燃焼の流体力学 4/22 燃焼の熱力学 5/13 燃焼流れの数値解析 5/22 反応性流体力学特論 -燃焼流れの力学- 燃焼の流体力学 4/22 燃焼の熱力学 5/13 燃焼流れの数値解析 5/22
燃焼の熱力学 ・熱と物質の収支 ・反応速度 物質拡散 化学種の流出 化学種の流入 化学種の濃度変化 熱の流出 熱の流入 温度変化 温度拡散 反応後端 反応前端 既反応 流体 未反応 流体 ⊿x/⊿t=反応の移動速度 化学反応帯 ⊿tの間に反応が 終わった空間 = ⊿x’ ⊿tの間に反応が ⊿x = 始まった空間
反応流れの基礎式 連続の式 運動量の式 エネルギー式 + 状態方程式 + 化学種の式 アレニウス則 化学反応
エネルギーの輸送方程式 (ha = h+v2/2) 内部エネルギー エンタルピー 全エンタルピー 化学エンタルピー流束 Dufour 効果 (比熱Cpが化学種、温度に因らず一定のとき)
反応と自由エネルギー 時間経過 断熱火炎 エンタルピー: H=E+PV ⇒ dH=(TdS-PdV)+d(PV)= TdS+VdP Mixture fraction 混合分率 断熱火炎 Temperature Density 時間経過 エンタルピー: H=E+PV ⇒ dH=(TdS-PdV)+d(PV)= TdS+VdP ・(化学)エンタルピーと元素質量(モル量)は保存される 自由エネルギー: G=H-TS ⇒ dG=(TdS-VdP)-d(TS) = -SdT+VdP ・自由エネルギーが最小となる方向に反応は進む
燃焼流れのモデル typical burner flame premixed flame diffusion flame temperature distance along streamline typical burner flame fuel air premixed flow Inner flame outer Stream lines diffusion layer pre-heated layer reaction layer oxygen fuel burnt gas flame propagation reaction range unburnt gas diffusion diffusion premixed flame (inner flame) diffusion flame (outer flame)
火炎解析へのアプローチ –2つの燃焼形態と火炎面追跡モデル- 火炎解析へのアプローチ –2つの燃焼形態と火炎面追跡モデル- 反応帯 酸化剤濃度 燃料濃度 拡散層 拡散 反応帯 既燃ガス温度 未燃ガス温度 伝播 予熱帯 拡散火炎 例:ろうそく、ライター 燃料と酸化剤の混合面における燃焼 燃焼反応は混合律速 火炎に伝播性はない。 火炎特性(火炎面など)を表現する関数 混合分率、混合分率の拡散係数 予混合火炎 例:ブンゼンバーナ、ガスコンロ 混合比の定まった予混合ガスの未燃、既燃ガス界面における燃焼 火炎は伝播性を持つ 反応は温度律速 火炎特性(火炎面など)を表現する関数 反応進行度、火炎伝播速度
拡散燃焼流れ 瞬時温度分布 予混合燃焼流れ
拡散燃焼における基本的流れ場 ジェット 混合層 対向流 など
予混合燃焼の基本的流れ場 保炎 伝播火炎 Lift-up flame recirculation zone (velocity) Instantaneous Temperature Averaged Temperature Lift-up flame Pilot flame 安定火炎 振動火炎
熱・物質移動に関係する無次元数 Nusselt数 h:熱伝達係数 Prandtl数 ν:動粘性係数 Schmidt数 D:物質拡散係数 Lewis数 α:温度拡散係数
化学反応に関係する無次元数 乱流Damköhler数 (第1)Damköhler数 tr:流れの特性時間 Karlovits数 予熱帯厚 tc:反応の特性時間 Karlovits数 予熱帯厚 燃焼速度:S 乱流Damköhler数 l :乱流長さスケール u’:速度変動、δ: 火炎厚さ