科学・技術と社会 ◎科学・技術: 現代社会の基礎; 人類の物質生活を豊かにするもの ◎貧しい時代・社会での科学・技術観の例: 宮沢賢治の科学・技術観; 「グスコー・ブドリの伝記」(1931年) (火山の人工爆発 ⇒ CO2噴出 ⇒ 冷害防止; 温暖化を扱った最初の文学?) ●科学・技術こそが、災害を防ぎ、つらい労働を楽にし、生活を豊かにする ◎戦後の貧しい時期: 科学・技術への期待大 世界各地の古い民話・伝説・童話: 極貧、飢餓の存在
科学・技術の貢献例 ◎ 科学・技術への期待: 貧しい時代・場所でほど大 現今: 産業競争力の観点; 戦争直後とは熱気の差大 ◎ 科学・技術への期待: 貧しい時代・場所でほど大 現今: 産業競争力の観点; 戦争直後とは熱気の差大 ● 産業革命で人口急増が可能 マルサス(18C):人口増による飢餓の発生を予告 食料生産技術の進歩: 7倍に増えた人口を扶養 ● 過去百年: 人口 3.5 倍、 穀物消費 7.5倍、 エネルギー消費 20倍 ● アンモニア合成技術がないと: 食料生産は4割減; 20ー30億人の餓死者 ● 日本人の平均寿命: ここ50年で30年伸びた
世界の現状と科学・技術 ◎ 問題点: 収入が 1日に1$/日以下: 13億人 慢性的な飢え: 8億人/66億人 地球温暖化、水不足、食料生産の減少などの予測 ⇒ 科学・技術の更なる発展が必要 ◎ 科学・技術の2つの側面 ① 科学・技術: 生産力の核心をなすもの ⇒富と利潤を生み出す力 ⇒豊かな国で発達し、さらに豊かにする ⇒ 貧富の格差を拡大 ② IT技術と輸送技術の発達 ⇒ 経済のグローバル化 ⇒ 先進国の資本と技術の途上国への移転 ⇒ (教育水準が高いと) 富の平準化 ※ グローバル化 ⇒ 「フラット化する世界」(T. フリードマン) ◎ 科学・技術の発展と政治の組合せで、諸問題を解決
世界の人口と富の分布
慢性的な栄養不足の人口 FAO(06) 8億5千4百万人が慢性的な栄養不足