レポート課題#1の考え方 2010年9月30日(10月1日追加版) 藤田 健
このファイルの役割 今日のゼミで「レポート#1」の課題を提示しましたが、設問2,3についていくつか質問がでました。 どう考えて整理すればよいのか、図解しましたので、レポート作成の参考にして下さい。
レポート#1 課題 レポート課題:以下の3つの設問に答えるように、チームのメンバーで話し合って内容を詰めてから、レポートを作成し、提出してください。 プロジェクトの目標を達成するために、「チームとしての目標」を設定してください。具体的にチームで話し合って、①どのようなアウトプット・成果を出したいか,②どのようなチームを作りたいかを話し合い、合意したものをレポートに書いてください。 プロジェクトの目標達成に向けた①週単位のおおまかなスケジュール(週ごとに何をするのか,締切はいつか),②ゼミ以外の時間に会う日程の確保,③トラブル発生時の対処方法,④チーム内での役割分担・責任者を整理し、文章や図で説明(次のスライド4を確認)してください。 チーム内の誰がパソコンのスキルや思考技術を持っているかを示す「一覧表」を作成して下さい(2枚あとのスライド5)。ただし、誰もスキルや技術を持っていない項目があれば、勉強スケジュールを作り、レポートに書いておいて下さい。 締切:10月5日(火)正午まで,分量:A4用紙2~3枚程度 提出方法:教員3人宛にメールで提出すること メルアド:asahi, hidetomo, fujitat (以下@yamaguchi-u.ac.jp) 不明な点は、藤田宛にメール等で質問すること。 ①はチームビルティング,②段取り,③スキル管理 2010/9/30 (C)山口大学 藤田 健
チーム内の役割分担と責任者 ①業務横断的に必要となる役割を決める(横軸) ②チームがおこなう業務ごとに責任者と役割を決める(縦軸) ③いずれも、得意な人・やってみたい人が引き受けること。 業務1:パッケージ 商品のアイデア導出 業務2:マーケ ティング・リサーチ 業務3:チラシデザ インとプレゼン作成 1週 2週 3週 4週 5週 6週 7週 8週 9週 (横軸)→ チームリーダー:Bさん(すでに決まっている) 書記:Dさん (書記は業務ごとに決める、というチームもありました。) 責任者:Aさん 責任者:Bさん(設計) サブ:Cさん(分析) 責任者:Aさん(チラシ) サブ:Dさん(プレゼン) ↓ (縦軸) ↓ (縦軸) ↓ (縦軸) 2010/9/30 (C)山口大学 藤田 健
チーム内のスキル・能力の一覧表 検討する点(各自考えて下さい) Aさん Bさん Cさん Dさん Word ○ Excel △ × P.Point Publisher Illustrator Photoshop 美術 写真 論理 検討する点(各自考えて下さい) メンバーはそれぞれどのソフトが使えるのか。 メンバーの特技・好きなことは何か。 メンバーが自覚している弱みは何か。 チームにあった方がよいスキル・能力は何か。 以上のポイントについて、各自がまとめてきて発表する。他薦も可。それを表にまとめれば良い。 「論理思考」は、大学の授業のように論理一貫した話が好きか,数学的思考が好きor得意かなどで判断して下さい。数学好きなら論理思考の出来る人が多い傾向にあります。 2010/9/30 (C)山口大学 藤田 健
レポート作成時の注意事項 社会の「仕事」では、評価する人が期待した水準を上回ることが求められます。みなさんが作った成果物であるレポートは“他者満足水準”で評価されます。 学生の“自己満足水準”である「出せばいいんだろ、出せば」という発想では、まったく評価されません。 スライド4・5で示した説明は、すべて期待される水準を「例示」したものです。ですから、みなさんのレポートは、スライド4・5の水準を超えるものでなくてはなりません。 とくにスライド5の「美術」「写真」などの能力は架空の能力ですから、例示に惑わされないように注意してください。チーム内で話し合って検討した結果、必要と思われるスキル・能力を加えて、表にして下さい。 今回のレポート#1では、「ゼミ=仕事」という関係において、(1)どれだけ真摯に「仕事」と向き合い、(2)「他者を満足させる水準の成果物を出せるか」を評価しています。
チラシづくりのソフトについて ライトなものは「Microsoft Publisher」 ただし、使い方を説明した本がほとんどない。 独学で、使いながら覚えるしかない。 本格的なソフトは「Adobe Illustrator」 使い方次第で、とてもきれいなチラシができる。 使い方を説明した本はたくさんあるが、使えるようになるまで少し時間がかかる。けど、できるようになると、質の高いチラシが作れる。 早めに勉強にとりかかるなら、コチラがよいかも。 いずれのソフトも「メディア基盤センター」に入っているので、センターの事務所に行ってどのパソコンで使えるのかを尋ねて下さい。 2010/9/30 (C)山口大学 藤田 健