マンキュー経済学 I ミクロ編 PowerPoint® Lecture Presentation to accompany

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マンキュー経済学 I ミクロ編 PowerPoint® Lecture Presentation to accompany N. Gregory Mankiw Prepared by Mark P. Karscig, Central Missouri State University.

1 イントロダクション

1 経済学の十大原理

経済…Economy. . . . . .経済という言葉は、中国語の経世済民という言葉(世の中を治め、民の苦しみを救うこと)から来ている。

経済学の十大原理 一つの家計と一つの経済はたくさんの決断する機会に直面している: 誰が働く? どんな財をどのくらい生産すればよいのか? 生産においてはどんな資源を使用したらよいのか? どんな価格で財は売ったらよいのか?

経済学の十大原理 社会と希少な資源: 社会の資源は希少であるために、資源を運営・管理することは重要である。 希少さ(Scarcity). . . が意味する事柄は、社会が限られた資源を持っていて、そのために、人々が持ちたいと思う全ての財やサービスを生産することができないということである。

経済学(Economics)とは、社会がどのように希少な資源を運営・管理するかを学び考える学問・教科である。 経済学の十大原理 経済学(Economics)とは、社会がどのように希少な資源を運営・管理するかを学び考える学問・教科である。

経済学の十大原理 どのように人々は意思決定を行うか。 人々はトレードオフに直面している。 何かを得る為に諦めなければならないものこそが、その何かの費用(コスト)である。 合理的な人々は限界的な部分で考える。 人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する。

経済学の十大原理 人々はどのように影響しあうのか。 交易(取引)はすべての人々をより豊かにする。 通常、市場は経済活動を組織する良策である。 政府は市場のもたらす成果を改善できることもある。

経済学の十大原理 経済は全体としてどのように動いているかに影響を与える、力と傾向。 一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している。 政府(中央銀行)が紙幣(銀行券)を印刷しすぎると、物価が上昇する。 社会は、インフレーションと失業率の短期的トレードオフに直面している。

第一原理:人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している。 「無料の昼食といったものはどこにもない!」“There is no such thing as a free lunch!”

第一原理:人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している。 自分の好きな何かを得るためには、たいてい別の何かを手放さなければならない。 大砲かバターか。 食料か衣料か。 余暇時間か仕事か。 効率(Efficiency)か衡平(Equity)か。 意思決定をするということは、一つの目標と別の目標とのトレードオフを意味する。

第一原理:人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している。 効率(Efficiency)か、衡平(Equity)か。 効率(Efficiency) が意味することは、社会がもつ希少な資源からできるだけ多くのものを得るということである。 衡平(Equity) が意味することは、それらの資源から得られる便益(benefit)が、社会の構成員に公正に配られる(分配される)ことである。 9

第2原理:あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である。 意思決定にあたっては、行動の各選択肢の費用と便益を比較することが必要である。 大学に行くか、働くか? 勉強するか、デートに行くか? 授業を聞くか、寝るか? あるものを獲得するために放棄したもののことを、そのものの機会費用( opportunity cost) と呼ぶ。 10

第3原理:合理的な人々は限界的な部分で考える。 限界的な変化(Marginal changes) とは、既存の行動計画に対する、微小かつ微増の調整のことである。 限界原理とは、限界的な変化に伴う費用と便益を勘案することにより、最も望ましい行動を決定するという考え方である。 人々は、限界原理によって、費用と便益を比べて意思決定を行う。 11

第4原理:人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する。 費用や便益が変われば、人々の行動も変化する可能性がある。 代替案の限界的な便益がその限界的な費用を上回った時に、その代替案を選ぶ可能性が出てくる。(りんごと梨) 12

開発におけるインセンティブの役割を強調した良書の推薦

第5原理:交易(取引)はすべての人々をより豊かにする。 人々は、お互いに取引できることから利益を得ている。 競争は、お互いに取引からの利益をもたらす。 交易(取引)は、人々が得意分野の専門家になることを可能にする。 15

第6原理:通常、市場は経済活動を組織する良策である。 市場経済( market economy) とは、数多くの企業と家計が、財とサービスの市場において影響しあうなかで、それぞれに分権的な意思決定を行うことによって資源の配分が決定される経済のことである。 家計は、何を買うか、誰のために働くかを決定する。 企業は、誰を雇うか、何を生産するか決定する。 16

第6原理:通常、市場は経済活動を組織する良策である。 経済学の始祖であるアダム・スミス(Adam Smith)によれば、家計と企業は、あたかも「見えざる手」に導かれるように市場において影響しあっている。 家計と企業は何を買うか何を売るかを判断する際に、価格を見て決定しているので、彼らは無意識のうちに自分たちの行動の社会的費用を考慮に入れていることになる。 その結果、価格は、個々の意思決定主体を、社会全体の厚生を最大化するような結果へと導く。 16

第7原理:政府は市場のもたらす成果を改善できることもある。 市場の失敗(Market failure) が起きるのは、市場が資源を効率的に配分できないときに起こる。 市場が失敗するときには、政府は効率と衡平を推進するために介入することができる。 17

第7原理:政府は市場のもたらす成果を改善できることもある。 市場の失敗は以下のような場合におこることがある。 外部性( externality) 一人の行動が、無関係な人の福祉(暮らし向き)に影響を与える場合。 市場支配力(market power) 一人の個人もしくは企業が市場価格を不当に左右できる能力のことである。 18

第8原理:一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している。 生活水準は、いろんな異なる方法で測定することができる。 個人の所得を比較するというやり方。 一国の生産の市場価値全体を比較するというやり方。 21

第8原理:一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している。 生活水準のほとんどすべての違いは、その国の生産性の違いによって説明することができる。 生産性(Productivity) とは、労働者一時間の労働によって生産される財とサービスの量のことである。 21

第9原理:政府が紙幣を印刷しすぎると、物価が上昇する。 インフレーションとは、経済のおける物価の上昇のことである。 インフレーションのひとつの原因は、貨幣量の成長である。 政府(中央銀行)がたくさんの紙幣(銀行券)を印刷すると、貨幣の価値は低下する。 23

第10原理:社会はインフレーションと失業率の短期的トレードオフに直面している。 フィリップス曲線というものがあり、これはインフレーションと失業のトレードオフ関係を示している。 òインフレーション ð ñ失業 これは短期的なトレードオフです。 24

要約 人々が意思決定を行うときには、人々は様々な目標の間のトレードオフに直面している。 どのような行動の費用も、失われた機会によって測らなければならない。 合理的な人々は、限界的な費用と限界的な便益を比較して意思決定を行う。 直面するインセンティブ(誘因)に反応して人々が行動を変化させる。

要約 貿易は相互に利益をもたらす。 通常の場合は、市場が人々の間の取引を組織する良策である。 市場の失敗が生じていたり、市場の成果が不公平である場合には、市場のもたらす成果を改善できる可能性が政府にある。

要約 生産性が生活水準の最終的な決定要因である。 貨幣量の増大がインフレーションの根源的な一原因である。 社会はインフレーションと失業のトレードオフに直面している。