~ゲームによる暴力性と社会性の変化はあるか~ ゲームが人間に与える影響 ~ゲームによる暴力性と社会性の変化はあるか~
暴力性が向上する、攻撃性が向上するという結論が出ている。 しかし、これまでに行われてきたほとんどの先行研究では、調査方法に穴がある! 先行研究ではテレビゲームをやると・・・ 暴力性が向上する、攻撃性が向上するという結論が出ている。 しかし、これまでに行われてきたほとんどの先行研究では、調査方法に穴がある! (アンケートでの聞き方や、調査すべき質問項目の欠落など)ということで・・・ この研究をやってみよう!
問い ゲームの影響により、人間の 攻撃性や社会性が変化するか ゲーム要因 RPG説 ギャルゲー説 人間要因 熱中度説 爽快感説 ゲーム時間説 性格説
ゲームが人間を攻撃的にする ではその仮説は? 環境要因 人数説 アルバイト説 複合要因 社会性・ジャンル説 など
仮説を構築するときには、 プロセスが大切 例えば、RPG説 自分は正義だ、悪には暴力は許される! という認識が、生まれてしまう その認識を現実世界に持ち込んでしまい、攻撃的な人間になる、という仮説
プロセスがないと 仮説としては成り立たない 例えば、爽快感説 →テレビゲームで爽快感を感じる人・・・ ゲームをすることによりストレスを解消できる それならゲームで爽快感を感じる人は、攻撃性は低下するはず、という仮説 このようにしてプロセスを示すことが重要
では仮説の検証はどうするか それぞれの仮説に対して、決定的実験を行うことで、仮説を検証する 例えば、人数説→ 一人でテレビゲームをやる場合、コンピュータと向向き合う形になる。 しかし、二人以上でテレビゲームをやる場合、 相手と会話などのコミュニケーションをとることができる。そのため、一人でやるよりは、攻撃的にはならないのでは、という仮説
人数説なら・・・ 一人でゲームをやることが多い人と、複数でゲームをやる機会が多い人とで、攻撃性と社会性を比較する 一人でゲームをやることが多い人と、複数でゲームをやる機会が多い人とで、攻撃性と社会性を比較する という風な決定的実験を考えて、アンケートに組み込む。真理表を作成するとわかりやすい。 ・アンケートでは・・・ すべての仮説を検証するため、アンケートに漏れがないか、きちんと自分が聞きたいことが聞けているかを確認することが最も重要。