広島県 太田川の自然 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
太田川の生き物 太田川上流部には、アマゴ、カジカガエルなどのたくさんの生物が生息しています。オオサンショウウオや、ゴギといった希少生物もいます。ゴギは、広島県北東部の一部河川(かせん)で県の天然記念物に指定され、中国山地の渓流(けいりゅう)でのみ生息する淡水魚(たんすいぎょ)でその体長は約30cmとなります。 太田川の中流では、内水面漁業が行われていた、アユやシジミ、モクズガニなどがとられています。 太田川の河口部(かこうぶ)は川からの砂(すな)や泥(どろ)の堆積(たいせき)によってデルタ地帯を形成し、川は感潮域(かんちょういき)となっています。そのため満潮時(まんちょうじ)には、海水が河口(かこう)から上流に向かって逆流(ぎゃくりゅう)します。したがって太田川の下流域(かりゅういき)では海水と淡水(たんすい)がまじりあい複雑(ふくざつ)な生態系(せいたいけい)となっています。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
川と虫 空き缶(かん)の底に、密(みつ)をしみこませた綿(わた)を置きます。それを川原の砂(すな)の中に埋(う)めておきます。そうすると密(みつ)のにおいにさそわれた虫が、缶(かん)の底に落ちているのを捕(つか)まえることができます。季節をかえたり、夜だけにしたり、いろいろ条件(じょうけん)を変えてみると、また違(ちが)った種類の虫の観察(かんさつ)ができるかもしれません。 川の中の生物 川には、魚類のほかにも、ホタルの幼虫のえさになるカワニナのような貝類、サワガニ、モクズガニなどの甲殻類(こうかくるい)、ヤゴ(トンボ)などの昆虫類(こんちゅうるい)の幼虫(ようちゅう)など様々な生き物が生息しています。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
川原などの川の水辺に生育する植物にはどのようなものがあるの? 川の植物の生育地が森林や草原などと異(こと)なる大きな特徴(とくちょう)は、川のなかが常(つね)に安定した環境(かんきょう)ではないという点にあります。 川に生育する植物の生育環境(せいいくかんきょう)は、川の流れの影響(えいきょう)の程度(ていど)に応(おう)じて、「水域(すいいき)」、「不安定帯」(低水敷(ていすいじき))、「半安定帯」、「安定帯」(堤防(ていぼう))に区分されます。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
かんちょうかせん 感潮河川に生息する貝類 感潮河川(かんちょうかせん)には、さまざまな貝類が生息しています。また、塩分(えんぶん)の濃度(のうど)により生息する種類もさまざまです。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
ひがた せいたい 干潟の生態 干潟(ひがた)の生態系(せいたいけい)は、豊富(ほうふ)な生物量に支(ささ)えられて形成されています。干潟(ひがた)における生産者は、光合成により増殖(ぞうしょく)する独立栄養細菌(どくりつえいようさいきん)、植物プランクトン、底生藻類(ていせいそうるい)、アオノリ、アオサなどの海草類があります。沖合(おきあ)いの生態系(せいたいけい)では植物プランクトンの果たす役割(やくわり)が大きいが、干潟(ひがた)においては底生藻類(ていせいそうるい)や海草類の役割(やくわり)が大きいことが特徴(とくちょう)です。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
水辺の鳥 川の水辺は、”野鳥の宝庫(ほうこ)”といわれるように、多くの種類の鳥が生息しています。これは、水辺の環境(かんきょう)が鳥にとってすぐれた生息条件(せいそくじょうけん)を多く備(そな)えているからです。 上流から下流まで、それぞれの環境に応じた種類の鳥がいます。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
カキ養殖 太田川が流れこむ河口(かこう)のデルタ周辺海域(しゅうへんかいいき)では、古くから天然のカキがとれました。太田川が流れ込(なが こ)む広島湾(ひろしまわん)は、たくさんの島や岬(みさき)に囲まれた海域(かいいき)であるため、波はおだやかで、カキの種苗(しゅびょう)やプランクトンが湾(わん)外に流出しにくく、また、太田川からはカキの餌(えさ)となる植物プランクトンの増殖(ぞうしょく)に必要な窒素(ちっそ)、リンなどの豊富(ほうふ)な栄養塩(えいようえん)が供給(きょうきゅう)されてカキの生育に適(てき)した条件(じょうけん)を備(そな)えています。 今から約320年前、延宝元年(えんぽうがんねん)(1673)小林五郎左右衛門(こばやしごろうざえもん)(小西屋五郎八(こにしやごろうはち))が、この広島湾(ひろしまわん)でカキの養殖(ようしょく)を始めたと記録が残っています。その当時の養殖方法(ようしょくほうほう)は、ひび立て養殖法(ようしょくほう)という初歩的なものでした。 ●ひび建て養殖法(ようしょくほう) 竹や雑木(ぞうぼく)を干(ひ)がたに建て、かきを付着させ、成育を待って収穫(しゅうかく)する方法。収穫(しゅうかく)までそのまま養殖(ようしょく)する方法と、途中(とちゅう)でかきを落して、地蒔(ま)き養殖(ようしょく)を行ない収(しゅう)かくする方法があります。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
川の水をどうやって飲める水にするの? ¥¥¥ 私(わたし)たちの飲み水は、川の水(71%)と地下水(26%)がおもな水源(すいげん)となっており、川の水は最も貴重(きちょう)な飲み水となっています。 人が住んでいない山地の渓流水(けいりゅうすい)などを水道水源(すいどうすいげん)として利用する場合は、ふだんは病原菌(びょうげんきん)による 感染(かんせん)を防(ふせ)ぐための塩素消毒(えんそしょうどく)のみで各家庭に送られています。しかし、大半の水道水源(すいどうすいげん)となる川の流域(りゅういき)には人が住み、様々な活動が営(いとな)まれていて、水質汚濁(すいしつおだく)が進行しているため、浄水場(じょうすいじょう)でいろんな処理施設(しょりしせつ)を組み合わせた浄水処理(じょうすいしょり)を行い、水道用水(すいどうようすい)として各家庭に送(おく)られています。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
川の水をきれいにするには 家庭でできるきれいな水への取り組み 川は、人間社会の発達とともに人為的(じんいてき)な汚(よご)れが多く生じています。そのため、普段(ふだん)の生活の中でも、たとえば、油を流さない、合成洗剤(ごうせいせんざい)を使わないなど、汚(よご)れた水を流さないように努力することは、きれいな水を保(たも)つためにとても大切なことです。 出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ
出典 国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所 のホームページ 国土交通省中国地方整備局 太田川河川事務所 〒730-0013 広島市中区八丁堀3番20号 TEL:082-221-2436 FAX:082-221-3245 E-mail ootagawa@cgr.mlit.go.jp