自己評価班 「自己評価手法の比較分析」 総合政策学部2年 田中清隆! 総合政策学部2年 平井里沙! 総合政策学部3年 佐久間祐司 総合政策学部2年 田中清隆! 総合政策学部2年 平井里沙! 総合政策学部3年 佐久間祐司 総合政策学部3年 菅野谷純! 環境情報学部3年 大野亜紗子 環境情報学部4年 鳥海希世子
研究背景 非営利組織における自己評価の意義 ・自己評価の発想がなかった ・曖昧にされがちな「成果」 ・組織内の意識共有 ・アカウンタビリティ 問題点 ・現状では発展段階 ・日本仕様の必要性 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
研究目標 「現存する自己評価環境でいかに効果的な 非営利組織の自己評価を実現するか」 「現存する自己評価環境でいかに効果的な 非営利組織の自己評価を実現するか」 具体的手法 ①自己評価手法の種類 ②自己評価のプロセス実践 ③使い易さと効果の比較 ④特徴の分析、組織と評価手法のマッチング ⑤組織形態ごとの評価手法選択の基準 ⑥評価手法の改善点と要素を抽出、分析 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
研究方法 組織の視点から自己評価手法を評価・分析 研究対象 「非営利組織の『自己評価手法』新版」(P.F.Drucker) 「NPO 経営のためのチェックリスト」(武藤泰明) 「組織評価システム2001」(評価みえ) 評価を持ち寄り ディスカッション ・評価手法の特徴 ・団体ごとの適切度 各自質問項目ごとに 5段階の評価を実施 ・質問内容の理解度 文言の容易さ ・質問意図の理解度 ・質問の必要性 ・新たな発見の有無 結果数値を集計、 特徴を可視化 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介1: 竹の会 目的 市民に知的興奮を与える場(イベント)と 社会の先を見る目を養う機会を提供する。 目的 市民に知的興奮を与える場(イベント)と 社会の先を見る目を養う機会を提供する。 設立 1983年(2002年5月NPO法人化) 組織 5人のスタッフによるチーム 特徴 個人型 元代表のワンマン色が残る。 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 外 △ 50 80 × ○ 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介2: 湘南市民TV局 目的 映像を媒介として市民の視点で送り手と 受け手を繋げる地域活性化を目指す。 設立 2003年4月 目的 映像を媒介として市民の視点で送り手と 受け手を繋げる地域活性化を目指す。 設立 2003年4月 組織 総会(月)と運営委員会(週)で体系を議論 代表、運営局、編成局、事務局に分けたい 特徴 地域+事業型 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 外 × 100 130+ ○ 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介3: 慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部同窓会 目的 同窓会を通じた:中高時代の仲間との 繋がり、母校への貢献、社会への貢献 設立 1999年 組織 役員7名、各クラス幹事計100名、 運営委員20名、会計、会計監査 特徴 組織型 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 内 △ 100 1800 ○ 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介4: Miyagino Project Team 目的 高校生への卒業後の世界を覗く機会 (イベント)の提供、ネットワークの構築 設立 2001年12月 組織 チーフ1名、サブチーフ1名 特徴 個人型 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 内 × 100+ ○ 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介5: イルミネーション湘南台 目的 市民参加型の継続的なイベントを行い、 参加の機会を提供することで湘南台に 愛着をもってもらう 目的 市民参加型の継続的なイベントを行い、 参加の機会を提供することで湘南台に 愛着をもってもらう 設立 2000年11月 組織 事務局、各種事業部会、イベント部会、 会計、監査 特徴 地域+組織型 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 外 △ 100 1000+ ○ × 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
組織紹介: まとめ 組織 顧客 時間 予算 人数 技術 競争 スポンサー 規約 共有 竹の会 外 △ 50 80 × ○ 湘南TV × × 100 130+ ○ 同窓会 内 100 1800 MPT 内 0 100+ イルミ 1000+ 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
評価手法1: 「非営利組織の『自己評価手法』新版」 目的 組織の指名と目的を確認、ニーズと実績を 比較することで改善方法を探る。相互理解と 共通認識を形成する。 特徴 理論が体系的、方法論が本格的 外部環境に目を向け、内部を見直す 概要 1)われわれの使命は何か? 2)われわれの顧客は誰か? 3)顧客は何を価値あるものと考えるか? 4)われわれの成果は何か? 5)われわれの計画は何か? (全て記述) 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
評価手法2: 「NPO経営のためのチェックリスト」 目的 民間企業の経営手法をNPOに取り入れる 特徴 企業的な視点(技術、競合相手、スポンサー) 概要 理念(1) 受益者と働きかけの対象(2) 理念と受益者、働きかけの対象の整合性(1) 顧客に提供している価値、機能(1)、 技術(2)、競争相手(3)、 成果と測定指標(3)、ボランティア(3)、 スポンサー(5)、経営組織(3) (記述、表埋め2問、チェックボックス1問) 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
評価手法3: 「組織評価システム2001」 目的 中心的に関わる役員とスタッフが、組織の 健全化を図るための内部評価 目的 中心的に関わる役員とスタッフが、組織の 健全化を図るための内部評価 特徴 質問全てが5点満点の得点式 最終的に結果を数値化、レーダーチャート 簡便だが点数配分が適切でない可能性 概要 A.ミッション(活動理念) B.プロセス・マネジメント C.予算管理 D.スタッフ・マネジメント E.情報収集と活用 (全て点数式) 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14
結論 難解 容易 「非営利組織の成果 重視マネジメント」 「NPOの一歩進んだ経営」 「評価みえ」 「非営利組織の成果 重視マネジメント」 「NPOの一歩進んだ経営」 「評価みえ」 自己評価の思想の浸透 していない日本の非営 利組織にはまだ適応さ せるのは難しい 負担はかかるが気づき は多い 特に事業型組織に適切 どのような非営利組織 においても使用可能 手軽であるが気づきは 少ない 金子研究プロジェクト 自己評価班 最終報告 2003/07/14