1.新ISS組立てシーケンス 2.MAXIのシャトル打上げについて

Slides:



Advertisements
Similar presentations
身の回りの IT 情報科教育法 後期 10 回 2004/12/18 太田 剛. 目次 1. 最終提出の確認 2. ルータの説明 ( 先週の続き ) 3. 身の回りの IT 1/8 の授業は情報科教員の試験対策です。
Advertisements

SIB2/GSTOS(Spacecraft Information Base version2/Generic Spacecraft Test and Operations Software) の開発状況 西村佳代子、松崎恵一、宮野喜和、 宮澤秀幸、高木亮治、永松弘行、 長木明成、福田盛介、山田隆弘、馬場肇.
ガセットプレートの欠陥 Carl R. Schultheisz.
提案書フォーマット(1/4) 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) 「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」
EDC(Electronic Data Capturing) システムの紹介
インターネット災害訓練 1998・1・23 Lifelineワーキンググループ.
2000年 3月 10日 日本電信電話株式会社 三菱電機株式会社
MACFT 2005 Meeting カラー!? MACFT project team.
社会福祉法人の財務諸表等開示システムの概要等①
5.実証実験を終えて.
川口則幸教授 退任記念ワークショップ 日通機における 電波天文機器の開発 2014年6月3日 日本通信機株式会社 武井 健寿.
磁気トルカ較正試験結果 宇宙機ダイナミクス研究室 D2 宮田 喜久子.
電子社会設計論 第11回 Electronic social design theory

「商品価値の創造」と「創意的リサイクル」 を追求し続けます。
FPGAを用いたMG3用 インターフェース回路の解説
2-4.道路施設の詳細耐震点検について (第2回報告事項)
橋梁の許容荷重評価 Dan Walsh.
MIRS2010 第4週.
サイエンスCLUB NEWS 日本科学未来館に行ってきました。 学校農園 2012/7/25 vol.3
政府情報システムのコスト削減の 取組状況について
GIS等インターフェースの標準化について
Android端末によるロボット制御とその評価
新学習指導要領説明会 技術・家庭(技術分野) 内容の数が2から4へ  ・改善の基本方針  ・内容の解説  ・指導計画の作成.
スペースシャトル~恐るべき生還率~ 松本 紘熙.
社内 本 人 委託先 提供先 委託元 委託先 ①社内での取得 ①社内での取得 ③移送・送信 ④入力 ②社外での取得 ⑤利用・加工 ⑥提供
軌道エレベータ 軌道エレベーター 2011‐6‐23 MR9045 小西健一.
研究背景・目的 研究組織 実施内容 適用手法 提案研究により期待されること
柔軟構造大気突入機の研究開発 ISAS/JAXA 大気球観測センター ISAS/JAXA 宇宙輸送工学研究系
フィールドセンシング Field Sensing Technologies
平成30年度 ポリテクセンター岩手 電気・電子系
全天X線監視装置(MAXI)搭載ガススリットカメラ(GSC)のフライトモデルの性能評価
DECIGO pathfinderのための 試験マスモジュールの構造設計・解析(2)
坂本彰弘(岡山天体物理観測所) 栗田光樹夫(京都大学)
米山研究室紹介 -システム制御工学研究室-
付属書Ⅰ.6 潜在危険及び 作動性の調査 (HAZOP).
技術参照モデルとシステム要件定義 に関する学習システム
山形大学理学部物理4年 特殊講義F 「宇宙X線」
MAXIのスケジュールと全体討議 MAXIのスケジュール (ペイロード以外の開発も) 今後の情報共有方法(案) 全体討議 JAXA 上野史郎
MAXIの開発の現状 とこれから 松岡 勝 2006年3月23日 MAXI理研シンポジウム.
今日の学習の目標 ① 荷重ー変形量線図を理解しよう。 ② 応力ーひずみ線図を理解しよう。 ③ 比例限度・弾性限度・降伏点・引張り強さ・
別紙1 高速走行軌道実験設備とは 本学の航空宇宙機システム研究センター(APReC)では、地上に敷設した軌道上においた台車をロケットで加速走行させる、高速走行軌道実験設備を運用しています。 地上において飛行環境を模擬した高速・高加速度環境を作りだし、エンジンの推進特性や機体の空力特性を試験することができ、学内外の様々な試験に利用しています。
DECIGO pathfinderのための 試験マスモジュールの構造設計・解析
住民参加による低炭素都市形成計画策定 モデル事業公募要領 「成果目標シート」 作成要領(雛形含む) 平成25年5月
基礎製図Ⅱ 機械工学とは 「ものを作る」 「機械を作る」.
MEMSセンサを用いたINS/GPS複合航法システム
ユビコン環境構築のためのソフトウェアプラットフォーム ユビコン環境における化身話利用の可能性
コンクリート構造学及び演習  ガイダンス 子田 康弘.
II. 5 …の一環としての品質リスクマネジメント
IF 整合回路 JEM/SMILES 用 640 GHz SIS ミクサの開発 LOAD IF-circuit
食品業界様向けソリューション TeraStation TS5210DFシリーズ/TS5410DNシリーズ
国際宇宙ステーション搭載全天X線監視装置の開発状況(III)
機械の安全・信頼性に関するかんどころ 機械製品に対する安全要求と設計方法 一般財団法人 機械振興協会 技術研究所.
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成28~32年度 平成28年 月 日 (1)事業概要
空の産業革命に向けたロードマップ2018 利活用 環境整備 技術開発
「モノ」を見失わずに回収できる! 温度・加速度管理付 追跡サービス
10月 受講生 追加募集 CAD/CAM技術科 電気設備技術科 求職者向け公共職業訓練コース 受講料無料! 募集定員 4名 90.4%
空の産業革命に向けたロードマップ 利活用 技術開発 環境整備
GSTOS コマンド計画検証ソフトウェアの開発
オオワシ着陸時のドラッグシュート開傘による減速イメージ
<限定地域での無人自動運転移動サービス>
平成31年度 自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築に関するプロジェクト 企画提案書
提案書フォーマット(1/4) 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) 「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」
DECIGO Workshop DECIGO:衛星設計/検討の進め方 JAXA宇宙科学研究本部 船木一幸.
国際宇宙ステーション搭載 全天X線監視装置搭載用CCDカメラ開発の現状
【提案者】 ○○○○株式会社(委託等:国立大学法人○○大学) ○○○○株式会社
MACFT3 Review Meeting CONTENTS 進捗状況報告.
GAmma-ray burst Polarimeter : GAP
○ 大阪府におけるHACCP普及について S 大阪版 評価制度を設ける 大阪府の現状 大阪府の今後の方向性 《従来型基準》
第8章 データベースシステムの発展 8.1 オブジェクトリレーショナルデータベース 8.2 分散データベース 8.3 インターネットとデータベース.
Presentation transcript:

1.新ISS組立てシーケンス 2.MAXIのシャトル打上げについて ISS/きぼうの状況について 1.新ISS組立てシーケンス 2.MAXIのシャトル打上げについて 2006年3月23日 MAXIミッションチーム 川崎一義

1 2 3 4 5 6(7) 7(8) 8(10) 9(11) 10(6) 11(9) 12(15) 13(12)

ISS新組立てシーケンスのまとめ 1J/A FLT#8 2007年8月以降 1J FLT#9 2007年10月以降 1J/A FLT#8 2007年8月以降 1J FLT#9 2007年10月以降 2J/A FLT#12  2008年4月以降 → 2J/Aについては、2008年9月以降と想定。 (参考)  HTV技術実証機 2009年冬(TBD)  HTV運用1号機 2010年冬(TBD)

MAXIのシャトルへの搭載について ・搭載方法 ・打上手段変更による設計上のインパクト ELM-ES(船外実験パレット)に搭載。  PAM-PUインターフェース ・打上手段変更による設計上のインパクト  重量増加(476→537kg)  打上環境条件の変更  安全性要求の追加

ELM-ES H-IIB Transfer Vehicle (HTV) Space Shuttle H-IIB Rocket

FRGF PIU GSC-Z LHPRS GSC-H YMAXI XMAXI ZMAXI PAM-PU

ドッキング機構 きぼう船外実験プラットフォーム ELM-ES ISSシステム

MAXI構造設計の変更 アルミハニカムパネル → アルミグリッドパネルへ変更 (スケジュールリスク/開発リスクを最小にするため。) アルミハニカムパネル → アルミグリッドパネルへ変更 (スケジュールリスク/開発リスクを最小にするため。) FRGF PANEL BULKHEAD GSC-Z PANEL -Y PANEL GSC-H PANEL INNER-FRAME PIU PANEL +Y PANEL BASE PANEL

打上環境条件の変更 リフトオフ時の準静的加速度(G) アボートランディング時の準静的加速度(シャトル) 音響レベル HTV シャトル  HTV    シャトル XMAXI 3.81G →  3.86G YMAXI        3.41G →  3.56G ZMAXI 6.40G →  6.95G  アボートランディング時の準静的加速度(シャトル) XMAXI     6.17G YMAXI     5.50G  ZMAXI     4.59G 音響レベル   HTV      シャトル O.A. 140.5dB → 138.0dB 

シャトル       (見直し結果) 旧(HTV)

安全性要求の追加  アボートランディング  着陸荷重  着陸後カーゴベイ内温度上昇  可燃性材料のチェック  安全審査

シャトルへのインテグレーション ケネディスペースセンターでのELM-ESインテグレーション : 打上げ約5ヶ月前~ MAXI輸送後単体点検 ケネディスペースセンターでのELM-ESインテグレーション : 打上げ約5ヶ月前~ MAXI輸送後単体点検 ELM-ESとの電気的I/F確認 ELM-ESへの搭載及び電気的I/F確認 ELM-ES最終点検(他ペイロードを含む。ヒータライン、通信制御系、質量特性計測) シャトルへの引渡し(L-2ヶ月)、搭載

留意事項 打上時のカーゴベイ内コンタミネーション 搭載機器(GSC,SSC,LHPRS,VSC,・・・)への打上環境条件の再確認(8月頃の音響試験による) シャトルからJEM-EFへの移設時の保温対策(PIUカバー、GSC等) JEM-EFからの軌道上コンタミネーション環境は悪くなる。