地理情報システム論(総)/ 国民経済計算論(商) 地理情報システム論/国民経済計算論 2010.10.08 地理情報システム論(総)/ 国民経済計算論(商) 第3回 コンピュータシステムおける データ表現(1) 坂口利裕
コンピュータによる地図表現 ラスタ形式 ベクタ形式 地図全体を同形・同大の区画に分割 区画ごとの属性・対象の数(割合)・量(標高など)を記号や数値でデータ化 ベクタ形式 対象を図形的要素(点・線・面)ごとに分離 座標系を定めて点の順序番号(ID)と位置を数値化 線や面は点列・線分列の集合としてデータ化 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論
ラスタ形式とベクタ形式の特性 ラスタ形式 ベクタ形式 大きさが粗いと再現性が悪い 縮小・拡大・回転など幾何学的演算に弱い データ形式が単純 要素ごとの位置関係が明確でレイヤ間での比較が単純 ベクタ形式 データ化の作業に手間がかかる 要素ごとの位置関係を知るための幾何学的演算が不可欠 縮小・拡大・回転による劣化がない 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論
コンピュータのデータ管理 データは数値化して管理 文字 数値 コード化された数値の列 パソコンではASCIIと漢字用のShift-JISを使用 数値 メモリ(主記憶装置)やハードディスクに2進数で格納 格納単位(通常はバイト=8ビット)にアドレスを付けて連続的(1次元的)に記憶 データの消去(無効化)などによる不連続な領域も発生するので管理ブロックが存在 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論
プログラムによるデータ表現 変数 配列変数 構造型(レコード型) 一般に固定幅(4バイト=32ビットなど)で管理 整数・実数・文字などの属性(型) 配列変数 データ列(数列や行列など)の表現に向く 構造型(レコード型) 属性(型)の異なる複数の要素からなる集合として表現 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論
プログラムの機能 データ表現 演算 条件分岐 反復 四則演算 関数定義による複雑な演算 比較演算による処理の分岐 同一処理の反復 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論
ラスタ形式の実際 データの視覚化と演算 データ化の手順 Excelによるデータ表現の例 Excelによる視覚化 地理情報システム論/国民経済計算論 2010.10.08 ラスタ形式の実際 データの視覚化と演算 Excelによるデータ表現の例 Excelによる視覚化 Excel VBA(プログラミング)による演算 データ化の手順 地図からの読み取り手順とデータ化 読み取りサイズの違いによる比較 2010.10.08 地理情報システム論/国民経済計算論 坂口利裕