公共経済学 三井 清
外部性の問題を解決する方法 私的解決方法 内部化 有権の適切な設定と私的交渉(コースの定理) 司法制度の活用 公的解決方法 ピグー税(罰金) 取引可能(排出)許可証市場の創設
利潤フロンティア
14.2 共有資源のケース 共有資源 ⇒ 過剰な船の数 ピグー税 ⇒ 効率的な船の数
ピグー税と船の数 税率tの下での市場均衡における船の数n ⇒ AR(n)=MC+t (14-11)
ピグー税率と効率的な船の数 効率的な船の数n*: MSR(n*)=MC (13-7) ピグー税率t*: t*=AR(n*)-MSR(n*) (14-12)
問題14-7 ピグー税の導入による効率性の改善効果は ⇒ 「生産者余剰+税収」の大きさを比較 なぜなら、消費者余剰は常に一定だから。
t*=AR(n*)-MSR(n*) (14-13) 問題14-7 t*=AR(n*)-MSR(n*) (14-13) であるとこと図を用いて説明しなさい。
問題14-7 AR, MSR MSR=MSR(n) MC+t* AR=AR(n) MC n* nm n
問題14-7 AR, MSR MSR=MSR(n) Ⅰ Ⅱ MC+t* AR=AR(n) Ⅳ Ⅲ Ⅴ MC Ⅵ n* Ⅶ nm n
問題14-7 税率ゼロの下での生産者余剰=? AR, MSR 税率t*の下での生産者余剰+税収= MSR=MSR(n) Ⅰ Ⅱ MC+t* AR=AR(n) Ⅳ Ⅲ Ⅴ MC Ⅵ n* Ⅶ nm n
問題14-7 税率ゼロの下での生産者余剰=0 AR, MSR 税率t*の下での生産者余剰+税収=? MSR=MSR(n) Ⅰ Ⅱ MC+t* AR=AR(n) Ⅳ Ⅲ Ⅴ MC Ⅵ n* Ⅶ nm n
問題14-7 税率ゼロの下での生産者余剰=0 AR, MSR 税率t*の下での生産者余剰+税収=0+(Ⅲ+Ⅳ)=(Ⅲ+Ⅳ) MSR=MSR(n) Ⅰ Ⅱ MC+t* AR=AR(n) Ⅳ Ⅲ Ⅴ MC Ⅵ n* Ⅶ nm n
問題14-8 問題13-7のケース R=8n-n2 MC=2 において、 t*=? 時間が残ったら最後に説明します。
問題14-9 <高速道路の料金> 都市圏の高速道路 地方圏の高速道路 ⇒ 高い料金設定をすべきなのはどっち? <鉄道の運賃> ⇒ 高い料金設定をすべきなのはどっち? <鉄道の運賃> 通勤・通学時間の運賃 日中の運賃 ⇒ 高い運賃を設定すべきなのはどっち?
問題14-9 社会的価値観の教育 罰金システム ⇒ メリットとデメリット? (例) ゴミの不法投棄問題 タバコの喫煙問題
時間が残ったら最後に説明します。
「補助金政策+人頭税」のもとでの
問題14-8 問題13-7のケース R=8n-n2 MC=2 において、 t*=? 時間が残ったので説明します。
問題14-8 問題13-11より、 n*=3 である。また、 AR=8-n MSR=8-2n なので、 t*=AR(n*)-MSR(n*) (14-7) より、 t*=(8-n*)-(8-2n*)=(8-3)-(8-6)=5-2=3 である。
時間が残ったら最後に説明します。 問題14-8より、 n*=3 である。また、 AR=8-n MC=2 なので、 r*=AR(n*)-MC ← (14-13) より、 r*=(8-n*)-2=(8-3)-2=3 である。 時間が残ったら最後に説明します。