(株)ナノオプトニクス・エナジー 高橋啓介 2/13 @(株)ナガセ インテグレックス 研磨進捗報告 (株)ナノオプトニクス・エナジー 高橋啓介 2/13 @(株)ナガセ インテグレックス
カレンダー 1/25 ~ 1/26 内周セグメントの研磨開始 1/27 CGH測定、再現性テスト(by 木野氏) 1/25 ~ 1/26 内周セグメントの研磨開始 1/27 CGH測定、再現性テスト(by 木野氏) 1/28 補正研磨(Φ120)、ワーク変形調査 1/29 研磨軸改造(スライド部分、モーター交換) 1/30 ~ 2/5 補正研磨
outline ・モーターへの負荷変化:摩擦の影響 ・大きなパッド(Φ120)の効能 ・グローバルな形状の変化 ・ワーク支持 ・ローカル誤差の補正
モーターへの負荷変化 ・新しいモーター:負荷が許容値を超えると過電流となり停止 電流計を設置 → モーターにかかる負荷を測定 電流計を設置 → モーターにかかる負荷を測定 パッド-ワーク間のスラリー減少が原因? ・端研磨から折り返す際に負荷大 スラリー層 ギア比を大きなものに変更して対応する予定
大きな硬いパッドの効能 ・1/25~1/27 にセグメント全面研磨(ラスター)を行った パッド径:Φ120, パッド材:酸化セリウム入りウレタン 錘: 1.8kg, スラリー:1um 酸化セリウム 回転数:50~90 rpm 総加工時間:~23h ・研磨効率が良い →前回より早く測定できた (前回は58h) ・端の研磨不足が目立たない うろこ 前回100nm 、今回20 nm ・小さな凹凸を除去できる? →鱗模様ほぼなし ・モーターの負荷大
パッドのはみ出しによる圧力変化 ・端の研磨不足が目立たない理由? h Φ hに対する圧力変化 rp ・パッドのはみ出し量と圧力変化の関係を求めた ・Φ120でのはみ出し量50mm →圧力は1.6倍強 ・端の研磨不足が目立たない理由?
研磨による轍 ・ラスタースキャンのピッチに対応した轍(10mm幅) ・パスごとにZをずらして対応していた ・最終仕上げ時に高速で轍をなくすパスを入れる
ワーク支持:4kgの錘による形状変化 数百nmの形状変化あり。 ワークと台の間に隙間が? 100nm程度の変化が錘を外しても残る 実施順 数百nmの形状変化あり。 ワークと台の間に隙間が? 100nm程度の変化が錘を外しても残る 次回、もぐらに乗せて研磨を行う
→グローバルな形状を無視し、ローカルな形状誤差のみ補正対象に グローバルな形状変化 測定結果 予想値 研磨前後で全体としての凹凸形状の変化 →グローバルな形状を無視し、ローカルな形状誤差のみ補正対象に パッド軌跡は変更せず(研磨痕を避けるための変化はあり) 移動速度(滞在時間)を変化させて補正
ローカル誤差の補正結果 全体形状-グローバル形状 ・Φ60:短波長な誤差を狙い打てる ・Φ120:端の研磨不足が出にくい Φ120、70rpm、全体補正 Φ60、320rpm、全体補正 Φ120、236rpm、短波補正 Φ120、70rpm、短波補正 モーター交換 中央部のみの補正 全体形状-グローバル形状 ・Φ60:短波長な誤差を狙い打てる ・Φ120:端の研磨不足が出にくい
今回の最終形状 initial final 面精度:2um 面粗さ p-v 20nm rms 2.5nm モータートラブル + 人為的ミス 面粗さ p-v 20nm rms 2.5nm ローカルな誤差 :減少させることに成功 グローバルな誤差:もぐらの上で補正
まとめ 内周用セグメントに対して、補正研磨を行った 全体:大きな誤差残 局所:誤差減少に成功 モータートラブルへの対応 全体:大きな誤差残 局所:誤差減少に成功 モータートラブルへの対応 ギア比を上げて対応、回転が止まらないように 今後の方針: 1:小さなパッド(Φ60 or Φ30)を用いて局所的な形状補正 2:大きなパッドで全体形状を補正