都市計画実習 中間発表 生活安全環境班 なぜあなたは自転車に乗るの?

Slides:



Advertisements
Similar presentations
テーマパークでの混雑 柏田あかり. こんなことありませんか? 早しろや! 並ぶの 暑いわ~ 喉かわいてきたわ! お父さん!ちょっと 買ってきて! まだなん ! ? イライラする わ!
Advertisements

モーリッツ・レットゲン 沖縄県の観光産業における課題と改善 策 琉球大学 インターンシップ・プログラム研 修生 デュッセルドルフ大 学.
LRT を中核とした 宇都宮市の まちづくり. 宇都宮市には魅力がいっぱい! 宇都宮 餃子自転車 JAZZ 緑豊か な公園 災害が 少ない など様々.
スマートフォン ~新学内システムで広げる 輪 IN 大学 ~ 明治大学経営学部経営学科 中西ゼミナール D班 佐孝 雅也 鶴岡 雄太 布施 駿 吉野 はる香 パクランウン.
電車座席の効率的な割り当て 鈴木、村木、西、大吉. 通勤時間帯( 5:30 ~ 10:00 )の間でも、 一部の時間帯( 7:00 ~ 9:00 )に、 混雑する時間帯が 集中している。 現状の問題点その ①.
都市計画実習 生活安全環境班 中間発表 5月20日 Eco タウンつくば ~まだまだ減らせる CO 2 ~ 吉野 邦彦(担当教員) 田中 圭( TA) 竹鼻 紫(班長) 柴田 悟志 菴木 嶺 島崎 和樹 鎌田 将彰 田村 俊和.
道路運送法改正後における バス政策について
春のチャリンコ盗難撲滅運動! 都市計画実習 防災班 担当教官:糸井川栄一 TA:鎌田智之 班長:松丸仁 副班長:有留健太朗
チャリマシマシ チュウリンジョウスクナメ ICカラメ
ー愛教大ECO通学プランー 奥野 岡田 中田 祝
千葉県公安委員会 古物商許可 自転車類商 第 号 NKグループ
  学生協議会クラス委員総会  昼 2006年11月8日(水)18:10 A207 夜 2006年11月9日(木)14:50 B101.
レンタサイクル実用化に向けた シミュレーション
宮っ子自転車おかたづけ大作戦 ~宇都宮市における駐輪政策~ 宇都宮大学 中村行政学研究室 まちづくり提案Aチーム
イラッとしない交通講座 ~たてる そめる はる~
1.池袋の状況 放置自転車ワースト1 豊島区自転車等駐車対策協議会 駐輪ニーズに応えるには 豊島区が自転車税を導入予定
スマートをかたちに。 ~ループ、使いませんか?~ (仮)
外国人観光客受入に対する 課題と解決策の提案 (FRI)
調査をふまえた問題点整理 理想の状態 枠内にきれいに並んでいる(理想) 極地集中→均等な駐輪率(100%以下) 駐輪場の混雑問題 不適切駐輪
より快適な歩道環境を目指して 2007年度都市計画実習 生活安全環境班 担当教官:吉野邦彦 TA:田中 圭 阿部祐介 金子洋之 椎名愛実
調査をふまえた問題点整理 ① 学生の不適切駐輪に対する問題意識の低さ ② 大学・学生間の情報の共有不足 ③ 大学側の規制の甘さ
−東京の地下鉄の事例研究− 卒業研究 中間報告
デマンド交通(予約型乗合交通)って どんなもの?
筑波大学 急がば回れ ~かしこい選択 Walk or Ride ~
東山動植物園における象舎の改装が利用者に与える影響
事例要因分析から改善へ ~安全な与薬を目指して~ 全員で指差し呼称 ヨシ!!
14度目の“11” ~つくば市を題材にした風化と防災~
自転車盗難 名古屋本社教室 高校2年 角田沙穂 自転車盗難 名古屋本社教室 高校2年 角田沙穂.
既存システムを連携させることによるeラーニング ― MoodleとXoopsのアカウント情報を交換するモジュール ―
そうだ、 キックボードで行こう。 都市計画実習 最終発表 生活安全環境班 担当教員 吉野 邦彦 先生 TA 根本 拓哉 飯村 元紀
筑波大学での 勉強、サークル活動、生活について
自転車の最期について 本気出して考えてみた
日本の就職、失業問題と雇用保険  湯澤脩平.
名古屋市の自動車から排出される CO2を削減するには
ガソリンの価格変動と モビリティマネジメント
名古屋市の自動車から排出される CO2を削減するには
筑波大学 急がば回れ ~かしこい選択 Walk or Ride ~
多額の税金投入を 要しない鉄軌道事業の実現
都市計画実習 地域施設班 中間発表 駐輪場の方程式
都市計画実習 中間発表 ~3 days survival~
灯 ー離したくない土浦市ー 都市計画マスタープラン策定実習 1班 ともしび 東川聡志 横手翼 ■導人) 今井唯
交通事故の現状と要因 写真)交通事故 素材集-交通安全  「police of 九州」 写真)交通事故 「police of 九州」より.
達成度判定分科会.
交通死亡事故の根絶 交通安全教育の推進 = 交通指導取締り 交通安全施設整備 Ⅲ 交通安全基盤の整備・充実と諸対策の推進 交通警察活動の目的
 考  察  南19条通 : 環状道 -- 概要編 -- 制作: NPO もいわ 札幌市道路を考える会 Ver. 2015H27M00C.
学生の相互評価を用いた モデリング支援システムの開発
セーフティマップ 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 セーフティマップ 誕生の キッカケ セーフティマップ でこう 変わった!
TIME SIGNAL: 集合知を利用した赤信号点灯時間の取得手法
~ WEBでささっと掲示板 ~ 情報の電子化でスマートなキャンパスへ 都市計画実習 スマートキャンパス班 中間発表 田中 洋祐 代表
原田 洋輔 江黒 晃 小川 華奈 木村 洋史 佐々木 翔一 永嶋 広樹 広重 求 松本 立子 担当教官: 石田東生
24(水) 9/ 20名様 2014 ●午前の部 開始│10:00 (開場 9:30) セミナー概要 閉会│12:00 ●午後の部
Nike+iPod ~消費者に必要とされているのか~
ロードプライシングによる環境に優しい街づくり
防災班 担当教官:糸井川 栄一 稲積 大 石田 一茂   坂本 倫子 中村 理恵子 奥田 弥生 坂本 邦晴 鳥山 和人 渡辺 徹平.
I班 東京大学 伊藤・柿元・瀧口・戸叶・福士
都市計画実習 スマートキャンパス班 中間発表
1.パソコンの使い方がわかった。 2.正田先生は熱い人だった!! 3.朝が早くて・・・・・
スマートをかたちに。 ~ループ、使いませんか?~
第5回『Tsuku-場 フォーラム』アンケート集計結果
社会的企業(Social Business)
SCS研修 高等教育に学ぶ障害者への 配慮と学習支援
自転車の利用促進に着目した研究 名古屋大学  E班 M1  酒井大輔             徐剛           高橋和大 平野泰博    安江勇弥.
個人の関心を考慮した交通手段選択モデルの推定
共同利用自転車の利用促進に着目した交通手段選択モデル
市中心部 市営・民営駐輪場・自転車放置禁止区域概要図
学生ボランティアを中心とした障害学生支援の課題 日本福祉大学における障害学生支援を手がかりとしての考察
特集 『豊かなモビリティ社会』=「誰もが安全で自由な移動を享受できる社会」 ■政策1 「サポートカー限定免許」の創設
B班 東京理科大学 B4 河上 翔太 B4 辰巳 はるな 東京工業大学 B4 瀬尾 亨 B4 石井 良治
原田 洋輔 江黒 晃 小川 華奈 木村 洋史 佐々木 翔一 永嶋 広樹 広重 求 松本 立子 担当教官: 石田東生 TA: 鯉渕正裕
映像を用いた 「からだ気づき」実習教材の開発
Presentation transcript:

都市計画実習 中間発表 生活安全環境班 なぜあなたは自転車に乗るの? 都市計画実習 中間発表 生活安全環境班 なぜあなたは自転車に乗るの? 担当教員 吉野 邦彦 先生 TA 根本 拓哉 飯村 元紀 櫻井 智之 高橋 一貴 小磯 和紀 

背景(筑波大学の現状) 全学生数・・・16271人 南北4km・東西1km(約260ha) 自転車通学者・・・約10600人(約65%) *平成22年度学生生活実態調査(平成22年9月時点)による 授業間・学内移動に自転車は 必須と言われている 南北4km・東西1km(約260ha)

背景(筑波大学の現状) 学内の移動手段として、自転車を利用 自転車の渋滞 駐輪場の混雑 枠外への駐輪 放置自転車 自転車に関わる多くの問題が発生 枠外への駐輪 放置自転車

背景(既存文献) 「過去の都市計画実習の最終レポート」 (1998年以降) 「大学が実施してきた対策」 学内の自転車に関する研究は数多く、様々な問題点や解決策が議論されてきた。  を調査  ※既存文献より学生数や駐輪場の設置場所が現在と    異なる為、調査対象は約10年前までとした。 「過去の都市計画実習の最終レポート」 (1998年以降) 「大学が実施してきた対策」

背景(過去の都市計画実習での事例) 問題点 目的と解決策 個人利益の優先・違反駐輪 交通容量の超過・学生数の大幅増加 駐輪可能台数の 不足等 意識改革・駐輪場明確化→自転車混雑緩和 個人利益の優先・違反駐輪 自転車専用道→混雑・集中緩和 路面ペイント→枠内駐輪→安全面改善 交通容量の超過・学生数の大幅増加 縦置き駐輪場・料金改定→駐輪場改善 MAP作成・登録制→スマートキャンパス 駐輪可能台数の 不足等 ステッカー制度・駐輪パイプ→盗難防止 盗難の発生

背景(大学の取り組み) 放置自転車の撤去 誘導 設備的対策 交通安全会により、毎年秋に放置自転車を撤去 3年前から費用は掛からなくなった 毎年およそ1200台が撤去される 誘導 掲示やペイント 直接呼びかけ等(新入生向け) 設備的対策 駐輪場の増設・改修 自転車専用道の設置計画(キャンパスリニューアル 2011)

背景(大学の取り組み) 掲示による呼びかけを行っている(第三エリア コンビニ前)

背景(仮説) 当たり前のこと!? 本当に自転車が 最良の交通手段? →注目されていなかった。 「自転車が多い理由」 「自転車を使う理由」 過去文献では                →注目されていなかった。 「自転車が多い理由」 「自転車を使う理由」 大学が広いから 移動が容易だから 時間が確実だから コストがかからないから 皆が使っているから 当たり前のこと!? 本当に自転車が 最良の交通手段?

目的 自転車問題を解決するための提案をする。 自転車に関する諸問題 「なぜ自転車が多いのか」 「なぜ自転車を使うのか」 今までの調査・研究では議論されていなかった ≪この2つの問いに焦点を当て調査≫ 原因を解決 原因を 明らかにする 「なぜ自転車が多いのか」 「なぜ自転車を使うのか」 自転車問題を解決するための提案をする。

1.背景(事前調査) 目的 「自転車が多い理由」 「自転車を使う理由」 駐輪場問題を通してアプローチ

事前調査 筑波大学内の駐輪台数の実態調査 目的・・・駐輪場の利用実態・自転車の台数変化 を調査することで、自転車問題の原因を探る     を調査することで、自転車問題の原因を探る 場所 第一エリア・第三エリアそれぞれの駐輪場 日時 時間 天候 4/28(土) 05:30~ 晴れ 5/11(金) 07:30~ 12:15~ 18:30~ くもり

事前調査 内容・・・各駐輪場にある自転車の台数を計測 調査方法・・・第一エリアと第三エリアで それぞれ2人ずつに分かれ、同時に計測         それぞれ2人ずつに分かれ、同時に計測 各駐輪場の区分け・キャパシティについて・・・ 第一エリア:2007年交通班の駐輪場データを参 考に区分け・作成    第三エリア:2006年社会的ジレンマ班の駐輪場 データを参考に区分け・作成

調査時の様子(昼間・第一エリア) 取り出しにくい・・・ 二重駐輪 自分勝手な駐輪により取出しが困難な駐輪場(1D棟前)

調査時の様子(昼間・第一エリア) 通れない 違法駐輪 動線を塞ぐ枠外駐輪(1D棟前)

調査時の様子(昼間・第三エリア) ラック側からしか取り出せない 二重駐輪 3C棟南側 5/14 14:00 ラック利用者が取り出しにくい駐輪所

事前調査からの考察 利用されていない 各駐輪場の、キャパシティに対する駐輪率(12:15~) 利用場所が集中! 箇所 高い利用率

調査時の様子(昼間・第三エリア) ペデ沿い 講義棟下 アクセス良好? 殆ど自転車が停まっていない 3B棟下 5/14(月) 14:00

事前調査からの考察 時間・エリア別の駐輪台数の変化 場所が不足している訳ではなさそう・・・ キャパシティ 第一エリア 1147台 第三エリア 2226台 時間・エリア別の駐輪台数の変化 台 場所が不足している訳ではなさそう・・・ 1147台 (第一エリア)

事前調査からの考察 第一エリア・・・約200台 第三エリア・・・約600台 自転車が残っている 第一エリア 時間・エリア別の駐輪台数の変化 キャパシティ 第一エリア 1147台 第三エリア 2226台 第一エリア キャパの約18%  第一エリア・・・約200台  第三エリア・・・約600台  自転車が残っている 時間・エリア別の駐輪台数の変化 第三エリア キャパの約27% 1147台 (第一エリア)

調査時の様子(早朝・第三エリア) 多くの自転車で 駐輪場が埋まっている 2012/4/28(土)05:30  GWの早朝でも駐輪場が埋まっている

調査時の様子(早朝・第三エリア) 多くのラックが 埋まっている 2012/4/28(土)05:30 開いているラックの方が少ない

事前調査からの考察 朝の時間帯に駐輪場においてある自転車は 何なのだろうか。 通学で自転車を使っている人 ・・・自宅へ乗って帰る 何のために  何なのだろうか。 通学で自転車を使っている人 ・・・自宅へ乗って帰る 何のために 残されているのか 通学以外の用途の自転車が、 大学内に残されている

事前調査からの考察 学内に置かれたままの自転車 駐輪場問題の原因となっているのでは・・・ 徒歩・自転車以外で通学している人の多くは  大学内に自転車を所有している? 筑波を離れる人が大学内に自転車を放置していく? 学内に置かれたままの自転車 自宅通学者の学内移動用の自転車 卒業生が大学内に放置していく自転車 駐輪場問題の原因となっているのでは・・・

考察 それ以外 34.8% 徒歩+自転車 65.2% 自転車の圧倒的な割合と、 残りの34.8%の人の学内移動手段は? 学群生の 1.5 % 自転車 63.7 バイク 5.3 自家用車 7.2 学内バス 8.8 路線バス 0.5 TX 9.4 常磐線 0.6 その他 3 それ以外 34.8% 徒歩+自転車 65.2% 学群生の 通学手段(雨天以外) 平成22年度学生生活実態調査による

考察 原因の一つ 「なぜ自転車が多いのか」 事前調査より・・・ 学内に置かれたままの自転車により 実質のキャパシティが減少、駐輪場問題の   学内に置かれたままの自転車により   実質のキャパシティが減少、駐輪場問題の   原因の一つとなっている。 原因の一つ 「なぜ自転車が多いのか」

今後の計画 自転車問題を解決する為の 提案、その提案の検証を行う 「なぜ自転車が多いのか」 「なぜ自転車を使うのか」の原因を明らかにし、  「なぜ自転車が多いのか」  「なぜ自転車を使うのか」の原因を明らかにし、  自転車を使う本当の理由を探る 自転車問題を解決する為の 提案、その提案の検証を行う

今後の計画 明らかに なぜ自転車が多いのか なぜ自転車を使うのか 筑波大学生活課へのヒヤリング 学生を対象にアンケートを行う 実態調査 学内の自転車 問題を再確認 実態調査 学生を対象にアンケートを行う なぜ自転車が多いのか なぜ自転車を使うのか 明らかに

参考文献 (1)筑波大学 (2011):「 平成22年度学生生活実態調査 (学群)報告書」 (1)筑波大学 (2011):「 平成22年度学生生活実態調査                (学群)報告書」 http://www.tsukuba.ac.jp/campuslife/pdf/seikatsu_h22_undergrad.pdf(2012/5/14) (2)筑波大学 (2011):「 平成22年度学生生活実態調査                (大学院)報告書」 http://www.tsukuba.ac.jp/campuslife/pdf/seikatsu_h22_grad.pdf(2012/5/14) (3)筑波大学施設部(2010):「キャンパスマスタープラン2011」 (4)交通班(2001):「快適な学内交通を目指して」 (5)社会的ジレンマ班(2006):「筑波大学内における迷惑駐輪問題」 (6)防災班(2006):「初夏のチャリンコ盗難撲滅運動」 (7)交通班(2007):「迷惑駐輪による混雑への影響の評価とその対策」 (8)生活安全環境班(2009):「つくば自転車スタイル~もう自転車をはなさ                    ない~」 (9)地域施設班(2009):「つくば駅周辺地区における駐輪場改善案の計画」 (10)スマートキャンパス班(2011):「イラッとしない交通講座~たてる そめ るはる~」

ご清聴ありがとうございました