東アジア文化論(12/11) 『成長するアジアと日本の位置づけ』
前回の宿題(本日提出) ・「マレーシアにおけるマレー人優遇政策(ブミプトラ)」と「円高」の2つについて調べよ。 ・円高について調べよ。 円高って知ってる? (言葉としての使用例:円高、ドル安など) 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、1次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
GMS (Greater Mekong Sub-region) バンコク ヤンゴン ホーチ ミン ダナン ハノイ 広州 昆明 南北経済回廊 東西経済回廊 南経済回廊 タイ ミャンマー カンボジア ラオス 中国からミャンマー・ラオス国境・ タイ・カンボジアを経てベトナムを通り 南シナ海に抜けるメコン流域の地域 GMS (Greater Mekong Sub-region) ・経済発展を目標として、1992年からアジア 開発銀行(ADB)による経済社会開発 プロジェクトが始まる ・日本からも426億円の経済援助 GMSのインフラ整備が進むことによって今後10年のアジアの中でも 最も劇的に変化する、著しい成長が期待できる地域と言える!!
明暗分かれる「陸」と「海」側のアセアン諸国 中国の成長の影に隠れ、アセアンの魅力に陰りが見えた・・・? 否っ!! アセアン諸国は頑張った!! 各国の努力により危機を脱した! しかしながら、 アセアン10カ国の全てが順風満帆ではない・・・ 勝ち組(陸のアセアン) 負け(?)組み(海のアセアン) <タイ、ベトナムなど> <インドネシア、フィリピン、マレーシア> ・ 生産輸出拠点として海外からの投資が集中 ・ 人件費コストが低く、労働者の質が高い ・ インフラ整備の促進 ・ 貧富の格差が固定化されている ・ 政治情勢の不安定さ ・ 生産輸出拠点としてはコストが高い ・ 市場としての魅力に欠ける(人口2000万程度)
バンコクからハノイまでの陸上・海上ルート タイ・中国から原材料を調達し、国内で加工し タイと直結するベトナム バンコクからハノイまでの陸上・海上ルート バンコク ホーチミン ハノイ GMS内のインフラ開発によって成長ポテンシャルが 向上するのは特にベトナムである!! タイ・中国から原材料を調達し、国内で加工し タイ・中国または海外に輸出する 加工拠点としての優位性が高まる 開発プロジェクトが進み、インドシナ半島を東西に 結ぶ物流ルートが確立されればバンコクとハノイの 輸送時間は大幅に短縮される GMS都市間の輸送日数とコスト(現状) インフラの整備によってタイとベトナムの 産業連携は今後ますます深化していく
華南からベトナムへの投資のシフト ベトナム北部側の港湾施設に限界があるため、今後、 道路輸送に対する期待が高まっていく可能性がある!!!! ハノイ・中国華南地方の国境輸送ルート ハノイ 広州 モンカイ 東興 南寧 友誼関(ユウギカン) 東興・モンカイ・ルート 友誼関・ランソン・ルート 中国 ベトナム これからはベトナム北部の経済発展が 有望で、中国華南との産業連携が この地域の発展を支えていくことになる 華南地域とハノイの物流は、現状では 海上輸送が中心となっている。 陸上輸送はコストが高いが 需要は十分にある!! ハイフォン港 【河川港であるため大型船舶の接岸が困難】 カイラン港 【浅瀬があり、水深の大きい船は制限される】 ハノイ側の港湾 ベトナム北部側の港湾施設に限界があるため、今後、 道路輸送に対する期待が高まっていく可能性がある!!!!
豊富な労働力が強み この地域の生産適地としての 魅力は労働力にもある! タイ、ベトナムの人口は今後も増え続け、 タイとベトナムの人口予測 注) 単位:100万人 しかも、両国の人口構成比をみると 若い人口が多いことがわかる タイ、ベトナムの人口は今後も増え続け、 10年後の2015年には両国の人口は 1億6000万人に達する ベトナム タイ タイとベトナムの人口構成比(2010年)
豊富な労働力が強み GMSにはまだ若くて豊富な労働力があり、 当面、GMSでは、労働集約的工場がまだ存立可能である!!! タイとベトナムの都市化(人口)比率予測 この地域の生産適地としての 魅力は労働力にもある! 左図は両国の都市化比率を示しているが、 都市化のスピードは緩慢である。 しかし、中国では都市化比率が4割を超え、 2010年には5割に達するとみられている 中国の広東省では労働コストが急上昇している! 2006年9月から適用される新しい最低賃金は平均で20%近い上昇となっている!! もはや中国は安いモノ作り拠点ではなくなりつつある・・・ GMSにはまだ若くて豊富な労働力があり、 当面、GMSでは、労働集約的工場がまだ存立可能である!!!
今週の宿題(12/11) を含む)にとっての日本の持つ魅力とは ?」 について考えをまとめよ。 「あなたが考える東アジア(東南アジア等 「あなたが考える東アジア(東南アジア等 を含む)にとっての日本の持つ魅力とは ?」 について考えをまとめよ。 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、1次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと