私情協教材 問題解決モデルで学ぶ 地域連携型プロジェクト演習Ⅰ ~導入・身近な事例で手順を学習~

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私情協教材 問題解決モデルで学ぶ 地域連携型プロジェクト演習 教材2 ~地域連携事例で実践に向けた学習~
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Presentation transcript:

私情協教材 問題解決モデルで学ぶ 地域連携型プロジェクト演習Ⅰ ~導入・身近な事例で手順を学習~ 私情協教材 問題解決モデルで学ぶ 地域連携型プロジェクト演習Ⅰ ~導入・身近な事例で手順を学習~      久東光代 星名由美 松田稔樹          日本女子大学    東京工業大学  問題解決モデルで学ぶプロジェクト演 習Ⅱ ~地域連携事例で実践に向けた学習~

この教材の情報リテラシーの到達目標における位置づけ   到達目標 到達点1 到達点2 到達点3 到達目標A 問題を発見し、目標を設定した上で解決に取り組み、情報通信技術を適切に活用して新しい価値の創造を目指して取り組むことができる 問題発見・解決を思考する枠組みを理解する 枠組みを利用して与えられた問題を解決できる 答えが一つに定まらない問題に対して自ら問題発見・解決に取り組むことができる 到達目標B 情報社会の有効性と問題点を認識し、主体的に判断して行動することができる 発信者の意図を推測した上で、情報を読み取り、内容を説明することができる 社会の一員として責任を理解し、他者に配慮して安全に情報を扱うことができる 情報社会の光と影を理解し、望ましい情報社会の在り方について考察することができる 到達目標C 情報通信技術の仕組みを理解し、モデル化とシミュレーションを問題発見・解決に活用できる 情報通信技術の特性を説明できる 仮説検証の手段として、モデル化とシミュレーションを通じて予測することができる 社会における情報通信システムの在り方を考察することができる この教材では、到達目標Aにしたがい、課題と実践を通して、問題解決の手順とプロジェクトの進め方について学びます。

なぜ、大学でプロジェクトについて学ぶのか? 大学では・・? 個人学習主体 講義で、一般教養や専門知識を記憶・理解 演習・実習で、技術・技能を習得 実験で、事実を確認、仮説を検証、新たな事実を探求 なぜ、大学でプロジェクトについて学ぶのでしょうか? チームで目標達成! アクティブラーニング プロジェクト演習 社会に出てからは・・? プロジェクトごとにチームを組み、問題解決、目標達成 作業計画、役割分担で効率よく業務

2 プロジェクト推進のための問題解決の枠組みと 手順とは? この教材で学ぶこと  1 プロジェクトとは何か?  2 プロジェクト推進のための問題解決の枠組みと    手順とは? この教材では、プロジェクト演習を通して、社会に出るための実践力とし問題解決力、ICTの活用について この2つが、この教材で学ぶ事柄です!

1 プロジェクトとは何か? 2 プロジェクト推進のための問題解決の 枠組みと手順とは? まず、次のことを学びましょう!  1 プロジェクトとは何か?  2 プロジェクト推進のための問題解決の    枠組みと手順とは? この教材では、プロジェクト演習を通して、社会に出るための実践力とし問題解決力、ICTの活用について

Project Pro(前方、未来に)+ject(投げかける) の意味 プロジェクトとは何か? 何らかの目標を達成するための計画 プロジェクトとは? Project Pro(前方、未来に)+ject(投げかける) の意味 新商品開発プロジェクト 経営改革プロジェクト 情報システム開発 プロジェクト オリンピック・パラリンピック 開催プロジェクト 市場移転 プロジェクト プロジェクトの成立条件  (1)達成すべき明確な目的・成果がある  (2)期限(日時)がある  (3)独自性がある  (4)開始から終了まで繰り返しがなく一度で達成する v.s. 定常業務・作業(ルーティンワーク)は? 反復的、継続的

(1)プロジェクトに当てはまる記述に〇を付けよう。 次の質問に答えよう① (1)プロジェクトに当てはまる記述に〇を付けよう。 (  )1. 期限がある (  )2. 目的がある (  )3. 開始から終了まで、繰り返しがなく、一度で達成する (  )4. 繰り返しの活動を続ける (  )5. 複数の人数で行う (  )6. 企業や行政、政府など大きな組織や団体で行う計画のみをいう 〇 〇 〇

(2)次の計画や行動でプロジェクトといえる内容に〇を付けよう。 次の質問に答えよう② (2)次の計画や行動でプロジェクトといえる内容に〇を付けよう。 (  )24時間体制で、システムのセキュリティを守るため監視作業を行う (  )6月23日(土)に6人のチームメンバーでN小学校から依頼された    子ども向けのものづくりワークショップを開催する (  )2018年9月末日までに、売り上げ10%アップを達成する (  )毎日ウォーキングと食事の内容を記録してダイエットを実行する (  )夏休みのアメリカ旅行までに、日常英会話ができるようになる (  )ゼミの新歓コンパを企画する 〇 〇 〇 〇

オリンピック・パラリンピック開催プロジェクト プロジェクトは大きくないといけない? オリンピック・パラリンピック開催プロジェクト 市場移転プロジェクト 夏休みのアメリカ旅行までに、日常的な英会話ができるようになろう! グループで1か月以内に話題のスイーツを 食べに行こう! 11月の土曜日に小学校で子どもたちと大学生の地域交流イベントを企画・実現しよう! 条件がそろえば 個人でもグループやチームでもプロジェクトは成立!

プロジェクトマネジメント(管理)が必要! プロジェクトを進めて成功させるには? プロジェクトは・・ 時間・コスト・資源(人材や資金)の制約がある 円滑に進めるのが難しい、失敗しやすい プロジェクトマネジメント(管理)が必要! プロジェクトの要求事項や条件を満たすために、知識やスキル、ツールなどを適用 品質、全体の計画・進捗状況、リソース(予算や資源)、リスクなどを管理 プロジェクトマネジメントの標準マニュアル PMBOK(Project Management Body 0f Knowledge)を参照!

チームでプロジェクトを円滑に達成したい、成功させたい! プロジェクトを進める上での課題 チームでプロジェクトを円滑に達成したい、成功させたい! 多くの知識・技能、行動・実践が必要! ★これまでのこのような学び方だけでは・・・ 知識や方法・手順を理解する 事例をたくさん教えてもらう 「ただ、やる」だけ 企画立案、作業計画 チーム内での役割分担 複数のメンバーで日程調整 多様な他者とのコミュニケーション ICTの活用 こんな失敗が! コミュニケーション不足、責任回避 先を見通せない 工程に抜けが生じる 必要な準備が未完了、時間切れ 直面したトラブルに対処できない 柔軟に問題解決する力を身につけ、プロジェクトを実行!成功へ

1 プロジェクトとは何か? 2 プロジェクト推進のための問題解決の 枠組みと手順とは? 次は、問題解決について学びましょう!  1 プロジェクトとは何か?  2 プロジェクト推進のための問題解決の    枠組みと手順とは? この教材では、プロジェクト演習を通して、社会に出るための実践力とし問題解決力、ICTの活用について

プロジェクト推進のために学ぶ「問題解決の枠組み」 解決に必要な「見方・考え方」 工程や必要な行動に「分解」できる力 プロジェクトを推進する力 ICTを活用する力 チームで円滑に活動する力

【問題解決の共通のコツ】 情報的な見方・考え方 13の観点 (1)問題解決の様々な場面で情報の活用が必要・・・・・・・・・・・情報収集 (2)システム的な観点で問題を据える・・・・・・・・・・・・・・・・・・システム思考 (3)より良い問題解決における多様な「良さ」を考える・・・・・多様な「良さ」 (4)「良さ」の間に存在するトレードオフの認識・・・・・・・・・・・・トレードオフ (5)解決の工夫~「情報活用=情報の収集や処理」の工夫 ・・・収集の工夫と処理の工夫 (6)多様な解決策の存在(情報技術の活用を含む)・・・・・・・・たくさん発想 (7)「良さ」に応じた解決策(手順や方法)の選択・・・・・・・良さに応じた選択 (8)意思決定(選択)の権利と結果への責任の自覚・・・・・・・・・・権利と責任 (9)情報技術を効果的に使うための工夫・・・・・・・・・・・・・・人を活かす (10)状況によって解決策の「良さ」の評価が変わる・・・・・・絶対はない (11)情報技術の活用で、解決方法の発想を広げる・・・・・ピンチはチャンス (12)変化や予想外の事態への対応を準備する必要がある・・転ばぬ先の杖 (13)より良い問題解決には、手順の明確化やルールの共有化が必要    ・・・・・・ツーと言えばカー システム思考やトレードオフは聞きなれない言葉の人もいると思うので説明を入れる。

身近な事例で問題解決の手順を把握する 1か月以内に話題のスイーツを食べに行こう! 身近な事例で問題解決の手順を把握する      1か月以内に話題のスイーツを食べに行こう! これは、プロジェクト? □Yes! □No! 個人(ひとり)で行く場合 すぐ決まる! 「話題の」スイーツを調べて好きなものに決められる いつ行くか、自分1人の都合で決められる 行きたい日時で行きたいところがたまたま定休日だったら、日時を変える、お店を変えるなども自分の都合で決められる なかなか 決まらない! グループ(5人)で行く場合 「話題のスイーツ」情報、いろいろな情報が集まりそう いつ行くか、5人全員が都合の良い日程を決めにくい みんなの好みが違ったら・・?! メンバーのみんなで、行先までの経路、方向がバラバラ、希望が合わない お金をどのぐらい使えるかも、意見が異なることも・・

身近な事例で問題解決の手順を把握する 5人で、1か月以内に話題のスイーツを食べに行こう! 身近な事例で問題解決の手順を把握する    5人で、1か月以内に話題のスイーツを食べに行こう! みんなが納得できるように スムーズに決めるには? 問題解決モデルで問題解決の手順を把握しよう! 目標設定過程 メタ認知 解決策発想過程 見方・考え方 合理的判断過程 最適化による 解の導出過程

問題解決ワークシート A-1 に解答しよう 「良さ」「目標」「制約条件」 はじめに、目標設定過程について学ぼう! ここでのキーワードは・・・ A-1 に解答しよう はじめに、目標設定過程について学ぼう! ここでのキーワードは・・・ 「良さ」「目標」「制約条件」 どんな課題で学ぶのかな?

目標設定過程 ~「目標」と「制約条件」は、何?~ A.このプロジェクトの「目標」と「制約条件」を確認しよう。           ~「目標」と「制約条件」は、何?~    目標設定過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くことになりました。このプロジェクトを達成するには・・・? A.このプロジェクトの「目標」と「制約条件」を確認しよう。 目標設定過程 「5人で食べに行く」で、 「良さ」を重視すると、達成したい「目標」は何ですか? 例えば・・ 全員で一緒に行く、評価の高いお店を探していく、 低予算で行く・・・   解決策発想過程 合理的判断過程 最適化による 解の導出過程 すでに決められていて変更できない「制約条件」は何ですか?すべて挙げてください。 次のうち、どれ? □話題のスイーツを食べに行く   □好きなスイーツを食べに行く □1か月以内に行く  □5人で行く □スイーツはやめてラーメンを食べに行く

~ 5W2Hで情報の収集・分析と作業計画~ 目標設定過程 ◆ICTをどのように活用する? 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成しよう! グループで行く場合は、いろいろやるべきことがありそう・・達成するには、どのように問題解決しますか? 「話題の」スイーツって何? 各メンバーの好みはケーキ?和菓子? お店の場所は? 5人のメンバーの都合は? 各メンバーの予算は? ◆ICTをどのように活用する? Webで情報検索 口コミで情報収集 LINEやメールでメンバー間のコミュニケーションや作業計画の共有 いろいろ思いつくけど、 情報の収集が必要

やるべきことを5W2Hに分類してリストアップしよう! 目標設定過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成しよう! グループで行く場合は、いろいろやるべきことがありそう・・達成するには、どのように問題解決しますか? できるだけ「より良い」結果を出すには? 全員が納得し満足できる内容で! 決めなければならないことは何? やるべきことをどんな順序で進めるの? 誰が、どうやって決めるの? 情報分析して 作業計画を 立てよう! やるべきことを5W2Hに分類してリストアップしよう!

第4回 問題解決ワークシート A-2 に解答しよう ここでのキーワードは・・・ 「5W2H」「作業計画」 役に立ちそう・・・

5W2Hでやるべきことを分類してリストアップすると・・ 目標設定過程         5W2Hでやるべきことを分類してリストアップすると・・ 分類 5W2H 「5人グループで、1か月以内に話題のスイーツを食べに行く」プロジェクトを達成するには? 場面設定 When? いつ? いつ、行くか?いつまでに実行するか? Where? どこに? どこに行くか? Who? だれが? だれと? ひとりではなく5人グループで? 誰が、何を担当するか? 出来事・行動 What? なにが? なにを? 話題のスイーツって何? どんなジャンル?どんなコンセプト? How? どんな? どうやって? どうやって行く先を決めるか? どうやって目的に合った情報を集めるか? 理由・背景 Why? なぜ? 授業の課題だから? みんなで親睦を図り楽しむため? 結果を広く知らせるため? スイーツプレゼンコンテストのため? スイーツ特集記事の取材のため? How much? いくら? 予算をどのぐらいにするか? 経費はどれぐらいかかるか? その他、こんなことも・・・ お店の形態は? 定休日はいつか? 本当に美味しいか?満足できるか? 整理できた? 抜けがない! 作業計画を 作ろう!

有効な「見方・考え方」は? 目標設定過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには?         有効な「見方・考え方」は? 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? (1)問題解決の様々な場面で情報の活用が必要・・・・・・・・・情報収集 (3)より良い問題解決における多様な「良さ」を考える・・・多様な「良さ」 情報的見方・考え方 13の観点とは?

問題解決ワークシート B C に解答しよう 「重視する良さ」「代替案」「メリット・デメリット」「トレードオフ」「良さの評価」 B C に解答しよう 目標(最適案)が達成できない場合、 次に、解決策発想過程に進もう! ここでのキーワードは・・・ 「重視する良さ」「代替案」「メリット・デメリット」「トレードオフ」「良さの評価」

目標設定過程で制約条件が満たせなかったら・・・          目標設定過程で制約条件が満たせなかったら・・・ 解決策発想過程 5人で1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? B「5人グループで1か月以内に話題のスイーツを食べに行く」が最適案ですね!  でも、よくある問題点として「グループ5人のメンバーで、いつ、行くか?」が決まらないことがあります。この問題をどのように解決したらよいか手順を考えましょう。 「5人で一緒に食べに行く」という制約条件が、日程調整 できず満たされなかった場合、どうしたらよいか? 案1:「制約条件が満たされないので、このプロジェクトを    終了するという選択 案2: 「5人で一緒に行く」が調整できないので、解決策として、    次に優先する「良さ」で解決策を検討するという選択 目標設定過程 合理的判断過程 解決策発想過程 最適化による 解の導出過程 案1、案2のどちらを選択しても良い! 案2の場合は、「次に優先する良さ」を考え、制約条件の一部を「目標」に変更して解決策を発想する

複数の解決策を発想しよう 解決策発想過程 代替案1:〔 〕 代替案2:〔 〕 代替案3:〔 〕          複数の解決策を発想しよう 解決策発想過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? C.案2:「5人で行く」が調整できない場合、次に優先する「良さ」に応じた解決策を、複数発想しよう。 次の制約条件のうち、どれを重視しますか?(  )内に、重視する順に、 1,2,3と数字を入れましょう。 (  )5人グループで一緒に食べに行く (  )1か月以内に食べに行く (  )話題のスイーツを食べに行く 「5人で・・・」が達成できない場合、次に優先すべき「良さ」を考えるとしたら、どのような代替案がありますか?いくつか発想して書き出しましょう。 代替案1:〔                                   〕 代替案2:〔                                   〕 代替案3:〔                                   〕 ※解決のために制約条件の「良さ」の優先順位を考え、「目標」に変更しよう。 ※解決策を、複数発想できましたか?

有効な「見方・考え方」は? 解決策発想過程 (6)多様な解決策(代替案)の存在(情報技術の活用を含む)・・たくさん発想           有効な「見方・考え方」は? 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? (6)多様な解決策(代替案)の存在(情報技術の活用を含む)・・たくさん発想 (4)「良さ」の間に存在するトレードオフの認識・・・・・・・・・・・・トレードオフ (10)状況によって解決策の「良さ」の評価が変わる・・・・・絶対はない 情報的見方・考え方 13の観点とは?

問題解決ワークシート D に解答しよう 「代替案」「メリット・デメリット」「トレードオフ」「良さの評価」 D に解答しよう 複数の解決策(代替案)が発想できたら、 次に、合理的判断過程に進もう! ここでのキーワードは・・・ 「代替案」「メリット・デメリット」「トレードオフ」「良さの評価」

案のメリット・デメリットを見出す 合理的判断過程 次の3つの解決策の メリット、デメリットを考えよう? 解決策 メリット デメリット            案のメリット・デメリットを見出す 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? D.次の3つの解決策(代替案)を発想したとしましょう。実現可能性を様々な側面で評価・検討し、合理的な判断で、「良さ」は何かを考えよう。 目標設定過程 合理的判断過程 解決策発想過程 最適化による 解の導出過程 次の3つの解決策の メリット、デメリットを考えよう? 解決策 メリット デメリット 1 3人と2人に分かれて違う日程で行く   2 4人は食べに行き、行けない1人にはスイーツを買ってきてあげる 3 スイーツを5個買ってきて大学のどこかに5人で集まって食べる

代替案の間のトレードオフを見出す 合理的判断過程 解決策 トレードオフは?            代替案の間のトレードオフを見出す 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? 解決策 トレードオフは? 1 3人と2人に分かれて違う日程で行く   → 5人ともお店に食べに行く を優先   2 4人は食べに行き、行けない1人にはスイーツを買ってきてあげる → なるべく5人に近い人数でお店に食べに行く を優先 3 スイーツを5個買ってきて大学のどこかに5人で集まって食べる → 5人で一緒に食べる を優先 3つの案の間に どんなトレードオフがあるか? 「良さ」の間に生じる「トレードオフ」とは? 何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない関係      例)作業を速く終わらせることを重視すると正確さが損なわれる 

複数の案の優先順位を決めるための判断をしよう!             複数の案の優先順位を決めるための判断をしよう! 合理的判断過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? 解決策 1 3人と2人に分かれて違う日程で行く   → 5人ともお店に食べに行く を優先 2 4人は食べに行き、行けない1人にはスイーツを買ってきてあげる   → なるべく5人に近い人数でお店に食べに行く を優先              3 スイーツを5個買ってきて大学のどこかに5人で集まって食べる   → 5人で一緒に食べる を優先 自分の案が他の案に比べて、どのような「良さ」があるか、何を重視したか、他のみんなに説明して納得してもらうことができる合理的な理由を考えよう。 あなたが選んだ案は?: 1   2   3 あなたが選んだ案がより良いと考える理由:〔                                                     〕

合理的判断過程 有効な「見方・考え方」は? (4)「良さ」の間に存在するトレードオフの認識・・・・・トレードオフ              有効な「見方・考え方」は? 合理的判断過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? (4)「良さ」の間に存在するトレードオフの認識・・・・・トレードオフ (8)意思決定(選択)の権利と結果への責任の自覚・・・・・・・・・・権利と責任 (10)状況によって解決策の「良さ」の評価が変わる・・・・・・絶対はない 情報的見方・考え方 13の観点とは?

問題解決ワークシート E に解答しよう 「トレードオフ」「良さの評価が変わる」「権利と責任」 E に解答しよう 複数の解決策について合理的な判断で優先順位をつけ、最適化による解の導出過程に進もう! ここでのキーワードは・・・ 「トレードオフ」「良さの評価が変わる」「権利と責任」

案に優先順位をつけて最適解を決める 最適化による解の導出過程                 案に優先順位をつけて最適解を決める 最適化による解の導出過程 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? E.発想した代替案の中から、どの案・計画が最適かグループ内で優先順位をつけよう 代替案 1 3人と2人に分かれて違う日程で行く 2 4人は食べに行き、行けない1人にはスイーツを買ってきてあげる 3 スイーツを5個買ってきて大学のどこかに5人で集まって食べる 目標設定過程 解決策発想過程 合理的判断過程 合理的判断過程で自分が代替案としてより良いと考えた案と選択理由をグループ内で発表し合い、最適解・妥協案をひとつに決定するために、優先順位を考えよう。 グループ内での代替案の選択状況  1 案を選択:(   )人   2案 を選択:(   )人  3案 を選択:(   )人 優先順位 第1位:   案   第2位:    案  第3位:    案 決定した最適解・妥協案: 決定した理由: 最適化による 解の導出過程

有効な「見方・考え方」は? 最適化による解の導出過程 (7)「良さ」に応じた解決策(手順や方法)の選択・・・・・・・良さに応じた選択                  有効な「見方・考え方」は? 5人グループで1か月以内に「話題の」スイーツを食べに行くプロジェクトを達成するには? (7)「良さ」に応じた解決策(手順や方法)の選択・・・・・・・良さに応じた選択 (8)意思決定(選択)の権利と結果への責任の自覚・・・・・・・・・・権利と責任 (10)状況によって解決策の「良さ」の評価が変わる・・・・・・絶対はない 情報的見方・考え方 13の観点とは?

枠組み Output 開始 ①目標設定過程 情報の収集・分析、ICTの活用 プロジェクト ②解決策発想過程 ③合理的判断過程 ④最適化による 見方・考え方、行動 Output 開始 プロジェクト ①目標設定過程  目標を決定し、計画立案をする  ・情報を収集・分析し、目標と制約条件を確認する  ・副目標を決め、作業計画を立て、役割分担する  ・関係者(ステークホルダー)を確認する 企画案 作業工程案 情報の収集・分析、ICTの活用 企画書 作業工程表 手順書 仕様書 予算書 ②解決策発想過程  良さを考え、多様な代替案を発想する   ・ブレインストーミングなどでたくさんのアイデアを発想する   ・目標を達成するための解の良さを考える  発想した代替案を評価・検討する   ・複数の代替案のトレードオフに着目する   ・多様な人(ステークホルダー)の立場を考える   ・メリットとデメリットを考え、その根拠を明確にする ③合理的判断過程  制約条件を満たした最適案・妥協案を決定する   ・判断基準やデータに基づき、最適案を導き出す   ・最適案でなくても、自己の権利と責任で妥協案を決定する   ・具体的な実行計画を策定する ④最適化による 解の導出過程  関係者の間で合意して最終案を決定する   ・関係者全員が納得できるように最適案・妥協案を説明する   ・合意された最適案・妥協案を最終案として決定する ⑤合意形成過程 ポスター フライヤー 案内 実行 収支決算書 プレゼン 報告書 ⑥ふり返り過程 問題解決の進め方をふり返り、改善点を考える  ・制約条件を満たしたか?目標は達成できたか? 終了