B2 – ruu B1 – yasukata 親 - amanoma 振動パターン検出による 救助要請システム B2 – ruu B1 – yasukata 親 - amanoma
概要 床を特定のパターンで叩くことにより、救助要請 メールを送信するシステムの提案 助けを求めるメール
背景・問題意識 単身世帯の増加 屋内においての怪我・事故の多発 単身世帯において怪我等により移動できなくなった 場合、外部への救助要請が困難 屋内では外部との連絡手段が電話などに限られ、常 に身の回りにあるとは限らない ソースは口頭で説明 一人暮らしに関しては総務省国勢調査~17年度分から 単純な事故件数なら、交通事故よりも屋内での事故の方が多い。 ソース:厚生労働省,“死因簡単分類別にみた性別死亡数・ 死亡率”および“家庭内における主な不慮の事故 の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合”, 平成18 年人口動態統計(確定数)の概況, pp15-17, 2007 ちなみに平成18年の交通事故件数は同じく交通局のデータで88万件以上。
目的 ユーザが屋内のどこで怪我等をしたとしても、外 部への救助要請を可能にする
アプローチ 加速度センサを床に配置し、振動を取得する ユーザが床を特定のパターンで叩くことで、救助 要請メールを親族に送信する 助けを求めるメール 口頭で 三三七拍子にした理由を説明する
想定環境 今回はτ41を一人暮らしの人の部屋と想定する
システムの流れ 振動取得 異常状態判別 異常状態を、人が室内でけが等により移動すること が困難な状況とする 救助要請メール送信
振動取得手法 SunSPOTを床に配置して加速度を取得する 加速度の数値データを振動として扱う 配置の位置と個数は予備実験を行なった後決定する
予備実験 SunSPOTを配置する位置と個数を決定するために 次のような手順で行なう 床の四隅にSunSPOTを設置する 部屋の隅から床を叩きながら移動し、振動を取得 できない範囲がないかを確認する 振動をうまく取得できない場所があれば、そこに SunSPOTを設置する 部屋全体で振動を取得できるようになるまで2、 3を繰り返す 移動の方法は図 どのくらいの強さでたたくか
異常状態判定手法 (1/2) 15秒ごとに、その瞬間から30秒後までの振動 の数値データを特定パターンと照合する 今回は特定パターンを誰もが知っている三三七拍子 とする
異常状態判定手法 (2/2) 下のように色分けした13回の振動の間隔の中で この条件を満たすリズムを三三七拍子と認識する 色の同じところの長さがほぼ等しい 緑よりもオレンジが1.5倍以上長い 青よりもオレンジが1.5倍以上長い この条件を満たすリズムを三三七拍子と認識する
救助要請手法 特定振動パターンを検知したときにユーザの親族に ユーザの安否確認を促すメールを送信する 初期設定としてユーザの名前とメールの送信先アドレ スを設定する 特定リズムを検出 誰にメールを送信するかを決めましょう 助けを求めるメール 親族の携帯電話
ソフトウェア構成図 助けを求めるメール メール送信モジュール メール送信要請 パターン判定モジュール 振動の数値データ データ取得モジュール 振動センサ 振動センサ 振動センサ SunSPOT SunSPOT SunSPOT
開発環境 OS:MacOSX 開発ツール:NetBeans 使用言語:java センサ:SunSPOT
評価方針 定性的評価(アンケートによる) 定量的評価(実験による) 本システムによって、必要とされたときに救助要請 メールが送信されたか 床を叩く行為に苦痛を感じなかったか 定量的評価(実験による) 振動パターンを誤りなく検知できた確率 ユーザが床を叩いてから、救助要請メールを送信す るまでの経過時間 アンケート内容 ①必要な(助けが欲しい)ときにちゃんと救助要請メールが送られ事態が解決したか ②実際に助けが必要な時、壁や床を叩くのが苦痛に感じたか 実験の手順 ①実際にシステムを複数回動かし、正常に作動した回数を判断 ②実際にシステムを動かした際、メール受信までどのくらい時間がかかったのか、複数回動かしてみる。これについては実際に振動のデータと参照し、特定リズムの判定に問題がないのかの判断も含む
実装分担 ruu yasukata 初期設定を含む、救助要請メール送信システム SunSPOTによる振動の検知及び特定パターンの判別 による、異常状態の認識
研究スケジュール 12月中旬〜 予備実験および検証 12月下旬〜 実装 1月下旬 実験評価
まとめ 室内のどこからでも、床を叩くことで振動を検知 し、救助を要請できるシステムの提案 加速度センサを用いて振動を取得し、特定リズムか らユーザの救助要請を認定する 救助要請が認定された場合に救助要請メールを送 り、ユーザが大事に至らないようにする