「型」の体得と宣教 －習得行動の原点－ 2008年度 宣教学クラス資料.

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1 「型」の体得と宣教 －習得行動の原点－ 2008年度 宣教学クラス資料

2 「型」と自我不確実感 日本的自我構造の基本的特徴
自我の不確実感を緩和するために、何事も慣行に従って滞りなく型どおりに行う儀礼的な行動を重んじる日本人 型・形式を重んじる意識 形の中にいる安心感（バッジを付ける日本人） 典型的日本型人間関係「和」の価値観　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3 「型」の意識と社会 人間関係の安寧持続を目的とする「型」 人々の創造性と個性を圧迫する「型」
きわめて標準化され統一された行為に影響 自己流の仕方、独学による成功への拒否感 人々の創造性と個性を圧迫する「型」　 戦後の規格大量生産型工業社会の確立に大きく寄与した「型」意識

4 「型」の意識と日本の宗教 カミはそれを望み要求 日本人の意識から乖離 吸引力を失った日本の教会 厳正・反復的な型を遵守する儀式志向
プロテスタントにおける儀式の文脈化の欠如 日本人の意識から乖離 吸引力を失った日本の教会

5 客人に応じた所作が無意識にできるには、基礎修練ができてこそ。「守・破・離」を踏む必要がある。裏千家千宗室家元
　　客人に応じた所作が無意識にできるには、基礎修練ができてこそ。「守・破・離」を踏む必要がある。裏千家千宗室家元 　　　　「日本の知力」『読売新聞』(08/04/28)

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7 「型」の体得 師匠が弟子に 守 破 離 やがて 弟子が 自分なりの 境地に至る 基本形を 教え込む 枠を飛 び出す

8 宣教の効果 「型」の体得 「型」の体得 創造性に富んだ伝道 油注がれたメッセージ 牽引力のある牧会 命溢れる教会形成 創造性に富んだ伝道
信仰生活の基本形 牽引力のある牧会 命溢れる教会形成 創造性に富んだ伝道

9 に型は様々な個性や表現 となっていく。狂言師 野村萬斎
　　　基礎となる「型」は、知識ではなく体得するもの。型にはめるのは没個性のように考えがちだが、使いこなすうち 　に型は様々な個性や表現　　となっていく。狂言師　野村萬斎

10 「型」の効用 「型」が型のままだと 「型」が応用に繋がると 現状維持が容易（大勢が安住する場） 「金太郎あめ」式画一的な生産に限定される
創造性の働く余地皆無 「型」が応用に繋がると 「守」「破」「離」へと移行 「型」が芸の極みへと成長可能 新鮮で・創造的な生産可能

11 宣教の原点 キリストの元に行く キリストに学ぶ 何を学ぶのか （マタ１１：２８－３０）

12 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」（マタ１１：２８－３０）

13 宣教の原点 キリストに学ぶ キリストの心を心とする。 　（ピリ2:5－文語訳） 何を学ぶのか （マタ11:28-30）

14 　　キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。（ピリ2:6-8）

15 宣教の原点 自分の十字架を背負う キリストの心を心とする キリストに学ぶ 何をすれば よいのか （マタ11:28-30）

16 　「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それを見いだすのです。」（マタ16:24-25）

17 宣教の原点 自分の十字架を背負う キリストの心を心とする キリストに学ぶ どういう意味か （マタ11:28-30）

18 　私はキリストとともに十字架につけ　られました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。（ガラ2:20）

19 宣教の原点 キリストと共に死ぬ キリストの心を心とする キリストに学ぶ どういう意味か （マタ11:28-30）

20 　私はキリストとともに十字架につけ　られました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。（ガラ2:20）

21 宣教の原点 キリストの心を心とする キリストと共に十字架にかかる ここまでが 「型」の体得 プロセス ここからが 体得した「型」 を表現する

22 行く 学ぶ 従う 行く 宣教の原点 あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。（マタ28:19）」 キリストの元に キリストから
全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。（マコ16:15） キリストの元に キリストから キリストに キリストと共に