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心理科学・保健医療行動科学の視点に基づく
合併新市ビジョン及び建設計画の策定 -新潟県長岡地域の合併を例として- 2004/11/19 株式会社 建設技術研究所 国土文化研究所
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1 市町村合併における課題 ここでは既往行動分野における現象や事柄ではなく、計画策定に向けた全体構想主義の観点からの課題を考える。
ここでは既往行動分野における現象や事柄ではなく、計画策定に向けた全体構想主義の観点からの課題を考える。 ■これまでのビジョン策定、市町村合併に見る課題 -手段・方法としての説明への傾倒 -お金でわける ■長岡地域の空間上の課題 -「中心部だけが栄えて、周辺がさびれるのではないか?」 -「地域の文化や歴史が生かされてないのではないか?」 ■いつの時代にも色あせない計画とは何か? ■不確実性の時代に対応できる計画とは何か? 成果・結果ではなく、意思の波及や共感と言った途中過程が重要な計画論が必要 「人を説得する科学」から「人が共感する科学」へ視点を加えてアプローチする。 人間科学・実証研究の重要性
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2 課題解決に向けた視点① 検証 左脳 分析脳 右脳 直感脳 確認 考える 思う 精神 行動 身体 ■人間の思考プロセス
⇒「思う」ことを計画論に 組み込む必要性 左脳 分析脳 右脳 直感脳 確認 考える 思う ■人の心・行動と病気の因果関係⇒“保健行動”概念の導入 「あきらめ」をやめて「実現したいこと」、「やらなければいけない」という考えをやめ て「やりたいこと」を発見・再確認する。 地域人格 精神 (市民集合体) 行動(施策)のあり方を変容させることで、身体(国土、財源)も変容する。 行動 (施策) 身体 (国土資源) 同じ行動をとっても「心のあり方」で身体への影響は異なる。 社会や人生の概念を変容することの重要性。 保健医療行動科学の概念モデル
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3 課題解決に向けた視点② ■心理カウンセリングに見る自己発見プロセス ~しなければならない症候群からの脱却~ WANT CAN WILL
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4 将来構想立案の方法 出典:長岡地域新市将来構想
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将来構想 策定の流れ 5 出典:長岡地域新市将来構想
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6 将来構想アウトプット例 出典:長岡地域新市将来構想
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7 建設計画策定手法 様々な施策を“保健行動”として捉え、人間社会にとっての精神的な意味ごとに事業を分類する。 <自己効力感を高める4項目>
様々な施策を“保健行動”として捉え、人間社会にとっての精神的な意味ごとに事業を分類する。 ■不透明・不確実な社会では、一般的なモチベーション理論が通用しない。 自己効力感(Bandura.A)を持つことが重要 ブランディング価値 <自己効力感を高める4項目> ●制御体験 ●代理体験 ●社会的助言 ●生理的感情的安定 戦略的事業 都道府県事業 生活基盤整備事業 合併に伴い必要となる事業
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生活基盤整備(ナショナルミニマム)事業:安心感
戦略的事業:根幹事業の中核 新市将来構想の実現に向けた事業 将来構想の地域らしさ価値(ブランディング価値)を高めるために、市民・行政が一体となって進めていくべき事業 新市の根幹事業(ハード・ソフト事業) リーディングプロジェクト 生活基盤整備(ナショナルミニマム)事業:安心感 安定したまちづくりのための事業 社会基盤の水準が低い地域が存在することは、新市全体での一体感を失うことにもつながることから、新市全体の安定、住民の生活に対する安心感を高めるための、都市として必要最低限と判断される社会基盤整備事業 合併に伴い必要となる事業:一体感 まちづくりへの一体感を醸成する事業 新市の一体性の速やかな確立及び住民の福祉向上を図るための一体感醸成・効率化・統廃合に資する事業 リーディングプロジェクトとは 合併後3年程度までに着手(一定の成果を得る)、実現でき、新市民の達成感が得られ、“新市としてやっていける”という期待感を醸成するハード・ソフト事業と定義します。 (新市民と行政が新市を実感し、アピールできる事業) 出典:長岡地域新市建設計画
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