1 2.園での生活と領域「環境」 担当:瀧川光治
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9 「物的環境」 園の「物的環境」 園庭にある 「物的環境」 ① 物としての物的環境 ② 場としての物的環境 園舎・保育室にある 「物的環境」 ① 物としての物的環境 ② 場としての物的環境
10 物的環境を準備するために → 保育者は,保育環境としてさまざま な「物的環境」をどのように準備するか, ということを考える必要がある。 → 子どもの活動の見通し(展開の方向 性)をたえず検討・再検討する必要があ る。それによって,時宜(じぎ:その 時・場合にふさわしいこと。また、ちょ うどよい時期)にかなった物的環境をど のように準備するかを考える。
11 「自然環境」 園の「自然環境」 園庭にある「自然環境」 園舎・保育室にある 「自然環境」 (小)動物 植物(草花) 土・砂など 季節 そのもの 自然現象
12 「自然環境」は,「出会い」「感 じる」環境である ① 「春に出会ったなぁ,春を感じるなぁ」という 環境は? ② 「夏に出会ったなぁ,夏を感じるなぁ」という 環境は? ③ 「秋に出会ったなぁ,秋を感じるなぁ」という 環境は? ④ 「冬に出会ったなぁ,冬を感じるなぁ」という 環境は? ⑤ 季節の移り変わりを感じる環境は? ⑥ 不思議だなぁ,すごいなぁと感じる環境は? ⑦ 生命力・生命感を感じるなぁと思える環境は? ⑧ 素朴だが不思議な魅力のあるものは?-小石, 砂粒など ⑨ そのほか様々な自然環境との「出会い」や「感 じること」
13 自然環境-「出会い」「感じる」 環境 季節感、生命感、不思議感、自然物に対す る魅力 ⇒ それらが自分の経験(原体験)として 根付いていくことが必要。
14 季節と動植物・自然界 (小)動物植物 自然界・自然現象 春 テントウムシ,アオムシ・ ケムシ,カエル,シジュウ カラ,ツバメ,ヒバリ タンポポ,ツクシ,チュー リップ,サクラ,竹の子 植物の芽吹き,サクラが散 る 夏 カタツムリ,アメリカザリ ガニ,セミ,カブトムシ, クワガタ,コウモリ ツツジ・サツキ,アジサイ, ヘクソカズラ,ヤマゴボウ, ハルジオン・ヒメジョオン ,ミニトマト,キュウリ, トウモロコシ 梅雨,虹,入道雲,夕焼け 秋 コオロギ,バッタ,キリギ リス,クモ,ミノムシ,モ ズ エノコログサ,ヒガンバナ, キンモクセイ, ドングリ, カキ・ブドウ,秋の七草, カエデ,イチョウ,クリ・ シイの実,サツマイモ 台風,夕焼け,落ち葉 冬 虫たちの冬越し,カモ,ム クドリ ツバキ,サザンカ,マツ ボックリ 冬芽 春の七草 落ち葉,干し柿,氷,雪, 霜,霜柱
15 身近な動植物とのかかわりと 飼育・栽培 ① 小動物とのかかわり → 飼育小屋・飼育箱,飼育ケース,飼育に 使う用具などの物的環境の構成をどう考える か ② 植物とのかかわり → 花壇・雑草園・野菜園,プランター,土, 栽培に必要な用具,また植物をあそびに取り 入れたり,野菜などを調理するときの用具類 といった物的環境の構成をどう考えるか
16 園の生活の一年 (季節と行事) 季節 暦 二四節気 天文学 季節・園の行事 春 3,4,5 月 立春から立夏まで 立春:2月4日頃 春分から夏至まで 春分:3月21日頃 ・花見,五月の節句など ・入園式 夏 6,7,8 月 立夏から立秋まで 立夏:5月6日頃 夏至から秋分まで 夏至:6月21日頃 ・七夕祭り,八十八夜など ・七夕会,夕涼み会,プー ル開きなど 秋 9,10,11 月 立秋から立冬まで 立秋:8月8日頃 秋分から冬至まで 秋分:9月23日頃 ・彼岸,中秋の名月,もみ じ,七五三など ・運動会,サツマイモ掘, クリ拾いなど 冬 12,1,2 月 立冬から立春まで 立冬:11月8日頃 冬至から春分まで 冬至: 12 月22日頃 ・クリスマス,正月,節分, 立春,ひなまつりなど ・クリスマス会,もちつき 大会,生活発表会,卒園式 など