日本語のアクセント 2005.9.15 国分芳宏
日本語のアクセントは 声の高さの違いである。 高い音と低い音の 2 段階である。 高い音を ■ 低い音を ■ であらわすことにする
アクセントの型 「は」と「し」の2字で表される言葉を考えて みる 端が ハシガ 平板型 橋が ハシガ 尾高型 箸が ハシガ 頭高型 先頭の音と2拍目の音は必ず高さが違う。 高い音から低い音に移る直前の音をアクセント核という。 アクセントの形は拍数+1 種類ある。
アクセント核の移動 複合語を作るとアクセントが移動する。 都立 トリツ 都立高校 トリ ツコーコー 高校 コーコー
「熱帯」 「ネッタイ」 「亜熱帯」 「アネッタイ」 「熱帯圏」 「ネッタイケ ン」 「亜熱帯性」 「アネッタイ セー」 「亜熱帯圏」 「アネッタイケ ン」
「熱帯」 「ネッタイ」 「亜熱帯」 「アネッタイ」 「熱帯圏」 「ネッタイケ ン」 「亜熱帯性」 「アネッタイ セー」 「亜熱帯圏」 「アネッタイケ ン」 変わらない例 「社会一般」 「シャカイ」「イッパ ン」 「シャカイイッパ ン」
意味によるアクセントの違い 渋谷 「シブヤ」地名 渋谷 「シブヤ」人名 本会議 「ホンカイギ」 正式な会議 本会議 「ホンカイギ」 出席してい る会議 絵を書く人「モデル」 車の 「モデル」
活用形による違い 活用形によってもアクセント核が移動す る 青かろう アオカロー 青かった アオカッタ 青く アオク 青い アオイ 青ければ アオケレバ
活用形による違い 活用形によってもアクセント核が移動す る 青かろう アオカロー 青かった アオカッタ 青く アオク 青い アオイ 青ければ アオケレバ
助数詞の読み方とアクセント 1本 2 本 3 本 4 本 5 本 6本 7 本 8 本 9 本 10本
助数詞の読み方とアクセント 1本 イッポン 2 本 ニホン 3 本 サンボン 4 本 ヨンホン 5 本 ゴホン 6本 ロッポン 7 本 ナナホン 8 本 ハッポン 9 本 キューホン 10本 ジュッポン
アクセントの記述方 アクセント核の直後に ’ (アポストロフィー)を付 けて指定することにする。 平板型では核がない。 端が ハシガ 平板型 ハシガ 橋が ハシガ 尾高型 ハシ ’ ガ 箸が ハシガ 頭高型 ハ ’ シ ガ
アクセントとイントネーショ ン イントネーションとアクセントを加えた 高さで発音される