第 50 回インナー大会・プレゼン部門@日本大学 1. 貧困問題 所得格差 環境汚染 資源枯渇 開発課題 2.

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第2-3-1図 企業の事業展開の戦略について 戦略 説明 ① 市場浸透戦略
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第 50 回インナー大会・プレゼン部門@日本大学 1

貧困問題 所得格差 環境汚染 資源枯渇 開発課題 2

3

4

発表の流れ 1 現状分析 2 問題点と課題 3 提案 5

先進経済 貨幣経済 新興経済 伝統経済 自然経済 ( 引用 ) スチュアート・L・ハート『未来をつくる資本主 義-世界の難問をビジネスは解決できるか』英治出版 環境 汚染 資源 枯渇 巨大 都市 貧困 6

7 C.K. プラハラード『ネクスト・マーケット』 英治出版( 2010 )

先進経済 貨幣経済 新興経済 伝統経済 自然経済 ( 引用 ) スチュアート・L・ハート『未来をつくる資本主 義-世界の難問をビジネスは解決できるか』英治出版 環境 汚染 資源 枯渇 巨大 都市 貧困 エネルギー消 費の抑制 環境負荷の軽 減 持続可能な自 然経済の利用 枯渇資 源の補 充 村を基盤とするビ ジネス関係の促進 貧困層の能力 開発 BOP ビジネ ス クリーンな環 境技術の開発 8

BOP ビジネスとは 9 Base of the pyramid

発表の流れ 1 現状分析 2 問題点と課題 3 提案 10

BOP ビジネス BOP層 多国籍企業 顧客化 従来の製品を BOP 市場へ展開 反発反発 雇用機会 所得向上 価格変更パッケージ変更 低コスト生産流通拡大 世界の NGO と連携貧困層 の顧客化 失敗 11

 利益の確保  持続可能性  差別化  社会的責任 を果たす  所得の向上  雇用機会  インフラ整備  能力開発  環境保護 BOP 層多国籍企業 WIN-WIN の関係 現実は … 多国籍企業と BOP 層の対立 関係 12

( 引用 ) スチュアート・L・ハート『未来を つくる資本主義-世界の難問をビ ジネスは解決できるか』英治出版 ( 2008 ) 13

BOP ビジネス BOP層 多国籍企業 顧客化 従来の製品を BOP 市場へ展開 反発反発 雇用機会 所得向上 価格変更パッケージ変更 低コスト生産流通拡大 世界の NGO と連携貧困層 の顧客化 パートナー シップ BOP 層とビジネスモデルを共創 深い対話優先順位を逆転 能力開発相互価値の創造 ローカルパートナーのエコシステム 新しい知識新しい知識 ビジネスノウハウビジネスノウハウ 14

企業 NGO 政府 BOP コミュニティ 共同企業家 ファシリテー ター Nike_Case_Follow_Up_07.pdf 15

発表の流れ 1 現状分析 2 問題点と課題 3 提案 16

( 引用 ) スチュアート・L・ハート『未来を つくる資本主義-世界の難問をビ ジネスは解決できるか』英治出版 ( 2008 ) 17

18

19

今まで排斥されてきたグループや コミュニティーと関わり合う能力 信頼と理解に基づいた 長期的な関係を築く能力 ボトムアップでビジネスモデル を進化させる能力 20

企業 主要ステークホルダー 末端ステークホルダー 貧困者 極論者 利害対立者 弱者 非識字者 非合法者 孤立者 人以外の生物 無関心者 競合他社 NGO 取引先 コミュニティ従業員 顧客 投資家 ( 引用 )” Engaging fringe stakeholders for competitive imagination” Stuart L. Hart and Sanjay Sharma 21

共創 ソリューション 深い対話ニーズの発見新製品開発低コスト生産資本効率低コスト流通 流通システムの拡 大 規模の経済 範囲の経済 相互作用 の経済 イノベーショ ンの経済 顧客の必要性 顧客の好み 能力ある企業能力ある社会起業家 22

23 BOP 層を生産者、ビジネ スパートナーとして見な す BOP ビジネスを具体的 な方法論を用いて体系化 したもの。

スポンサー コーネル大学 ミシガン大学 世界資源研究所 William Davidson Institute The Johnson Institute サポート デュポン ヒューレット・パッカード SC ジョンソン 24 コーネル大学ジョンソンスクール 研究機関 多国籍 企業

25

26

共創 ソリューション 深い対話ニーズの発見新製品開発低コスト生産資本効率低コスト流通 流通システムの拡 大 規模の経済 範囲の経済 相互作用 の経済 イノベーション の経済 顧客の必要性 顧客の好み 能力ある企業能力ある社会起業家 27

土着化 28

29  現地のナレッジを用いた事業の展 開に時間がかかる。  企業から BOP 層に対して、権限を どこまで移譲するかということ。

BOP プロト コルの必要 性 30  利益の確保  持続可能性  差別化  社会的責任 を果たす  所得の向上  雇用機会  インフラ整備  能力開発  環境保護 WIN-WIN の関係 多国籍企業 BOP層 パート ナーシッ プ

参考文献・引 用 ・スチュアート・L・ハート『未来をつくる資本主義-世界の難問をビジネスは解決できる か』英治出版( 2008 ) ・ヴィジャイ・マハジャン『アフリカ 動き出す9億人市場』英治出版( 2009 ) ・シンシア・スミス『世界を変えるデザイン ものづくりには夢がある』英治出版( 2009 ) ・C・K・プラハラード『ネクスト・マーケット』英治出版( 2010 ) ・佐藤元彦『脱貧困のための国際開発論』築地書店( 2002 ) ・西水美恵子『国をつくるという仕事』英治出版( 2009 ) ・スチュアート・L・ハート『「持続可能性」のための経営戦略』 Harvard Business Review 『経営戦略論』ダイヤモンド社( 2001 ) ・諸上茂登、藤沢武史『グローバル・マーケティング〈第2版〉』中央経済社( 2004 ) ・シュムペーター『経済発展の理論(上)』岩波書店( 2008 ) ・長坂寿久『BOPビジネスとNGO_CSR=企業NGOの新しい関係』( 2010 ) ・BOPビジネス研究会『BOPビジネス政策研究会 報告書』『BOPビジネス政策研究会 報告書 参考資料』( 2010 ) ・第一生命経済研究所『アジア経済マンスリー( 2010 年 1 月)』( 2010 ) 31

・ Erik Simanis, Stuart Hart, Gordon Enk, Duncan Duke, Michael Gordon, & Allyson Lippert 『 Strategic Initiatives at the Base of the Pyramid A Protocol for Mutual Value Creation 』( 2005 ) ・ Erik Simanis and Stuart Hart 『 The Base of the Pyramid Protocol:Toward Next Generation BoP Strategy Second Edition 』( 2008 ) ・高山丈二『企業収益の確保と社会課題の解決 ―BOP ビジネスの取組み ― 』レファレンス( 2010 ) ・谷本寛治『ソーシャル・ビジネスとソーシャル・イノベーション』一橋ビジネスレビュー( 2009 ) ・経済産業省『官民連携によるWin-winのBOPビジネス』国際金融 1201 号( 2009 ) ・酒向浩二『世界の成長センター有望市場を開拓する』エコノミスト( 2010 ) ・ジェブ・ブルーグマン C・K・プラハラッド「企業とNGOの共創モデル ― BOP市場を開発す る」『ハーバード・ビジネス・レビュー』ダイヤモンド( 2008 ) ・佐藤 寛『BOPビジネスの可能性 ― 特集にあたって』アジ研ワールド・トレンド( 2009 ) ・槌屋詩野『BOPビジネスの可能性 ― BOPビジネスにおける『成功』の考え方』アジ研ワール ド・トレンド( 2009 ) ・笹原龍二『BOPビジネスの可能性 ― 開発援助からみたBOPビジネス』アジ研ワールド・トレン ド( 2009 ) ・新谷大輔『BOPビジネスの可能性 ― 企業の社会的責任とBOPビジネス』アジ研ワールド・トレ ンド( 2009 ) ・北澤 肯『BOPビジネスの可能性 ― フェアトレードとBOP』アジ研ワールド・トレンド ( 2009 ) ・功能聡子『BOPビジネスの可能性 ― BOPと社会的投資の可能性』アジ研ワールド・トレンド ( 2009 ) ・C・K・プラハラード、アレン・ハモンド「第三世界は知られざる巨大市場 ― MNCの新たな成長 戦略」『ハーバード・ビジネス・レビュー』ダイヤモンド社( 2003 ) 32

・C・K・プラハラード、ケネスG.リーバーサル「帝国主義的グローバリゼーションの終焉 ― 新興 国市場で競争する時代」『ハーバード・ビジネス・レビュー』ダイヤモンド社( 2010 ) ・マイケル・ポーター、マークR.クラマー「競争優位のCSR戦略」『ハーバード・ビジネス・レ ビュー』ダイヤモンド社( 2008 ) ・江村 英哲、佐藤 嘉彦『BRICsではもう遅い ― 新・新興 40 億人市場はこう攻める』日経ビジネス ( 2009 ) ・マイケル E.ポーター、マーク R.クラマー「競争優位のフィランソロピー ― 社会貢献コストは戦 略的投資である」『ハーバード・ビジネス・レビュー』ダイヤモンド社( 2003 ) ・ Cornell University The Johnson School Center for Sustainable Global Enterprise (最終閲覧日 9 月 28 日) ・ Stuart L. Hart and Clayton M. Christensen, The Great Leap -Driving Innovation From the Base of the Pyramid-, MIT SLOAN MANAGEMENT REVIEW, 2002, ・ Stuart L. Hart and Mark B. Milstain, Creating sustainable value, Academy of Management Executive, Vol. 17, No. 2, 2003, ・ Stuart L. Hart and Sanjay Sharma, Engaging fringe stakeholders for competitive imagination, Academy of Management Executive, Vol. 18, No. 1, 2004 ・ C.K. Prahalad and Stuart L. Hart, The Fortune at the Bottom of the Pyramid, strategy+business issue 26, 2001 ・ Aneel Karnani, Fortune at the Bottom of the Pyramid: A Mirage-How the private sector can help alleviate poverty, California Management Review, 2007 ・ The Greening of Industry Network (最終閲覧日 9 月 29 日) ・ ITC Centre of Excellence for Sustainable Developmentnt (最終閲 覧日 8 月 6 日) 33

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