1 経済学(第 9 週) 第 3 章 貨幣と金融取引 [1-2] 前回のキーワード: ◆ 資金過不足の発生 ◆ 資金と資産 ◆ 貨幣とは何か ・ 価値基準財(ニュメレール) ・ 決済手段,一般受領性 ・ 流動性と収益性 ・ 通貨の区分( M 1 <M 2 <M 3 < 広義流動 性)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
I V 長期における貨幣と価格 <キーワード> 貨幣数量説 古典派の二分論. 11章 貨幣システム 食事をするためにレストランに入ると、満腹という価値 を手に入れる。このサービスに対して対価を支払うには 、貨幣(お金、紙幣)もしくは小切手を手渡せばよい。 貨幣そのものには本源的な価値はないが、将来、自分の.
Advertisements

資本市場論 (9) 債券投資分析 - 金利の期間構造 - 三隅隆司 1. 短期金利と長期金利の関係 1990 年 12 月 1994 年 6 月 1992 年 4 月 1993 年 2 月 1996 年 6 月 1999 年 1 月 1994 年 1 月 日本銀行 HP のデータより作成 2 はじめに.
第8章 貯蓄,投資と金融システ ム 1.アメリカ経済における金融機関と市場 ( ↑ 日本経済でもほぼ同じ) 金融システムは、ある人の貯蓄と別の人の投資 を結びつける。投資の例として、 起業のための設備投資 住宅を購入する 金融システムは、金融市場と金融仲介機関の2 つのカテゴリーに分けられる 1 8.
『マクロ金融特論』 ( 2 ) 一橋大学大学院商学研究科 小川英治 マクロ金融特論
1 (第 14 週) 第5章 間接金融の仕組 み § 1 銀行の金融仲介機能 ( p.91 ~ 98 ) ① 仲介機能 ② 情報生産機能 ③ 資産転換(変換)機能 ④ 銀行貸付けにおける担保の役割 § 2 貸付債権の証券化とサブプライム問題 ( p.99 ~ 104 ) § 3 銀行以外の金融仲介機関.
マクロ経済学初級I タイプIIクラス 白井義昌
金利、金融政策及び資金循環 金利の概念 金利体系 日本銀行の政策手段 資金循環. 金利の概念 金利とは:資金の貸借取引における資 金の価格である。 金利の機能:資金の配分や景気の調整。
1 IV 長期における貨幣と価格. 第11章 貨幣システム 物々交換 欲望の二重の一致 1.貨幣の意味 貨幣の機能 – 交換手段 – 計算単位 – 価値貯蔵手段 富 流動性 貨幣の種類 – 商品貨幣 金本位制 – 不換紙幣.
資産運用の考え方 08bc172k 村杉な つみ. ポートフォリオのリスクと管 理 ポートフォリオ:個人や企業が保有する トータル の資産。中身は株式、 債券 投資信託、外貨金、 外国株式 など様々なもので 組み立てられている。 分散投資によって.
1 第 6 週 § 2(決済システムの安定化政策)続 き 前回の講義で学んだこと: ◆ だれが通貨をどのように供給するか ◆ 振り込み、振り替えのしくみ ◆ 日銀当座預金の役割とは ◆ 銀行の行う信用創造とは ◆ 銀行取り付けの可能性とその実例 (テキスト対応範囲: p.23 ~ 31 )
金融経済論(小川英治) 1 貨幣供給. 金融経済論(小川英治) 2 ハイパワードマネーとマネー サプライ ハイパワードマネー or マネタリーベース or ベースマ ネー =中央銀行が供給する現金通貨。 ハイパワードマネー( H )は、公衆保有の現金通貨 ( C )と銀行保有の支払準備( R )から構成される。
貨幣の役割と貨幣市場 経済学B 第 9 回 畑農鋭矢 1. 貨幣の役割 価値尺度 財の価値を表す共通の尺度 交換手段 物々交換⇒欲望の二重の一致 貨幣によって交換が容易に 価値の保蔵手段 安全資産としての保蔵手段.
金融概論(小川担当分) 貨幣供給. 金融概論(小川担当分) ハイパワードマネーと マネーストック ハイパワードマネー or マネタリーベース or ベースマ ネー =中央銀行が供給する現金通貨。 ハイパワードマネー( H )は、公衆保有の現金通貨 ( C )と銀行保有の支払準備(
短期均衡 (2) IS-LM モデル 財市場 IS 曲線 – 財市場の均衡 – 政府支出の増加,減税 貨幣市場 LM 曲線 – 貨幣需要,貨幣市場の均衡 – マネーサプライの増加 IS-LM モデル – 財政政策の効果,金融政策の効果 – 流動性の罠 – 実質利子率と名目利子率の区別 貨幣供給.
貨幣について. 講義概要 貨幣の概念 名目と実質貨幣ストック 貨幣に対する需要 政府による金融政策.
貨幣需要 ケインズの General Theory の15章 The Psychological and Business Incentives to Liquidity.
QE 出口戦略 利上げ先行型. 前提 主張 1 超過準備対策として利上げは有効である 主張 主張 1 超過準備対策として利上げは有効である 主張 2 保有資産の売却は経済に悪影響を与える 主張 3 利上げは経済の安定に寄与する 以上三点により、 QE 出口戦略利上げ先行 型を主張します.
IS-LM 分析 マクロ経済分析 畑農鋭矢. 貨幣の範囲 通貨対象 M1M2M3 広義流動性 現金通貨(日銀券 +補助通貨) 預金通貨 (普通預金・当座 預金など) 主要銀行・信 用金庫など ゆうちょ銀 行・信用組合 など 準通貨 (定期預金など) 主要銀行・信 金など ゆうちょ銀 行・信用組合 など.
1 第1章 貨幣と決済の仕組み テキスト対応箇所:p. iii ~i v ,1~ 13 ◆ 準備学習(p. iii ~i v ) ◆ 序章(p. 1 ~ 3 ) ◆ 第1章 貨幣と決済の仕組み (前半部、p. 5 ~ 13 )
1 第1章 貨幣と決済の仕組み(2) 前回の確認: ● (序章)金融の意義:2つの視点 ● 貨幣( money )=決済手段 ● 発行主体としての政府と日銀 ● 通貨( currency )=現金通貨+預金通貨 先週分の続き Q5) 通貨には何が含まれるか Q6) クレジット・カードや電子マネーは貨.
金融経済論(小川英治) 1 貨幣の機能と貨幣需要. 金融経済論(小川英治) 2 貨幣の機能 計算単位(価値尺度) 交換される商品の価値をある貨幣の数量で 一元的に表示する機能 交換手段 貨幣がすべての商品と交換され、すべての 商品の交換の媒介となる機能 価値貯蔵手段 貨幣が一定の価値を少なくとも一時的に蓄.
◇業界研究レポート 金融業界 SIGNAL.
マクロ経済学 I 第4章 久松佳彰.
貨幣の需要 取引需要L1:日常の取引に必要とされる貨幣の需要である。 資産需要L2:資産保有手段としての貨幣需要である。
第6章 閉鎖経済における短期のマクロ経済理論
第4章 貨幣数量説は正しいか リカードからクルーグマンまで
市場経済 金融市場メリット 需要と供給 2つの金融 経済循環 証券取引所・証券会社 資本主義経済 銀行
(第7週)第2章(3) 前回のおさらいとキーワード: ■ システミック・リスク ■ セーフティー・ネット ・ 競争制限的規制
貨幣の役割と貨幣市場 経済学B 第11回 畑農鋭矢.
第9週(第3章[2]) §2 資金過不足と貯蓄・投資の関係(p.49~65) Q1) 家計部門 Q2) 企業部門
第16章 総需要に対する 金融・財政政策の影響 1.総需要曲線は三つの理由によって右下がりである 資産効果 利子率効果 為替相場効果
(第8週) 先週のおさらいとキーワード ◆ 有効需要原理(J.M.ケインズ[1936]) ◆ 短期モデルにおける国民所得の決定
マネーサプライを増やせ! 岩田・伊藤・浜田・若田部・勝間
マネーサプライを増やせ! 岩田・伊藤・浜田・若田部・勝間
戦時中の高度成長期 高度成長期にはいくつかの制度がある。 一つ目は金融機関の専門化戦中に金融機 関が均質化したのとは著しくことなり、 高度成長期の金融制度は各金融機関ごと の分業主義に沿って組織化された。
第2章 銀行による貨幣の供給 前章の確認: ● マネーストックの区分 ● クレジットカードや電子マネーは貨幣か ● 日銀当座預金とはなにか
前回分(第1章 準備,1-1):キーワード ・ 生産,分配,消費 ・ 市場と組織 ・ 競争市場と均衡 ・ 市場の失敗と政府の介入
第8回講義 文、法 経済学 白井義昌.
マクロ経済学 II 第9章 久松佳彰.
第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか
金 融 統 計 金融市場の基本概念 金融統計の体系 マネーサプライ統計 金利統計 資金循環分析 証券投資分析.
[第10週]第4章 直接金融の仕組み(1) §1 直接金融と間接金融(p.69~74) Q1) 企業の発行する短期証券とは
(景気が良くなり)ハンバーガーの需要が拡大すると
経済学(第10週) 第3章 貨幣と金融取引[2-1] 前回の確認とキーワード ■ 貨幣需要と債券需要 ・ 証券の利益を構成する2つの要素
短期均衡モデル(3) AD-ASモデル ケインジアン・モデルにおける物価水準の決定 AD曲線 AS曲線 AD-ASモデル
4 国際通貨 1 国際通貨の基礎理論 2 国際通貨の機能と選択 3 管理通貨制度下の国際通貨 国際金融2002(毛利良一)
金融の基本Q&A -Q21~Q24-  小瀬村愛子.
VARモデルによる分析 高橋青天ゼミ 製作者 福原 充 増田 佑太郎 鈴木 茜
第4回講義 マクロ経済学初級I  白井義昌.
マクロ経済学 II 第10章 久松佳彰.
マクロ経済学初級I 第5回講義.
第1章 貨幣とは何か③  §3 貨幣の定義 (1)貨幣の範囲・定義 (2)決済システム (3)貨幣価値 第4回 
経済入門 ⑦ 西山 茂.
貨幣の流通速度 貨幣が平均して1年間にいくつの経済主体 の間を移動するのかを表わす MV=取引総額(年間) Vは流通速度あるいは平均回転率.
V. 開放経済のマクロ経済学.
VI 短期の経済変動.
V. 開放経済のマクロ経済学.
第8回講義 マクロ経済学初級I .
マクロ経済学体系のフローチャート 財 市 場 (IS曲線) IS・LM モデル 総需要 曲 線 所 得 と 物価水準 の 決 定 インフレと
金融政策と貸出金利 講義⑮ 目次 設備投資の変化要因 「市場金利」って何?!?! 借入金利とリスクプレミアム 市場金利と短期金利
日本の経常収支黒字  → 外国に失業輸出? 高齢化の進展 → 日本の国内貯蓄超過の減少         → 日本の経常収支黒字は減少へ.
貨幣供給・需要 専修大学 経済の世界 作間 逸雄.
第5章 貨幣と金融市場.
金融論 2回目講義.
岩本 康志 2013年5月25日 日本金融学会 中央銀行パネル
第4章 貨幣数量説は正しいか リカードからクルーグマンまで
経済学(第7週) 前回のおさらい 前回学習したこと(テキストp.16,19) ◆ マクロ経済学における短期と長期 ◆ 完全雇用とはなにか ◆ 短期のマクロ経済モデルの背後にある考え方 (不況の経済学/有効需要原理) ◆ 民間部門はどのように消費や投資を決定するか ◆ ケインズ型消費関数とはなにか ◆
2009年10月7日 企業ファイナンス(2) 株式と債券の評価 佐々木 隆文.
企業ファイナンス 2009年10月28日 資本コスト 名古屋市立大学 佐々木 隆文.
IV 長期における貨幣と価格.
Presentation transcript:

1 経済学(第 9 週) 第 3 章 貨幣と金融取引 [1-2] 前回のキーワード: ◆ 資金過不足の発生 ◆ 資金と資産 ◆ 貨幣とは何か ・ 価値基準財(ニュメレール) ・ 決済手段,一般受領性 ・ 流動性と収益性 ・ 通貨の区分( M 1 <M 2 <M 3 < 広義流動 性)

・ 3 ③ 債券とは ◆ 資金の借り手が発行し、貸し手が保有 する借用証書 ◆ 市場性を持つ有価証券で、満期を待た ずに第三者へ譲渡可能 ◆ 通常は利付債(クーポン付き債券) ※割引債のように利子が付かないものも存 在 ■ 発行市場/流通市場 が存在

・ 3 ④ 証券保有の利益 ◆ 人々が証券を保有する理由 ・ インカム・ゲインが得られる (配当やクーポン) ・ キャピタル・ゲインが得られる (損失 [ キャピタル・ロス ] になる可能性 も) ◆ 証券は収益を生むがリスク(危険)も ある

・ 5 ・ 6 ① 貨幣はなぜ需要されるか ◆ 貨幣・・・決済手段/安全資産 ◆ ケインズによる貨幣保有の3動機 (a) 取引動機 (b) 予備的動機 (c) 投機的動機 決済手段 安全資産

・ 5 ・ 6 ② 貨幣保有の便益と費用 ◆ 貨幣保有の便益 ・・・ 決済手段/安全資産 ◆ 貨幣保有の費用 ・・・ 直接費用(取引費用,在庫 費用) 機会費用(危険資産の収益)

・ 5 ・ 6 ③ 利子率と債券価格 ◆ 市場利子率 と債券価格 は反比例の 関係

7 ケインズの流動性選好( Liquidity Preference ) ◆ 取引動機,予備的動機にもとづく貨幣需 要( L 1 )・・・所得(産出量)と比例関係 ◆ 投機的動機にもとづく貨幣需要( L 2 ) ・・・債券の将来(予想)価格と 反比例 仮定 1.債券の価格は、市場参加者の評価する債券 の価値と等しくなる(裁定利益ゼロ) 2.予想債券価格は、現在の債券価格の変化と 逆方向に変化する

・ 5 ・ 6 ④ 実質貨幣需要とY,iの関係 → i 所得一定の下での実質貨幣需要

9 流動性のわな( Liquidity Trap ) ◆ 利子率がきわめて低い水準になると、 人々は(債券価格がもう上昇しないと予 想して)追加的な資産の全てを貨幣で保 有しようとする ◆ 貨幣需要の利子率変化に対する反応の 大きさ(弾力性)が無限大となる 流動性のわな

①ワルラスの法則(テキストp. 34 ) ◆ 金融資産がn種類あるとき、n種類の資産市場 ごとの超過需要(需要-供給)の和は恒等的に ゼロとなる。これをワルラスの法則という。 ◆ 資産が貨幣(M s /P)と債券(B S )の場合、 ワルラスの法則が成立していると仮定して、ど ちらか一方の市場均衡の分析を省略できる。 貨幣の超過需要債券の超過需要

② 貨幣市場の均衡 ◆ 名目貨幣量( M )は中央銀行が操作可能な変 数と仮定する(詳細な説明は来週) ◆ 貨幣市場の(実質需給の)均衡 i0i0 L ( 流動性選好 ) M/P (実質貨幣供 給) i(利子率)

② 貨幣市場における利子率の決 定 i0i0 L,(M/P) (実質マネーサプライ) i(利子率) i1i1 所得がY 0 からY 1 へ増加すると、貨幣市場で 超過需要が発生(L>(M/P))し、均衡 利子率はi 0 からi 1 へ上昇する

13 練習問題[3] (ア) 正しい (イ) × 右上がり → ○ 右下 がり (ウ) 正しい (エ) × 均衡利子率は上昇 → ○ 均衡利子率は低下

14 § 5<準備>中央銀行(Centra l Bank) ■ 現実に流通する通貨( Currency )は、現金と 銀行預金の和からなる。 ■ 銀行預金は、銀行の貸し出し(信用創造)に より経済の内部で生み出され、また預金を用いて 日々の決済が行われている。 ■ したがって、個々の銀行を監督し、決済シス テムや通貨価値の安定を維持する中央機関が必要 であり、各国に通貨当局(中央銀行)が設置され ている。

15 中央銀行の役割 (i) 発券銀行(造幣権) ・・・現金通貨の発行ならびに管理・調節 (ii) 政府の銀行(国庫) ・・・対政府信用,国債引受け (iii) 銀行の銀行 ※ ‘ 最後の貸し手( Lender of Last Resort ) 機能 ’ (iv) 外貨準備の管理

16 日銀当座預金(日銀当預)の役割 ■ 日本銀行当座預金とは、銀行(やその他金融機 関)が日本銀行に保有している当座預金(出し入 れが自由な無利子の預金)のこと。 ■ 銀行は個人や企業の現金引き出しに応じ、日銀 当預の形で準備を保有することを義務付けられて いる。 ■ 日銀当預はまた、銀行同士が他の金融機関や日 本銀行、あるいは国と取引を行う場合の決済手段 として利用される。日銀の金融政策の手段として、 重要な役割をもつ。

17 § 5① ハイパワード・マネーとは ◆ High-Powered-Money ( H ): (「マネタリー・ベース」「ベース・マネー」とも よばれる) H =現金+日銀当座預金 (=現金( C )+預金通貨銀行の広義の「準備」 ( R )) ◆ 民間銀行は、このハイパワードマネーをもとに、 貸し出しを通じて新たな預金の創造(信用創造) を行う。

18 補足:預金準備率制度 ■ 民間の銀行(および金融機関)は、日々の現 金引き出しに備えて、獲得した預金の一定割合 を支払準備として保有する。その割合は預金準 備率(支払準備率)とよばれる。 ■ 預金準備率は法律で定められた水準(法定準 備率または必要準備率とよばれる)を下回って はならない。中央銀行はこの水準を変更するこ とで、銀行の貸し出し量を調節することがある (法定準備率操作)。

19 信用創造のメカニズム ◆ 中央銀行が H ( C + R )を銀行 A に対して供給 → 一部の準備を除き、銀行 A は貸し出す → 銀行 B の預金が増加 → 一部の準備を除き、銀行 B は貸し出す → 銀行 C の預金が増加 → ・・・以下、繰り返し ◆ 経済全体で見ると、当初の H に加えて、銀行 の預金(将来の現金支払いが約束された通貨) D が新たに創造され、乗数効果を生み出してい る。

20 ハイパワードマネー調節の手段 ◆ 主要な政策手段( p.38 ~ 39 ) 貸出政策(公定歩合操作) 公開市場操作 預金準備率操作 ◆ 現在、公定歩合は政策誘導目標としての役割 をもたなくなっている。また預金準備率操作は それほど頻繁に実施されない。 ◆ 現在わが国では、日々の金融調節の手段とし て債券や手形の公開市場操作が実施されている。

21 とする。このとき、通貨乗数を とすると と表すことができる。 (0< β <1,0< θ <1) § 5② 通貨乗数

22 出所:日本銀行『金融経済月報』,日本銀行 HP をもとに作成 < 1980 年代 > < 1990 年代 > < 2000 年~現在 >

23 小テストの実施について(確認) ◆ 来週実施(火 - 6: 6/19 ,木 - 2: 6/21 ) ◆ 講義時間内の 40 分程度で実施 ◆ 20 点満点[期末試験の加点材料にしま す] ◆ 資料などの持込・閲覧は禁止 ◆ 今週配布の解答用紙( 1 人 1 枚)の表面 下半分および裏面には手書きメモを記入 してよい (他人のメモのコピーは不可) ◆ 出題範囲は第 1 ・ 2 章,形式は過去問参 照