1.提出期限と提出方法など 2.グループ内での分担 3.各パートの書き方・まとめ方 4.報告書の評価ポイント 5.推奨文献

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1.提出期限と提出方法など 2.グループ内での分担 3.各パートの書き方・まとめ方 4.報告書の評価ポイント 5.推奨文献 報告書作成について 1.提出期限と提出方法など 2.グループ内での分担 3.各パートの書き方・まとめ方 4.報告書の評価ポイント 5.推奨文献

1.提出期限と提出方法など (1)提出期限 最終報告書の提出期限は、1月15日(木)ですが、 各パートは次の日程を目標に書き上げるとよい。 問題:11月6(木)・13日(木) 方法:10月30日(木) 結果:11月20日(木)・ 11月27日(木) 考察(・結論):12月11日(木) ※グループ別指導を受け、次週までに直す。 ※冬休みは、最後の仕上げ(見直し・修正)に当てるとよい。

分析結果については、次の日程を目安とするとよい。 ①全体的な結果の概要(11月28日ぐらいまで) ・全体集計(%、平均値)     ・男女別、年齢別、テレビを見る人と見ない人  別に集計(%、平均値)など ②仮説の検定(12月5日ぐらいまで)     ・合成得点(必要に応じて)・因子得点の算出     ・検定(χ2検定、t検定、分散分析、重回帰etc) などで処理する。

(2)報告書の体裁 サイズ:A4 書式:横書き 40字×40行 表紙:「お手本報告書」の表紙をまねる。  グループ名もつけること。 文責:それぞれのパートの一番最後に、執筆者を  記載。  ※昨年度以前の「報告書集」が参考になる。  ※とくに2009年度の「お手本論文集」は要参考。

2.グループ内での分担 調査研究=分担するのが通常。 “社会調査”と呼ばれる大規模な調査を実施し、報告書を執筆するのがG科目の課題。 ⇒チーム(グループ)で取り組むプロジェクト ⇒限られた時間で上手に分担・協力できるかがプロジェクト成功の鍵となる。

グループ内で得手不得手、仕事の質と量のバランスを考慮し、できるだけ公平な配分になるように分担してほしい。 貢献度表(ホームページに後日アップ)を報告書提出時に、報告書とは別に提出すること。 なお、“貢献度”は報告書作成のみならず、質問紙の配布・回収、データ入力など夏休みと後期の期間を考慮に入れた場合の数値。

3.各パートの書き方・まとめ方 (1)基本的な報告書(最終報告書)の構成 ・表紙 ・目次 ・問題 ・方法 ・結果 ・考察 ・引用文献 ・表紙  ・目次 ・問題 ・方法 ・結果 ・考察 ・引用文献 ・謝辞他

(2)表紙に書くべきこと 報告書の題目 授業名 グループ名 メンバーの学籍番号と氏名(学籍番号順) 提出日 (3)目次 問題、方法・・・・の他に、大見出しも拾う。 小見出しは拾わなくてよい。ページ数を記載。

ここからは基本的に40字×40行で。 (4)問題  しだいに、目的・仮説へと 焦点を絞るように書く。  文体は基本的に現在形で。 引用のルールは、コミュニケー ション学科『卒業論文作成・提出 の手引き』に従うこと。

(5)方法 再現可能となるように書くことが大事。 文章は過去形で書く。 小見出し(項目)に設けるべきものは、 調査対象もしくは調査協力者     調査協力者の抽出方法、回収率についても 明記 調査方法 調査時期、手続き(配布・回収の方法)  質問項目 質問項目をグループに分けること

質問項目については、 “何を訊ねた質問か” “何項目あったか”(例を2~3項目挙げる) “回答の仕方”(何件法、1つだけ選択など) “参考尺度、資料”の有無とその内容 をそれぞれ記載すること。

(6)結果 調査結果から明らかにされた事実を書く。 文章は過去形で。 今回は「第1節 全体的な結果」と「第2節 仮説の検討」という構成にするとよい。 各節の中で適宜、大見出し(「1.裁判員制度に対する態度」)や小見出し(「裁判員制度に対する態度における性差」)をつけ、大きなまとまりと小さなまとまりを意識するとよい。   <構成を意識する>

結果では、仮説を統計的に検討し、仮説が支持されたか・否かについての結論を述べる。 仮説が支持されなかった場合は、他の可能な分析を試み、“なぜ支持されなかったのか”についても検討する。

必要に応じ、図や表も本文中に挿入する。 ただし、 ●SPSSのアウトプットをそのまま貼り付けるのでは なく、作り直し・手直しをすること。 ●文章が先で図・表は後。 図・表の提示方法については、『卒業論文作成・提出の手引き』や学術雑誌に掲載されている論文を参照すること。

(7)考察       研究目的は達成されたか?      結果の要約(=結論)   先行研究を引用しながら、今回の結 果に考察(解釈など)を加える。 さらに、今回の結果の一般化を試み る。 研究の学問的意義・社会的意義につ いて論じる。 今回の研究に足りない点などを反省 する(=今後の展望)。

(8)結論 「考察」に含めずに別立てでもよい。 (9)引用文献 日本語・外国語の区別をせずに著者のアルファベット順に表記。 表記の仕方は、『卒業論文作成・提出の手引きの手引き』どおり。

(10)謝辞 調査に協力してくれた人への御礼など、研究の遂行に当たり、お世話になった人への御礼を記しておくとよい。

4.報告書の評価ポイント □期限までに提出したか □体裁・形式が整っているか □構成が分かりやすく工夫されているか □明瞭・簡潔な文章で書かれているか □適切な分析(検定方法)が用いられているか □図・表が適切に用いられているか □本文中での引用の仕方が適切か □引用文献のリストがきちんとされているか

5.推奨文献 APA(アメリカ心理学会), 江藤裕之・前田樹海・田中健彦(訳) (2004) APA論文作成マニュアル 医学書院 (the American Psychological Association (2001) Publication Manual of the American Psychological Association 5th Ed.. The American Psychological Association, Washington, D.C., U.S.A.) フィンドレイ, B、細江達郎・細越久美子(訳) (1996) 心理学 実験・研究レポートの書き方 北大路書房 (Findlay, B. (1993) How to Write a Psychology Laboratory Report. Prentice Hall of Australia.) 岸 学 (2005) SPSSによるやさしい統計学 オーム社 松井豊 

松尾太加志・中村知靖 (2002) 誰も教えてくれなかった因子分析 北大路書房 村田光二・山田一成・佐久間勲(編著) (2007) 社会心理学研究法 福村出版 東京女子大学コミュニケーション学科 『卒業論文作成・提出の手引き』(http://www.comm.twcu.ac.jp/content/tebiki2006.pdf) 都筑学 (2006) 心理学論文の書き方 有斐閣