© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 労働市場に関する指標 労働経済学では、数字(データ)が多く出てくる。 失業率、労働力率、パート労働比率、フリーター数、賃金、労働時間、退職金、etc. 人々の活動状況をどうやって測るか? 労働力調査(総務省統計局)の用語の解説 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 15歳以上人口の区分 労働力人口 15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたもの 就業者 従業者 休業者 完全失業者 非労働力人口 15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者以外の者 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 就業者 (1)従業者 調査週間中に賃金・給料・諸手当・内職収入などの収入を伴う仕事を1時間以上した者。家族従業者であれば、無給であっても仕事をしたとする。 (2)休業者 仕事をもちながら、調査週間中に少しも仕事をしなかった者のうち、 ①雇用者で、給料、賃金の支払いを受けている者または受けることになっている者 ②自営業主で、自分の経営する事業を持ったままで、その仕事を休みはじめてから30日にならない者。 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 完全失業者 の定義 ①仕事がなくて調査週間中(月末1週間)少しも仕事をしなかった(就業者ではない) ②仕事があればすぐ就くことができる ③調査週間中に仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む) © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 労働力率 労働力率の定義 人口のうち、どれだけが働く意思を持って働いたり、職探しをしているかを示した指標。 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 失業者の区分 非自発的な離職による失業 勤め先や事業の都合(人員整理・事業不振・定年等)で前の仕事をやめたために仕事を探し始めた者 自発的な離職による失業 自分または家族の都合で前の仕事をやめたために仕事を探し始めた者 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 労働力調査でのより細かい区分 非自発的な離職による者:「定年等」と「勤め先都合」を合わせたもの 定年又は雇用契約の満了(定年等) :定年や雇用期間の満了による離職失業者 勤め先や事業の都合(勤め先都合) :勤め先や事業の都合(倒産・人員整理等)による離職失業者 自発的な離職による者(自己都合) :自分又は家族の都合による離職失業者 学卒未就職者( 学卒未就職):学校を卒業して仕事に就くために,新たに仕事を探し始めた者 その他の者:「新たに収入が必要」と「その他」を合わせたもの 収入を得る必要が生じたから(新たに収入が必要) :収入を得る必要が生じたために,新たに仕事を探し始めた者 その他 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 失業率の定義 具体的な調査 国勢調査: 人口の調査 (5年に一度、全数) 労働力調査:就業状態、失業の調査 (毎月結果が発表される) © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 日本の失業率統計の公表 失業率はおおむね、毎月月末金曜日朝に公表。 総務省統計局のホームページで、失業率の最新の数字および過去の数字を確認可能。 © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 最近の労働力状態の数字 失業率(__%:平成__年__月) 労働力人口( 万人、 男性 万人、女性 万人。 そのうち、完全失業者は 万人。以上平成 年平均値) 男女別労働力率(男性: % 女性: %、以上平成 年平均値) © Yukiko Abe 2012 All rights reserved
© Yukiko Abe 2012 All rights reserved 第 回課題 「労働市場に関する指標」の10枚目のスライド(このパワーポイントファイルの10枚目のスライド)を印刷し、そこに課題の提出時点に公表されている最新のデータを調べて記しなさい。失業率については月次のデータ、その他については年次のデータを用いること。 提出期限 月 日(火)14時 レポートボックス (期限より以前に提出してもよいが、提出日を記載すること) © Yukiko Abe 2012 All rights reserved