生徒指導の『基礎』を 学ぶ校内研修 (実施のお知らせ) 子どもたちの自己実現を促す 自己指導能力を育成するための 具体的な取り組みについて

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生徒指導の『基礎』を 学ぶ校内研修 (実施のお知らせ) 子どもたちの自己実現を促す 自己指導能力を育成するための 具体的な取り組みについて 全教職員で共通理解を図りましょう! 子どもたちが 将来より良い人生を 歩んでいくために 何ができるだろう? 研修日時 ○月○日(○)  ○○:○○~○○:○○  場所 ○階○○○室 対象(例) ( 全員 ○年団 ○○課 教職○年以下 希望 )研修

基礎研修 <生徒指導「基礎」パッケージ> 【60分研修】 ○ねらい 生徒指導の基礎を学び,取り組みの共通理解を図る。 ○概要 ◆生徒指導の本来の意義である,自己指導能力(その時その場でふさわしい   行動を決定し実行できる能力)を育成することで自己実現(子どもたちの  豊かな能力や個性を実現)を目指す開発的生徒指導(育てる生徒指導)に  ついて,協議を通して学ぶ。 ◆自己指導能力を育成するための三つの留意点を意識した教育実践について  考え,協議を深めることで,教職員の共通理解を促し,これからの教育活  動に生かすことを目指す。  ○事前準備 ※講義・演習準備物  ・2101_スライド資料   (研修担当者の進行原稿)  ・2102_研修資料(提示用)   (プロジェクター等で投影)  ・2103_研修資料(配付用)  ・2104_ワークシート    一人1部:別紙Ⅰ,Ⅱ    グループ1部:グループ記録用紙    前 ※4(又は5)人グループにしてください。 ※経験年数が偏らないようにグループを組ん   でください。 研修実施上の留意点(研修担当者の方へ) ・説明原稿は研修の進め方例ですので,内容が変わらないように留意し,研修担当者が話しやすいように文章を変えてください。 ・研修時間に余裕があれば,協議時間を増やしたり,協議内容を発表したりするなど,柔軟に対応してください。 ・研修後には,生徒指導部会(委員会),学年会等を開いて,話し合った「今後に向けた取り組み(グループ記録用紙)」を実践できるように具体化してください。

○スライド資料(説明原稿)の流れ ○スライド資料(説明原稿)の見方 形式 概要 時間 講義・協議 「生徒指導」のイメージを考える 14分 生徒指導の基礎を学ぶ 4分 協議 生徒指導実践を協議する 19分 自己指導能力を育成するポイントを学ぶ 2分 演習・協議 自己指導能力を育てる実践を協議する  ①(個人思考)自分の実践を振り返る  ②(グループ協議)実践を共有する 17分 まとめ なお,スライドはPowerPoint®プレゼンテーションソフトを使用して作成しています。 ○スライド資料(説明原稿)の見方 ≪このスライドで2分≫  それは,RとVです。まず,「様々な調査等を行い,現状把握をするR」,そして,「現状を踏まえ,目指す姿のVの設定です。この二つを明確にして,PDCAサイクルを回すことが大切です。★ (  ) [  ] 【  】 スライドに費やす時間の目安です。 スライドの説明原稿です。 説明する際に気を付けることや,補足情報です。 「★」は,アニメーションやスライドの切り替えのタイミングになります。 スライド4 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド番号 実施時間予定時刻を記入できます。 流れの説明です。読む必要はありません。 使用する別紙についてです。 学校種を表しています。 -3-

○スライド資料(説明原稿) スライド1 スライド2 スライド3 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド1~3で1分≫  それでは,校内研修を始めます。  この研修は,『生徒指導の基礎を学び,取り組みの共通理解を図る』ことをねらいとしており,★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド2 ≪スライド1~3で1分≫  生徒指導の基礎を確認して,「既に実践している取り組みと,今後さらに実践できる取り組み」について協議をして,認識を深めたいと思います。  それでは・・・★・・・「そもそも生徒指導ってなんでしょう?」・・・生徒指導の基礎の部分から確認していきましょう。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド3 ≪スライド1~3で1分≫  こちらが本日の流れです。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック,下矢印キー,右矢印キー) -4-

スライド4 スライド5 スライド6 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド4,5で3分≫ [別紙Ⅰ]  早速ですが,お配りしてある別紙Ⅰを用意してください。  それでは先生方,突然ですが『生徒指導って何だろう?』と尋ねられたら,どのようなイメージが浮かんできますか?★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド5 ≪スライド4,5で3分≫  左上①の欄に,『生徒指導』という言葉から浮かぶイメージを書いてください。  また,その理由も簡単にメモしてください。  例えばイメージは「涙」,その理由は「私が生徒指導を受けたとき涙が流れたから」とか,  「怒り」,その理由は「生徒指導しているときは怒っているときが多いから」とかでも構いません。  それでは2分時間をとります,どうぞ始めてください。 (2分経過 ★) 個人思考 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド6 ≪スライド6,7で7分≫  はい,時間が来ました,記入をやめてください。 (様子をみて)  先生方が今書かれた①のイメージをグループ内で共有する時間をとります。  5分時間をとりますので,グループの全員が発言できるように進めてください。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -5-

スライド7 スライド8 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド6,7で7分≫  この時間の記録用紙は,この場所です(スクリーンを指し示す)。  本日最初の協議の時間なので,少しグループの雰囲気が和やかになる時間にもしていただけたらと思います。  まず,進行役を決めて,グループのメンバーの名前を書いて,共有の時間を始めてください。  それではどうぞ。 (5分経過 ★) グループ協議 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド8 ≪スライド8で3分≫  はい,時間が来ましたので共有の時間を終わります。 (様子をみて)  それでは,どのような共有ができたのか,聞いてみたいと思います。こちらのグループの方,簡単に発表していただけますか? (時間を考慮して2~4グループくらいに発表してもらう。発表がすんだら拍手を促す。)  ありがとうございました。全てのグループの方に発表していただきたいところですが,時間の都合上,これで発表の時間を終わります。  発表していただいた内容が,自分のグループや,自分自身のイメージと似ているなぁ,と思った方も多いのではないでしょうか。 どの発表にも,肯定的・共感的な反応をしてください。また,研修担当者のアドリブで場を和ませるような進行をしてください。  さて,ここまでで先生方一人一人が『生徒指導』に対していろいろなイメージをもっていることが確認できましたが,そもそも先生方が児童生徒に対して指導をするのは★ 発 表 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -6-

スライド9 スライド10 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド9~14で3分≫  「子どもたちに,将来,どのように成長をしてほしい」と願って指導をされているのでしょうか?  1分程度,近くの先生とお話してみてください。 (1分経過)  はい,ありがとうございます。どのようなお話が出たか教えていただけますか?(2,3人の先生に尋ねる)  そうですね。同じような願いが,まだ他にも出たと思いますが★ 願いの交流 発 表 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド10 ≪スライド9~14で3分≫  例えば,このような願いをもっておられる先生も多いのではないでしょうか。  将来, ○よりよい人生を送ってほしい ○間違ったことをしないでほしい ○きちんと,正しいことを判断できる大人になってほ  しい ○幸せになってほしい     等 【小,中,高等学校】  子どもたちが将来,自分が就きたい職業に就いたり,自分の目標を達成したり・・・(間をとって)・・・言うなれば子どもたちが将来,★ 【特別支援学校】  子どもたちが将来,自分が就きたい職業に就いたり,自分の目標を達成したり・・・(間をとって)・・・言うなれば,自立と社会参加に向けて,子どもたちが将来,自己選択・自己決定に基づいて主体的な生活を営むこと,障害があっても必要な支援を受けながら,もてる能力を精一杯発揮して,生活の主体者として★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -7-

スライド11 スライド12 スライド13 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド9~14で3分≫  「自己実現してほしい」,つまり,子どもたちの豊かな能力や個性を実現させてやりたい,ということではないでしょうか。  実は,生徒指導の本来の意義もそこにあります。  私たち教職員は,そのように成長していく子どもたちに接して,指導・支援をしていけることに充実感をもちます。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド12 ≪スライド9~14で3分≫  このように将来,自己実現できる大人に成長していけることを願って,★  子どもたちには「その時その場で,ふさわしい行動を決定し,実行できる能力」を身に付けてもらいたい・・・(間をとって)・・・将来訪れるかもしれない困難に対して,乗り越えていくために,自分で考えて,決めて,実行できる力を身に付けてほしい,と願っているのではないでしょうか。  そのような力を★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド13 ≪スライド9~14で3分≫  「自己指導能力」といいます。自分自身をより良い方向へ導くことのできる力です。  そして,生徒指導とは・・・★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -8-

スライド14 スライド15 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド9~14で3分≫  この「自己指導能力」を育成することになるわけです。  言いかえると,生徒指導とは,自己指導能力を育成することであり,「子どもたちが自己実現できるよう,成長を促すことを目指す指導」・・・ということになります。  つまり,私たちが日頃から「子どもたちにどのように成長してほしいのかを願って指導していること」 ・・・それ自体が,生徒指導なのです。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド15 ≪このスライド1分≫  これまでの話を図で表すと,このようになります。  では,自己指導能力を育むにはどのような働きかけをすれば良いでしょう。  例えば, ・僕って,ここに居ていいんだ★とか ・みんなが私の気持ちを分かってくれてうれしい★  という実感を ・このクラスが好き!★と感じるクラスの中で ・失敗を恐れず,俺やってみよ~★と頑張ることのできる児童生徒を育てることが大切ではないでしょうか。  そうだとすれば,私たち教師は,児童生徒がそのように感じられる体験をさせる取り組みをする必要がありますね。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -9-

スライド16 スライド17 スライド18 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド16,17で4分≫  では自己実現を図るための自己指導能力を育成する『生徒指導の具体的な実践』というのは,どういった実践なのでしょうか。  先ほど,生徒指導に対するイメージが一人一人違うことが分かりましたので,これからの時間は具体的な実践について考えたいと思います。  教育課程内外の,あらゆる教育活動場面をイメージして,重要度が高いと考えられる実践を三つまで書いてください。授業での実践もあると思います。 (重要な実践は多くありますが,時間が限られていることと,この後の協議を絞り込むことができるように,ここでは三つに絞ってもらいます。)  ワークシートの右側を御覧ください。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド17 ≪スライド16,17で4分≫  時間が限られているので,簡単にキーワードで書いてもかまいません。  それでは2分とります。始めてください。 (2分経過 ★) 個人思考 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド18 ≪スライド18,19で9分≫  はい,時間が来ましたので,次の共有に入りたいと思います。  ここからは,先ほど考えていただいた実践をグループ内で共有する時間にします。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -10-

スライド19 スライド20 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド18,19で9分≫  この欄に,グループで出された実践の記録をしてください。  それでは時間を8分とります。どうぞ,始めてください。 (8分経過 ★) グループ協議 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド20 ≪スライド20で6分≫  はい,それでは時間がきましたので,話し合いを終了してください。  それではこちらのグループの方,どのような共有ができたか簡単に発表してください。  時間を考慮して2~4グループくらいに発表して もらう。  発表内容は共感的な態度で受容する。  はい,ありがとうございました。全てのグループの方に発表していただきたいところですが,時間の都合上,これで発表の時間を終わります。  それぞれの先生方が,様々な実践をされていました。  では,自己指導能力を育成する実践のポイントを押さえてみましょう。  このポイントについては★ 発 表 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -11-

スライド21 スライド22 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) 【補足:生徒指導提要】(飛ばしてもよい) ≪スライド21,22で2分≫  平成22年3月に文部科学省から示された,生徒指導提要★に,自己指導能力を育てる三つのポイントが示されています。 (できれば,各学校に配付されている,本物を見せる) (三つのポイントを読む)  皆さんの具体的な実践の中でもこれらのポイントを押さえられているのではないでしょうか。  そして,重要なことは,これら指導のポイントは,★信頼できる教師や大人との関係の中で育まれたり,よりよいつながりのある集団の中で育まれたりする,ということです。 ということは,学校の教育活動は大きな影響を与える場であると言えますね。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) 【補足:生徒指導提要】(飛ばしてもよい)  この生徒指導提要は,国の生徒指導の方針が,必要に応じて発達段階別に内容を書き分けてあり,学校による組織的対応や学校体制,複雑化する様々な課題に対しての考え方などが述べられています。また,発達障害についてもその理解と支援の在り方について述べられています。いわば「生徒指導提要」はこれからの生徒指導の基本書のようなものですので,ぜひ確認をしておいてほしいものです。全部で237ページありますが,索引が充実しているのが特徴の一つなので,まずは必要な項目だけでも確認をしておいてください。文部科学省のWebページからもダウンロードできます。 スライド22 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) ≪スライド21,22で2分≫  このことは,生徒指導提要にも明記されており,望ましい集団・人間関係づくりは,意図的,計画的に行われるよう求められています。  そして,教師には集団指導を通じて個が成長し,個の成長が集団を発展させるという相互作用を生かし,児童生徒の力を最大限に伸ばすことが求められています。  しかし,研修の初めに考えたように,生徒指導のイメージは一人一人違っていました。だからこそ,教職員同士の具体的な共通理解が必要になります。  ここからは,その共通理解を深めていきたいと思います。★ -12-

スライド23 スライド24 スライド25 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド23~26で7分≫ [別紙Ⅱ]  別紙Ⅱを用意してください。  では自己実現を図るための自己指導能力を育成する『生徒指導の具体的な実践』というのは,どういった実践なのでしょうか。  これからの時間は,自己指導能力を育てる三つのポイントで,具体的にどのような実践ができるか考えていきます。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド24 ≪スライド23~26で7分≫  まず,こちらにはこれまでの経験の中で『既に実践している』と思われることを書いてください。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド25 ≪スライド23~26で7分≫  そしてこちらには,これまでの講義を聴いてみて,「こんな実践ができるなぁ」と思うことを書いてください。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -13-

スライド26 スライド27 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド23~26で7分≫  児童生徒のあらゆる活動場面をイメージして考えてください。特に,児童生徒が最も多くの時間を過ごす授業の中で,もう既に実践されていることや,これからできることがあるのではないでしょうか。それでは,時間を5分とりますので,始めてください。 (5分経過)  はい,時間が来ましたので,書き込む時間を終了します。全部書けていなくても結構です。★ 個人思考 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド27 ≪スライド27 説明1分,協議8分≫ [グループ記録用紙]  それでは,本日の研修最後の協議となります。  この協議では,自己指導能力を育成する三つのポイントについて,他の先生方の「既に実践していること」を共有することで,自分の実践にも生かすこと。また,「実践してみたいこと」を協議することで,これまでの教育活動をさらに向上させることができる取り組みの一助にしてもらいたいと思います。  まず,先ほど個人で考えられた別紙Ⅱの個人欄の内容をグループで紹介してください。 ★グループで出た内容はこちらに記録してください。  1名記録係を決めて,協議で出た内容を簡単にグループ協議記録用紙に記入をお願いします。それでは,8分の時間をとりますので,協議を始めてください。 (8分経過 ★) (  ):(  ) ~ (  ):(  ) グループ協議 -14-

スライド28 スライド29 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド28で1分≫  ありがとうございました。  自分一人では思いつかないような実践や,実践してみたいことがたくさん出たのではないでしょうか。  各グループで出た内容の共有については,記録用紙を回収して,まとめたものを研修記録として皆さんに配付します。そうすることでグループ協議の共有とさせていただきます。(研修時間等の都合により,全体発表や質疑などに発展させて研修することもできます。)  こちらに示した内容は,例年,県総合教育センターから,初任者全員に配付されているものです。  グループ内で紹介されている取り組みや,ここに示されている,このようなことを日々の教育活動で意識して,指導の参考にされれば良いのではないかと思います。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド29 ≪スライド29,30で1分≫  本日確認した『同僚から学んだ実践』や『三つのポイントを意識した実践』を,是非,この(図を指し示す)ような『生徒指導委員会』や『学年会』等で,「意図的・計画的な生徒指導実践」として検討し★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -15-

スライド30 スライド31 スライド32 ( ):( ) ~ ( ):( ) ( ):( ) ~ ( ):( ) ≪スライド29,30で1分≫  その上で,職員会議や校内研修などの場で学校全体で共通理解をして『学校行事』や『学級活動』,『個々の児童生徒』への指導・支援に生かしてもらいたいと思います。  そうすることで,子どもたちを積極的に育てる生徒指導,自己指導能力を育成することになるのではないかと思います。★ (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド31 ≪スライド31,32で3分≫  今日の研修のねらいは『生徒指導の基礎を学び,取り組みの共通理解を図る』ことにありましたが,日々の教育活動に追われて,忘れてしまいがちな生徒指導の基本の部分を確認して,自己指導能力を育成するための取り組みについて共通理解できたのではないでしょうか。★  今日の研修の感想を,隣に座っている先生と交流したいと思います。2分間でお願いします,では,どうぞ。 (2分経過)  ありがとうございました。★ 感想の交流 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド32 それでは,記録用紙を回収します。  記録用紙は,皆さんにお返しすることで協議の共有に替えますが,是非,生徒指導委員会や,学年会を開いて,今後,さらに生徒指導を充実させられるよう検討して,指導に生かしていければと思います。  以上で,校内研修を終わります。ありがとうございました。 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) -16-

○別紙1:アンケート 兼 返信用紙 を記入して,返信してください。 事 務 連 絡 校内研修担当者  様 岡山県総合教育センター 生徒指導部 「不登校やいじめ,暴力行為等を生まないための学校づくりに関わる校内研修パッケージ」を 活用した校内研修実施後のアンケート調査の御協力について(依頼)  この度は,「不登校やいじめ,暴力行為等を生まないための学校づくりに関わる校内研修パッケージ」(以下,「研修パッケージ」という。)を活用した校内研修を実施していただき,ありがとうございました。  生徒指導部では,校内研修実施後のアンケート調査の結果を基に,研修パッケージの改善と,新たな研修パッケージを開発していく予定です。  つきましては,校内研修担当の先生で以下のように回答していただき,返信をお願いいたします。 【校内研修実施直後】 ○別紙1:アンケート 兼 返信用紙 を記入して,返信してください。 【校内研修実施から約1か月後】 ○別紙2:アンケート 兼 返信用紙 を記入して,返信してください。 ※アンケートは,  FAX (0866-56-9125)又は,  E-mail(kyoikuse-seito@pref.okayama.jp)でご返信ください。  なお,FAXの場合,付け紙等なしで,そのままご返信ください。 この件に関する連絡先 岡山県総合教育センター生徒指導部 研究担当  〒716-1241 岡山県加賀郡吉備中央町吉川7545-11 TEL 0866-56-9105 /FAX 0866-56-9125  E-mail kyoikuse-seito@pref.okayama.jp

件名:校内研修実施後アンケートの送付について 別紙1 ※FAXの場合は付紙なしで,そのままご返信ください。 件名:校内研修実施後アンケートの送付について (返信はFAX又は,E-mailでお願いします。) 送信先  岡山県総合教育センター生徒指導部 行き   FAX (0866-56-9125)  E-mail(kyoikuse-seito@pref.okayama.jp) 送信元  (                )学校 記入者氏名(                  )  担当係(いずれかに○を付けてください。)  ・生徒指導担当 ・校内研修担当 ・その他(                   )                     ・実施日   年  月  日 ・参加人数        人 【基礎研修】生徒指導の「基礎」を学ぶ校内研修パッケージ ≪研修のねらい≫  生徒指導の基礎を学び,取り組みの共通理解を図る  校内研修を振り返って,①~⑤の各問いに該当する選択肢の番号を○で囲んでください。 【選択肢の基準】  1.そう思う   2.おおむねそう思う   3.あまりそう思わない   4.そう思わない ①本日の研修は,今日的な生徒指導課題や学校ニーズに合って  いましたか。 ②本日の研修内容は適当でしたか。 ③本日の研修方法は適当でしたか。 ④本日の研修成果は,明日からの生徒指導に生かせそうですか。 ⑤本日の研修のねらいは達成できましたか。 ⑥その他,研修パッケージ全体の構成等,お気付きのことがありましたら,ご自由にお書き  ください。 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4  ご協力ありがとうございました。

件名:校内研修実施から約1か月後アンケートの送付について 別紙2 ※FAXの場合は付紙なしで,そのままご返信ください。 件名:校内研修実施から約1か月後アンケートの送付について (返信はFAX又は,E-mailでお願いします。) 送信先  岡山県総合教育センター生徒指導部 行き   FAX (0866-56-9125)  E-mail(kyoikuse-seito@pref.okayama.jp) 送信元  (                )学校 記入者氏名(                  )  担当係(いずれかに○を付けてください。)  ・生徒指導担当 ・校内研修担当 ・その他(                   )                     ・実施日   年  月  日 ・参加人数        人 【基礎研修】生徒指導の「基礎」を学ぶ校内研修パッケージ ≪研修のねらい≫  生徒指導の基礎を学び,取り組みの共通理解を図る  校内研修実施後の1か月を振り返って,①~⑤の各問いに該当する選択肢の番号を○で囲んでください。 【選択肢の基準】  1.そう思う   2.おおむねそう思う   3.あまりそう思わない   4.そう思わない ①実施した研修の内容について,教職員個々の生徒指導力が  向上したと感じますか。 ②実施した研修の内容について,組織的な生徒指導力が向上  したと感じますか。 ③実施した研修の内容について,未然防止の取り組みの理解  が深まったと感じますか。 ④職場の同僚性が向上したと感じますか。 ⑤校内研修実施後,約1か月経過して,児童生徒の様子がよ  くなってきていると感じますか。 ⑥お気付きのことがありましたら,ご自由にお書きください。 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4  ご協力ありがとうございました。