学習院大学落語研究会 目白亭白梅の持っている噺 04043027理学部数学科 鈴木学:月曜4限初等情報処理
「子ほめ」:内容 職人の熊さんがご隠居のところに「ただの酒」があると聞きたずねてくる。しかしご隠居は「ただの酒」なんてないといい、さらにはご馳走になりたいのだったら「お世辞」のひとつぐらい言ってみろといわれる。しかしそこは職人の熊さん、わからないという。みかねたご隠居は熊さんに「お世辞」を教えることに。そしてなんとかご隠居が熊さんに教え、その後熊さんはその「お世辞」を使って人からご馳走になろうと外に出て行く。まずあったのが酒屋の番頭。ご隠居に聞いた「お世辞」を言っていくが、そこは物覚えの悪い熊さん。変な風にいって番頭さんを怒らしてしまう。大人をほめることに懲りた熊さんは今度は子供をほめようとするが・・・・・。
「子ほめ」:見所 有名な前座話で、わかりやすく初めて落語を見る人でも楽しく見れる 前半は最後の場面への仕込み。その仕込をしっかりやっていると最後にドアーと笑いが来る。 いろんな人が出てくるので演者のいろんな面が見れる。 お世辞の子供をほめるところではちょっと難しい言葉が出てくるかもしれない。
「豆や」:内容 今で言うぷー太郎の男が親方から「いつまでも遊んでないで、なにか商売をしてみろ」といわれる。男は店を出せると思ったが親方に「豆を売り歩け」といわれ豆屋をやる。さてさて、そうして商売をしているとどこからか「おう!豆屋」という怖い声が聞こえる。振り返るとそこには見るからに怖い大男がいる。逃げようかと思ったがこい!といわれ家の中に。とにかく商売をしようとして口説いていると男が棒をもって「1升30銭の豆を5銭にしろ」として脅してくる。仕方なくなきながら承諾し豆をはかると今度は「もっと入れろ」といわれこれも怖くて仕方なく承諾。なきながらその家を出て行く。そしてまた商売に戻り、声を出しているとまた怖い声が聞こえる。振り返るとさっきとは違うがやっぱり怖い男がそこにいた。さてさてこの後は??
「豆や」:見所 男と怖い男の対比。 怖い男同士の対比 最後の落ちの前でのテンポのよさ わかりやすい構成 2番目の怖い男の最後の意外な一言
「狸の鯉」:内容 ある日八五郎が家に帰ろうとすると狸が子供にいじめられている。八はこの狸を助けて家に帰る。その夜八が寝ていると扉がたたかれている、出てみるとそこには狸が一匹。夕方助けられたお礼に何かを恩返ししたいという。そして次の日になって八が目を覚ますとそこには小僧が1人。そいつは狸で化けたらしい。大体のものに化けれると知って八は自分のお世話になっている親方に縁起物の鯉を持っていきたいので狸をばかして連れていることに。そして親方にその鯉(狸)が渡って一騒動が・・・・。
「狸の鯉」:見所 狸のおっちょこちょいなところや可愛さ、とぼけたところの面白さ。 化けるという非日常的なところがかもし出す独特のオーラ お子さんに聞いてほしいです。 寄席とか行ってもめったに聞けない珍しい噺