溶出し、粘膜やタンパクを変性させてしまい、 すずかけの木通信 11月号 歯科金属アレルギー 口腔内の唾液や磨耗などによって 金属がイオン化して 溶出し、粘膜やタンパクを変性させてしまい、 それが抗原となり アレルギーを発症します! 時間が経過してから症状が出る遅延型のアレルギーです。 口腔内に出る症状 ・舌炎、口内炎、口唇炎 ・扁平苔癬 ・味覚異常 ・口腔粘膜,舌に灼熱感(舌痛症) ・歯、歯茎の色素沈着 全身にでる症状 ・全身性接触皮膚炎 ・接触皮膚粘膜炎 ・蕁麻疹 ・扁平苔癬 ・掌蹠膿庖症 扁平苔癬 扁平苔癬 舌炎、口唇炎 金属アレルギーにより上記の症状が出る場合があります。 ずっと原因が解らず毎日辛い思いをしている患者さんも中にはいますので、金属アレルギーの可能性があれば、専門医療機関を受診し検査することをお勧めします. しかし、そのアレルギー反応の全てが口腔内にある金属に起因するとは限らず.金属アレルギーの治療成績も決して高いとは言えないのが現実です。また金属除去後の治療は保険外になる場合もあります。 私たちは、症状が改善するまでは、患者さんの身になって、しっかりと患者さんのサポートしていきたいと思っています。 よくよく考えて見ると、虫歯にならなければ金属を被せる必要も無く、アレルギーの心配もないので、予防することがとても大事なんです!! H.23.11.1 児玉紗紀