卵(egg) 形状は,球,ソ―セージ状,円盤状などさまざまである。大きさも幅0.1mm 以下の小さいものから幅5~6mm幅のものまである。

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今後の予定 (日程変更あり!) 5日目 10月21日(木) 小テスト 4日目までの内容 小テスト答え合わせ 質問への回答・前回の復習
・神経とは ・神経細胞の発生 ・神経細胞の構造 ・膜電位生成 ・伝導のしくみ
自律神経系(autonomic nervous system)起源の信号
●チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
学習目標 1.栄養代謝機能に影響を及ぼす要因について説明することができる. 2.栄養代謝機能の障害による影響を,身体,精神機能,社会活動の三側面から説明することができる. 3.栄養状態をアセスメントする視点を挙げることができる. 4.栄養状態の管理方法について説明することができる. SAMPLE 板書.
名古屋大学 環境医学研究所 病態神経科学分野
3.建築材料の密度 密度の支配因子 原子量 原子の配列状態 一般的に原子量(原子番号)が大きいほど、密度は大きい
物質とエネルギーの変換 代謝 生物体を中心とした物質の変化      物質の合成、物質の分解 同化  複雑な物質を合成する反応 異化  物質を分解する反応 
インフルエンザウィルスA型及びB型検出用試薬
Presentation transcript:

卵(egg) 形状は,球,ソ―セージ状,円盤状などさまざまである。大きさも幅0.1mm 以下の小さいものから幅5~6mm幅のものまである。 卵は卵殻(chorion)によって包まれる。卵殻には種によって通常1個から数十個の精子が通り抜けるための精孔(=卵門,microphyle)がある。 卵によっては,産卵後卵の体積、重量が増える場合があるが,それは吸水のためである。(重さで2倍以上になるときもある)。 卵は水中に産まれない卵でも,水に没することがあるので,卵殻表面に水中に没したときも呼吸を可能にするためのプラストロン構造(後述)が発達していることがある。

多くの糸角亜目、有剣類、タマムシ科、カミキリムシ科 無頭型 環縫亜目 ナガコムシ型 脈翅目,一部の鞘翅目 トビケラ目 寡脚型幼虫 コガネムシ型 コガネムシ上科 多脚型 鱗翅目と膜翅目広腰亜目 半頭型 ガガンボ科、短角亜目 鱗翅目と膜翅目広腰亜目 無脚型幼虫 真頭型 多くの糸角亜目、有剣類、タマムシ科、カミキリムシ科 無頭型 環縫亜目

内部寄生蜂の第1齢幼虫にみられる 原脚型 腹部に環節がなく,頭部と腹部の付属肢は痕跡的である。 頭胸部 過変態の一種

過変態 三爪虫

蛹(pupa, pl. pupae)  付属肢が体に密着するかどうかによって,裸蛹と被蛹に分かれる。環縫群では囲蛹と呼ばれ特殊な蛹を作る。 裸蛹(exarate pupa):付属肢と翅が体より離れる。自由蛹とも言う。ノミ目,多くの鞘翅目,多くの膜翅目,環縫群。 被蛹(obtect pupa):付属肢は体に密着する。多くの鱗翅目。多くの鞘翅目。多くの双翅目。コバチ上科。 囲蛹(coarctate pupa):最終齢の幼虫の脱皮殻が硬化し外皮となる。この外皮を蛹殻(ようかく,puparium)という。最初は白いが直ぐに濃い茶色に変化する。蛹殻のなかにいる真の蛹は裸蛹である。俵状の形となる。環縫群で見られる

マツノマダラカミキリ(裸蛹) イチモンジセセリ(被蛹)

囲蛹 環縫亜目に見られる 囲蛹殻 外側の殻 蛹殻のなかにいる真の蛹は裸蛹である。

消化系(alimentary system) 消化管とこれに付属する唾液腺からなる。 中腸 内胚葉起源 前腸 後腸 外胚葉起源 外胚葉起源 マルピーギ管は幽門(後腸最初の部分)に開口 結腸 直腸 1.咽頭

(1)唾液腺は、通常下唇腺(labial gland)のことであるが、鱗翅目幼虫では大腮腺(mandibular gland)のことである。鱗翅目幼虫では、下唇腺は絹糸腺となる。 (2)外胚葉起源ということは、外壁がクチクラで被われていることを意味する。それらは脱皮の脱ぎ捨てられる。 (3)細腰亜目と脈翅目の幼虫、及び一部のカメムシ成虫では、中腸と後腸が連絡してない。細腰亜目の場合、老熟してから蛹になるまでの間に繋がり、糞を出す。 (4)消化酵素は,一部は唾液腺から出るが,大部分は中腸からでる。 (5)半翅目では、漉過室(filter chamber)が発達する。多量の水が、ここで吸いとられ、中腸の中央部を通らず、中腸の前部から後部に流れる。

前腸  咽頭(pharynx), 食道(oesophagus), 素嚢(crop), 前胃 (proventriculus) 素嚢は食物の貯蔵場所で,ミツバチ,アシナガバチなどの社会性ハチでは,ここに蜜,水を貯めて巣に持ち帰る。 前胃は,歯状となって食物を再咀嚼したり(ゴキブリ,資料),くし状となりふるいの役割をする 。 消化産物の吸収は中腸前方部と胃盲嚢(gastric caecum) でおこる 胃

内胚葉 外胚葉 外胚葉

胃盲嚢 前胃 嗉嚢 直腸 囲食膜 回腸・結腸 中腸 後腸 前腸

中腸の断面図

中腸の細胞の拡大 微(細)絨毛(びじゅうもう)

シロアリでは,回腸にセルロースを分解する共生微生物(原生動物)がいる。

直腸 ここで水とイオンの吸収を行なう。ゴキブリの集合フェロモンはここから分泌される

排泄系(excretory system)  オオサシガメ 尿酸の排泄 体腔内のイオンと水のバランス

尿素 哺乳類 アンモニア 水生昆虫 尿酸 爬虫類,鳥類 分子量に占める窒素の重さの割合    82%         47%           33% N:H比    0.33         0.5            1 

神経系(nervous system) 中枢神経系 脳,食道下神経球, 胸腹部の神経球, 縦連合,横連合 縦連合(connective)

中枢神経系 脳,食道下神経球, 胸腹部の神経球, 縦連合,横連合 内臓神経系(主に自律神経) 咽喉交感神経系(前腸神経系) 腹交感神経系 尾交感神経系 末梢神経系 中枢神経系と内臓神経系 の神経球からでる神経

内臓神経系 食道下神経球

中枢神経系 (脳,脊髄) 末梢神経系  随意神経系  自律神経系   交感神経系   副交感神経系  昆虫での末梢神経系とはその意味が異なる。

神経細胞(ニューロン) 昆虫ではない

神経球 細胞体

運動ニューロン 感覚ニューロン 介在ニューロン

ゴキブリ: 尾角で感じたわずかな空気の動きに瞬時(1/10秒未満)に反応して走り出す. 反射 (脳が関与しない)