エコカーの未来 2FG4172 らく 2016 7/12
目次 エコカーとは 種類 メリットとデメリット 市場シェア 各国の政策 まとめ
エコカーとは 二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)などの排出量が少な く、燃費もよい自動車。環境対応車ともいう。エコロジー(環境) とエコノミー(節約)の性格をあわせもつため、エコカーとよば れる。
種類 ハイブリッドカー(HV):「ガソリンエンジン」と「電気モーター」二つ以上の動力源を 持っている。(動力を利用して充電) プラグイン ハイブリッドカー(PHV):外部電源から充電できるタイプのハイブリッド 自動車(HV車の進化、バッテリー容量が大きい)[1] 電気自動車(EV):ガソリンエンジンを使わず、バッテリーとモーターにより「電気の 力だけ」で走る。 燃料電池車(FCV):搭載した燃料電池で燃料(水素)から発電し電動機を動かし て走る。
メリットとデメリット EV FCV HV 環境貢献度と価額の相関イメージ[2] 高 環境貢献度 PHV 低 価額·経費 高 水素HV 環境貢献度と価額の相関イメージ[2] 高 低 価額·経費 高 EV 環境貢献度 PHV FCV 水素HV HV ガソリン 注:図中、価額は生産量で、環境貢献度は技術の向上で変動するので、あくまで位置は目安。
メリットとデメリット 車種 メリット デメリット HV PHV EV FCV 走行距離が長い 燃費がよい 特別インフラ整備が必要ない 有害排出物あり(ガソリン車より少ない) PHV 走行距離は長い、燃費がよい 有害排出物はゼロではない EV 有害排出物は一切なし エンジン音や振動が少なく、走行中とても静か 走行距離が短い 充電に時間がかかる 充電スタンダードが少ない [3] バッテリーの安全性 FCV 数分程度の燃料充填で数百kmの走行が可能(EVより長い) 燃料電池の価格が高い 水素の貯蔵や搬送に高いコスト(引火しやすい) 水素ステーションの整備が必要
市場シェア[4] 自動車市場の四極:日本、米国、欧州、中国。 エコカー市場は2020年に、約1,100万台(シェア16%)にまで拡大
各国の政策 自動車市場の四極において、エコカーの市場シェアが徐々に伸びている。(政府の政 策によって、ガソリン車の規制。エコカーの研究開発、販売に資金補助。) ドイツ政府:2030年までに全ての新車を無排気車にすることも検討中。 アメリカ:カリフォルニア州 2018 ゼロ·エミッション (2018 ZEV規制)[5] 日本:エコカーを2020 年までに新車販売の50%(購入費用の支援、税制優遇) 中国:2020年にEVとPHEV普及を15%超(補助金、EVのインフラ整備) 2018 ZEV規制:単に排気ガスがクリーンな自動車やハイブリッドカーはZEV対象として認められない
まとめ エコカーの普及は必然である。 技術成熟によって、コストが下がり、エコカーは誰でも買えるようになる。 HVは次世代エコカーに入らない。(排気ガスあり) 将来5年ガソリン車はまだ主流だと思う。 もしガソリンスタンダードが充電設備が整えれば、電気自動車が爆発的 に普及するだろうと思う。
参考文献 [1]ハイブリッドカーとプラグインハイブリッドカーの違い 2016.7.9 http://www.hybrid-car-guide.com/kisotisiki-info/hybrid-phv.html [2]大久保 隆弘 「エンジンのないクルマ」が変える世界 日本経済新聞出版社 2009 P43 [3]電気自動車の特徴とメリット・デメリット 2016.7.9 http://www.goo-net.com/magazine/editors/994.html [4]日・米・欧・中の世界4極におけるエコカー販売市場を展望 2016.7.9 https://www.nri.com/jp/news/2013/131119.aspx [5]香住 駿 「VWの失敗とエコカー戦争 日本車は生き残れるか」 文芸春秋 2015 P53