平成20年12月21日(日) 於・ASA守口南 <出席者> 野見山窓風 三浦健風 池邑あやめ 岩井蒼雨 池田耕雨 <投句者> 河野渓太 第36回「楽句会」 ~か ざ ぐ る ま~ 平成20年12月21日(日) 於・ASA守口南 <出席者> 野見山窓風 三浦健風 池邑あやめ 岩井蒼雨 池田耕雨 <投句者> 河野渓太
年の瀬や 千手観音の 手も借りて(窓風) 師走きて 師走、師走と 師走行く(窓風) 歳暮れる 宅配便が 通り過ぎ(窓風)
年の瀬や 更けゆく夜の ひとり酒(健風) 木枯らしや 銀杏舞う 舗道かな(健風) クリスマス 笑いが広がる 夜のビル(健風)
年忘れ 妻と酒汲む 夕餉時(渓太) 御堂筋 黄葉煌めく 師走かな(渓太) 散る紅梅 拾いてふわり ポケットに(渓太)
いろり端 何度もせがむ 与太話(あやめ) 年の瀬や 田辺聖子の 本を読む(あやめ) 神々の おはす古道や 花八手(あやめ)
年の瀬や 老いてたまるか 心まで(蒼雨) 大晦日 また日めくりが 厚くなり(蒼雨) 煤はらい そろそろ仏具の 替えどきか(蒼雨)
来る年も 机の上の 求人誌(耕雨) さざんかの 色あせ落つる 生命かな(耕雨) 年の瀬も 何時もと変らぬ 二人かな(耕雨)