(株)電通国際情報サービス(ISID) インターンシップ報告 大東文化大学 経済学部 3年 生野 隆介 これから、株式会社電通国際情報サービスのインターンシップ報告を始めさせて頂きます。 社名は以降、ISIDと省略させて頂きます。 発表者はわたくし、生野隆介です。 宜しくお願い致します。 大東文化大学 経済学部 3年 生野 隆介
目次 1.企業概要 2.私の目標 3.実習概要 4.実習スケジュール 5.仮説設定 6.アンケート調査 7.調査結果の分析、仮説検定 8.提案内容 9.実習での学び・気づき 本日の目次はこのようになっております。 企業概要、私の目標、実習概要、実習スケジュール、について述べた後、 今回の実習では企画業務をさせていただきましたので、その流れを「仮説設定」、「アンケート調査」、「調査結果の分析・仮説検定」、「提案内容」と、順を追って発表いたします。 そして最後に、実習での学び・気づきと、私の変化・成長を発表させていただきます。 10.私の変化・成長
1.企業概要 社名 株式会社電通国際情報サービス(ISID) 本社 東京都港区港南2-17-1 設立 1975年12月11日 事業内容 社名 株式会社電通国際情報サービス(ISID) 本社 東京都港区港南2-17-1 設立 1975年12月11日 事業内容 コンサルティングサービス ソフトウェア・プロダクト販売/サポート システム・インテグレーション・サービス アウトソーシング・サービス 売上高 611億5500万円(2010年3月期連結) 従業員数 2,320名(2010年3月末現在) 初めに企業概要です。 ISIDは本社を東京都港区に構えています。 設立は、1975年 主な事業は コンサルティングサービス、 ソフトウェア・プロダクト販売/サポート システム・インテグレーション・サービス、 アウトソーシング・サービスです。 連結売上高は約611憶円 従業員数は連結で約2300名です。
2.私の目標 企業人としての心構えを知る。 実際の現場で行われているマーケティング手法がどのようなものか知る。 私はこのインターンシップに参加するにあたり、 ・企業人としての心構えを知る。 ・学部のゼミでマーケティングを専攻しているので、実際の現場で行われているマーケティング手法がどのようなものか知る。 という2つの目標を設定しました。
若者に対する金融機関としての付き合い方の提案 3.実習概要 実習期間:8月23日(月)~9月3日(金)※土日を除く 配属部署:金融ソリューション事業部 実習生:3名 20代をはじめとする若者と金融機関との関わりについて調査し、金融機関がどのように若者と付き合ったら良いか考え提案する。 インターンシップの課題 仮説設定 アンケート調査 実習期間は8月23日~9月3日までの10日間で、私が実習させていただいた金融ソリューション事業部には私の他に東北大学大学院の院生と創価大学の学生の、計3名が配属されました。 私たちのインターンシップでの課題は「20代をはじめとする若者と金融機関との関わりについて調査し、金融機関が今後どのように若者と付き合ったら良いか考え提案する。」というものでした。 この課題設定の元、主な実習は「仮説設定」、「アンケート調査」、「調査結果の分析、仮説検定」、そして「若者と金融機関の付き合い方の提案」という流れで行われました。 調査結果の分析、仮説検定 若者に対する金融機関としての付き合い方の提案
4.実習スケジュール 実習内容 1日目 ガイダンス、社内会議陪席 2日目 仮説設定 3日目 仮説設定、社外会議陪席 4日目 仮説設定、アンケートの作成 5日目 アンケートの作成・実施 6日目 アンケート結果の集計・分析、仮説検定 7日目 8日目 仮説検定 9日目 サービス案作成、プレゼンテーションの資料作成 10日目 プレゼンテーションの練習、成果報告会 1日目はこの10日間の実習についてのガイダンスの後、社内会議に陪席させていただき、 2日目からは課題に取り組むにあたって主にディスカッションやブレインストーミングを行い、仮説設定をしました。 4日目からはアンケートの作成に取り掛かり、完成したものを5日目に実施しました。 6日目から8日目はアンケート結果の集計と分析や仮説検定をし、9日目は実際にサービス案を考え、プレゼンテーションに使用する資料を作成しました。 そして最終日の10日目には成果発表をしました。 それでは、仮説設定からプレゼンテーションまでの実習についてご報告させていただきます。
5.仮説設定 若者のお金の使い方や生活スタイルについての仮説を設定するために、インターンシップ生3名でディスカッションやブレーンストーミングを行った。 【設定した仮説の例】 ・若者はクレジットカードや電子マネーを普段からよく利用している。 ・若者はITに詳しく、インターネットバンキングなどのサービスを使いこなしている。 実習生 金融の知識が豊富な若者と、乏しい若者の違いや、居住地による違いも仮説の中の条件に盛り込む。 まず、若者のお金の使い方や生活スタイルについての仮説を設定するために、インターンシップ生3名でディスカッションやブレーンストーミングを行いました。 設定した仮説の例としては、 ・若者はクレジットカードや電子マネーを普段からよく利用している。 ・若者はITに詳しく、インターネットバンキングなどのサービスを使いこなしている。 などがありました。 また、設定する仮説が偏ったものにならないように、「インターネットバンキングは使っていますか?」「お住まいの地域はどこですか?」など、金融の知識が豊富な若者と、乏しい若者の違いや、居住地による違いも仮説の中の条件に盛り込むようにしました。
6.アンケート調査 設定した仮説をもとに、どのような質問をしたら良いか考え、アンケートを作成し、実施した。 目的 若者の金融機関との関わり方や、若者のお金の使い方などに関する実態調査 対象 大学生、大学院生 調査方法 インターネット調査(パソコン、携帯電話) 質問例 クレジットカードを利用していますか 電子マネーを利用していますか クーポンを利用していますか どんな目的でクーポンを利用していますか ・・・など 続いて、インターンシップ生3名で設定した仮説をもとに、どのような質問をしたら良いか考え、アンケートを作成し、実施しました。 このアンケートを実施した目的は、若者の金融機関との関わり方や、若者のお金の使い方などに関する実態調査です。 対象は大学生と大学院生としました。 回答はインターネット上で行えるようにし、パソコンと携帯電話の両方に対応するようにしました。 クレジットカードを利用していますか?電子マネーを利用していますか?クーポンを利用していますか?また、どんな目的でクーポンを利用していますか?といった質問をしました。 のちにサービス案を考える際に、詳細なデータがあったほうが良いと考え、質問例にある「電子マネーを利用していますか?」の質問とは逆に「電子マネーをなぜ利用しないのですか」など、具体的な質問も入れるように意識して作成しました。 具体的な質問も入れるように意識して作成
7.調査結果の分析、仮説検定 棄却 上記の作業であぶり出された若者像を元に、金融機関が若者とどのように付き合ったら良いか具体的に考える。 アンケート調査の結果の内容を分析し、設定した仮説を検定した。 アンケート訪問者数:474名 回答者数:184名 回答率:38.8% 【仮説検定の例】 棄却 若者はクレジットカードやインターネットバンキングなどを使いこなしている。 仮説 アンケート調査の結果では・・・ 若者はクレジットカードを持っていてもあまり利用せず、銀行口座は現金の入出金のみに使い、金融についての知識も少ない。 その他の検定結果から分かったことは・・・ 次に、インターンシップ生3名でアンケート調査の結果の内容を分析し、設定した仮説を検定する作業をしました。 アンケート調査は、WEBページへの訪問者数474名、回答者数184名で回答率が38.8%という結果になりました。 予想を超える回答数が集まり、私は嬉しく思うと共に達成感も感じました。 ここで仮説検定の例をひとつ紹介させていただきます。 私たちインターンシップ生はアンケートを実施する前に「若者はクレジットカードやインターネットバンキングを使いこなしている。」という仮説を設定していました。 しかし、アンケート調査の結果を分析してみると、「若者はクレジットカードを持っていてもあまり利用せず、銀行口座は現金の入出金のみに使い、金融についての知識も少ない。」ということが分かり、この仮説は棄却されるという結果になりました。 また、その他の検定結果から、 ・若者は節約をする意識はあるが、大きな節約はできていない。 ・若者の買い物はほとんどが現金払いであり、クレジットカードはその補助的役割としてのみ使われる。 ということも分かりました。 この作業であぶり出された若者像を元に、金融機関が若者とどのように付き合ったら良いか具体的に考えました。 若者は節約をする意識はあるが、大きな節約はできていない。 若者の買い物はほとんどが現金払いであり、クレジットカードはその補助的役割としてのみ使われる。 上記の作業であぶり出された若者像を元に、金融機関が若者とどのように付き合ったら良いか具体的に考える。
①この上ない大きな喜びと達成感を感じた。 8.提案内容 若者に金融についての知識を与えることで、より金融サービスの利用水準を上げてもらうことができるのではないか。 実習生 創価大学で証券会社が金融や証券に関する講義を行っている。 最終的な提案 銀行が大学で大学生の生活実態に則した金融サービスに関する講義を行う。 ISIDの方 仮説検定の結果について実習生3名で話し合い、私たちは、「若者に金融についての知識を与えることで、より金融サービスの利用水準を上げてもらうことができるのではないか。」という考えに至りました。 また、創価大学では、証券会社が金融や証券に関する講義をおこなっていることを知りました。 そこで、「銀行が大学で大学生の生活実態に則した金融サービスに関する講義を行う。」という提案を考え、最終日に行われた成果報告会で発表しました。 成果報告会後に、ISIDの方から、 「アンケート結果に基づいた論理的な説明ができていて、聞いていて納得できた。10日間で良いものをつくったね。」 「実際に銀行のほうへ提案しに行くよ。」と仰っていただけたので、私はこの上ない大きな喜びと達成感を感じることが出来ました。 「アンケート結果に基づいた論理的な説明ができていて、聞いていて納得できた。10日間で良いものをつくったね。」 「実際に銀行のほうへ提案しに行くよ。」 ①この上ない大きな喜びと達成感を感じた。
9.実習での学び・気づき 一人で作業していると、その一人の意見・考えに偏ってしまうことがあった。 ②人と協力して仕事を行うことの大切さや、広い視野で物事を考えることの重要性を学んだ。また、一人ひとりに課された責任の重さも感じることができた。 毎日、朝会でその日にやるべきことを確認した。 ここで実習中での学びと気づきについて2点発表させていただきます。 1つ目に、一人で作業していると、その一人の意見・考えに偏ってしまうことがありました。 そこから、人と協力して仕事を行うことの大切さや、広い視野で物事を考えることの重要性を学びました。また、一人ひとりに課された責任の重さも感じることができました。 2つ目に毎日、朝会でその日にやるべきことを確認しました。 そこから、常に目標を設定し、自分にどのような成果が求められているかを考えることが大切であると学びました。 ③常に目標を設定し、自分にどのような成果が求められているかを考えることが大切であると学んだ。
10.私の変化・成長 ・働くということのイメージがわかなかった。 ・言われたことをただ単純にこなすだけであった。 以前の私 ・働くということのイメージがわかなかった。 ・言われたことをただ単純にこなすだけであった。 実習での気づき・学び ①仕事をやり遂げた後の達成感を感じることができた。 ②企業人の仕事を体験でき、そこにおける責任感を知ることができた。 ③常に目標を持ち、自分にどのような成果が求められているのか考えること○の大切さを学んだ。 次に私の変化と成長について発表いたします。 インターンシップに参加させていただく以前の私は、 ・働くということのイメージがわきませんでした。 ・そして言われたことをただ単純にこなすだけでした。 実習では、前述のように ①仕事をやり遂げた後の達成感を感じることができ、 ②また企業人の仕事を体験したことによって、そこにおける責任感を知ることができました。 ③そして、常に目標を持ち、自分にどのような成果が求められているのか考えることの大切さを学びました。 これらの気づき・学びを得たことで、現在私は、部活やゼミの仕事を行う際に、その仕事が必要な理由や自分に求められている役割を考え取り組むようになりました。 ISIDでのインターンシップを通して、私は企業人としての心構え、仕事に対する考え方を肌で感じました。この経験を、今後の就職活動に生かして頑張りたいと思います。 現在の私 ・部活やゼミの仕事を行う際に、その仕事が必要な理由や自分に求められている役割を考え取り組むようになった。
(株)電通国際情報サービスの皆様に 深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 最後に (株)電通国際情報サービスの皆様に 深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった株式会社電通国際情報サービスの皆様に深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 以上を持ちまして、株式会社電通国際情報サービスのインターンシップ報告を終了させていただきます。 ご清聴ありがとうございました。