概説 沖縄の文学①
1、古謡 2、物語歌謡 3、短詩型歌謡 4、組踊 一、種類(ジャンル)
1、古謡 アヨー(八重山) ③ユンタ・ジラバ ②ニーリ・あやご(宮古) ①オモロ(沖縄本島) 「古代英雄叙事詩」。 アヨー(八重山) ③ユンタ・ジラバ ②ニーリ・あやご(宮古) ①オモロ(沖縄本島) 「古代英雄叙事詩」。 「祭り」の場でうたわれた。 発展した詞章。 二つの社会において生成 古代社会 原始社会 1、古謡
古謡のあとをうけて発展したもので、物語性のある歌謡。 2、物語歌謡 (三味線が伝来し、三味線音楽が成立した以後盛んになる) 対象が 英雄→一般の人 内容が 叙事→叙情 2、物語歌謡
琉歌 3、短詩型歌謡
沖縄方言による韻文の戯曲 沖縄で発達してきた歌舞音曲を総合的に取り入れ、一つの物語を持つ戯曲として組み立てたものである。 4、組踊
琉球方言について 沖縄の文学②
琉球語 沖縄方言 別称 奄美・沖縄・宮古・八重山で話されてきた言葉の総称 一、琉球方言とは
二、日本語(本土方言) との関係 1、本土方言 ①東部方言 ②西部方言 ③九州方言 2、琉球方言 ①奄美・徳之島方言 ①東部方言 ②西部方言 ③九州方言 2、琉球方言 ①奄美・徳之島方言 ②沖永良部・与論・沖縄北部方言 ③沖縄南部方言 ④宮古方言 ⑤八重山方言 ⑥与那国方言 二、日本語(本土方言) との関係 標準語は、東京山手地方の方言である
三、琉球方言の特徴 1音韻 ①三母音 標準語 あ い う え お 琉球方言 あ い う ②破擦音化 ③声門破裂音 ④有気音・無気音 ⑤中舌音 標準語 あ い う え お 琉球方言 あ い う ②破擦音化 ③声門破裂音 ④有気音・無気音 ⑤中舌音 2文法・・・標準語(日本語と同じ) 3語彙・・・古語の残存
沖縄の文学③ 琉歌について
一、琉歌とは 「琉歌」・・・琉球の歌 「和歌」・・・大和の歌 「漢詩」・・・漢(中国)の詩 奄美・沖縄・宮古・八重山諸島に伝承される叙情的短詩型歌謡の総称。 「琉歌」・・・琉球の歌 「和歌」・・・大和の歌 「漢詩」・・・漢(中国)の詩 一、琉歌とは
二、「琉歌」と「和歌」 の違い 謡う歌 (四句三十音) サンパチロク 詠む歌 みそひともじ (五句三十一音) 琉歌・・・八・八・八・六 謡う歌 (四句三十音) サンパチロク 詠む歌 みそひともじ (五句三十一音) 琉歌・・・八・八・八・六 和歌・・・五・七・五・七・七 二、「琉歌」と「和歌」 の違い
三、琉歌の種類 1、短歌形式 ①短歌・・・八・八・八・六 (一般に琉歌と呼ばれているもの) ②仲風・・・七・五・八・六、又は 五・五・八・六 ①短歌・・・八・八・八・六 (一般に琉歌と呼ばれているもの) ②仲風・・・七・五・八・六、又は 五・五・八・六 2、長歌形式 ①長歌(八・八・八・八・・・六) ②つらね(八・八の連続、長歌より長く連なり、末句を六音にする) ③木遣り(八・八の連続基調、八音の間にハヤシが入る) ④口説(七・五の連続を基調) 三、琉歌の種類
四、琉歌の内容・分類 1、恋歌 2、名所・土地ぼめの歌 3、教訓歌 4、祝歌 5、哀傷歌(望郷歌) 6、遊び・祭りの歌 7、その他 1、恋歌 2、名所・土地ぼめの歌 3、教訓歌 4、祝歌 5、哀傷歌(望郷歌) 6、遊び・祭りの歌 7、その他 季節・自然・労働 風流・風刺など 四、琉歌の内容・分類
琉歌名でもある 舞踊名 曲名 節名は、 琉歌は、三味線(三線)・舞踊とともに発展した 五、琉歌の節名・節組
六、琉歌の表記と 読み方 琉歌を読むためのポイント ※琉歌鑑賞のテープを聞いて、読み方を練習しよう。 方言の読み方になれること。 六、琉歌の表記と 読み方 琉歌を読むためのポイント ※琉歌鑑賞のテープを聞いて、読み方を練習しよう。 方言の読み方になれること。 歴史的仮名遣いを現代語で読めること。 琉球方言の 歴史的仮名遣いで表記
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