Web – 00 インターネットと Web サーバー Web-00 では Web サイトを構築する大前提となる Web サーバーの基礎知識とその土台になっているインターネットについて学べます。

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Web – 00 インターネットと Web サーバー Web-00 では Web サイトを構築する大前提となる Web サーバーの基礎知識とその土台になっているインターネットについて学べます。

内容 私たちの生活とインターネット Web サーバーとは? Windows で Web サーバー 利用者と Web サーバー インターネットへの公開 人間に判別しやすいアドレス 現在のインターネット事情 事情を考慮した公開方法(1) 事情を考慮した公開方法(2)

私たちの生活とインターネット Bing, Google, Yahoo などの検索エンジン YouTube, ニコニコ動画 などの動画サイト お買い物やオークションなどのサイト 電子メール、チャット、テレビ電話などのツール Facebook, Mixi, Twitter などのソーシャルメディア これらはすべてインターネットを利用しています。 皆さんの身の回りでのパソコンの利用を考えてみましょう。 お母さんが買物をしようと思って Yahoo オークションに出品しているものを見たり、Amazon でお父さんが仕事の本を買ったり、皆さんも友達と電子メールを携帯でやりとりしています。 これらは実は背景でインターネットという世界中を接続しているネットワークが存在するから可能なのです。

Web サーバー とは? これらはすべて Web サーバーと 呼ばれるコンピューター上で動作 インターネットに公開されているサービス 「サイト」「ブログ」「ホームページ」「オークション」「検索エンジン」「モール」など Web サーバーの仕組みには歴史がある インターネットの創成期に生まれた 自分で構築することも借りることもできる 構築する方法や利用できる技術も多種多様 これらはすべて Web サーバーと 呼ばれるコンピューター上で動作 皆さんの中でこういうサービスを利用している人はいますか? そう、日本でも本や電化製品などのお買い物や情報を探すために検索エンジンを使うことがとても日常的なことになってきています。

Windows で Web サーバー マイクロソフトの Windows でも標準機能になって いるので Web サーバーを構築可能 = Internet Information Services : IIS インターネット インフォメーション サービス マイクロソフトの Web サーバーの名前はインターネット インフォメーション サービスと言い、頭文字をとって IIS(あいあいえす)とよく呼びます。 IIS は最近の Windows であれば家庭用のエディションを例外として通常標準機能になっているので簡単にセットアップできます。 (OS のバージョンと IIS のバージョンの関係は構築ガイド 序章を参照ください。)

利用者とWeb サーバー 利用者と Webサーバー の関係 インターネット インターネット サービス プロバイダー インターネット サービス また、図ではアンテナがある建物の絵をプロバイダーに使用していますが、通常は通信回線で配線されています。インターネットも雲の絵をよく用いるのですが、実態は有線で結ばれた建物の集合体と思うといいはずです。ただ、海外にも繋がっているわけですから配線は大陸間にもあることになります。 Web サーバーも一つのコンピューターです。しかし、利用者が家庭などで利用しているものよりも多くの人にアクセスされることを想定し、通常もっと性能のいいマシンを使うことが多いです。 インターネットの通信の仕組みというのは郵便局が郵便を扱うのによく似ています。この場合、利用者は自分が契約しているプロバイダー(マンションなどがケーブルテレビなどを契約している場合などは気づきにくいのですが)が最寄りの郵便局ということです。そしてインターネットは途中の集配を行う郵便局群。宛先であるWebサーバーにそこから配信されていくわけです。 Internet Explorer 9 などのブラウザー IIS などの Web サーバー

Web サーバーの原理 手元のパソコンと Web サーバーが人だったらどう いう会話をやりとりしているか見てみよう! 例としてはマイクロソフトの ASP.NET という仕組みでできている Web ページにアクセスした場合の代表的な双方が実行することをピックアップしたので実際にはもっと多くのことが行われます。 書かれている言語が違うと異なることが行われますが、概念的にはこのような形で Web サーバーは処理を行い、応答を返し、ブラウザーではその応答を解釈してページを表示します。

インターネットへの公開 他の利用者に使ってもらうようにするにはインター ネットに Web サーバーを公開する 公開されているサーバーやサービスを借りる 自分で構築して、さらに公開もする 利用者が到達できるように住所が必要 インターネットの住所は「IP アドレス」 人間に判別しやすい名前が「ドメイン」 電話帳に相当するのが「DNS:Domain Name System」 このカリキュラムは太字になっているようにご自身で Web サーバーを構築し、公開することを前提にしています。 えっ もうインターネット繋がってるよ と思うかもしれません。ブラウザーも検索サイトを見れているし、電子メールも届く状態になっているのでしょう。 しかし、Web サーバーを構築する場合にはどこの郵便局(プロバイダー)の管区内にその Web サーバーがあってどう通信すればいいのかを特定できる必要があるのです。現実の郵便では住所や郵便番号で届け先を特定します。インターネットでは IP アドレスというのが住所になります。 (ここに書いている IP アドレスやドメインは例で実際にこのドメインのアドレスがこれというわけではありません。) 実は現在は多くの場合、インターネットで通用するアドレスと構内でのみ通用するアドレスの組合せで動いていることが多く、例えもう利用者としてインターネットを利用できる環境になっていても、サービスを提供する IP アドレスの例 ドメイン名の例 192.168.1.7 microsoft.com DNS

人間に判別しやすいアドレス DNSはこの変換をしてくれる電子電話帳 インターネットの住所は「IP アドレス」 人間に判別しやすい名前が「ドメイン」 電話帳に相当するのが「DNS:Domain Name System」 IP アドレスの例 ドメイン名の例 DNS 192.168.1.7 microsoft.com ブラウザーでどこかのページを見る時に普通は 192.168.1.7 のページとは指定しない 人間の思考としては 「マイクロソフト社のホームページ」を見たいわけです。 このカリキュラムは太字になっているようにご自身で Web サーバーを構築し、公開することを前提にしています。 えっ もうインターネット繋がってるよ と思うかもしれません。ブラウザーも検索サイトを見れているし、電子メールも届く状態になっているのでしょう。 しかし、Web サーバーを構築する場合にはどこの郵便局(プロバイダー)の管区内にその Web サーバーがあってどう通信すればいいのかを特定できる必要があるのです。現実の郵便では住所や郵便番号で届け先を特定します。インターネットでは IP アドレスというのが住所になります。 (ここに書いている IP アドレスやドメインは例で実際にこのドメインのアドレスがこれというわけではありません。) 実は現在は多くの場合、インターネットで通用するアドレスと構内でのみ通用するアドレスの組合せで動いていることが多く、例えもう利用者としてインターネットを利用できる環境になっていても、サービスを提供する DNSはこの変換をしてくれる電子電話帳

内 内 外 外 現在のインターネット事情 DNS プロバイダー保有 アドレスの中から 都度 動的に 利用者に提供 構内でのみ通用 するアドレス :プライベート アドレス 提供したものを 使用して外へ通信 インターネットは実はある状況が起きつつあります。住所の表記方法を変えないといけないくらい住所が増えてしまったのです。つまり インターネットにつながっているコンピューターが増えすぎたのです。日本でも郵便番号の形態が以前は5ケタでしたが、今は7ケタになっています。それと同じように IP アドレスも今そういう議論が行われています。 ※現在の体系を IPv4 アドレス、今後普及が進むのが IPv6 アドレスと呼ばれています。 世界中のコンピューター一台一台に住所を割り当てるだけのアドレスの数があれば良かった(インターネット創成期はそういう発想でした)のですが、今は数を抑えるために色々なことが行われています。つまり、集合マンションであれば、101号室は誰ということを管理人さんが理解しているわけですよね。この管理人さんが居るという発想が プロバイダーは知っているとか、構内は知っているとかいう発想に置き換えると今起きていることがわかりやすいんです。つまり、インターネットでは管理人さんに相当するのがルーターと呼ばれる機械なんです。 そのルーターという機械がインターネット上には凄くいっぱいあります。マンションの部屋の中にも、企業のオフィスにも、電話局にも、その先のプロバイダーにもあります。 ここで Web サーバーを公開する際に問題になるのが赤字で書いてある 「都度 動的に」というポイントです。 外 インターネットに 通用するアドレス :グローバル アドレス インターネットから見ると アドレスが正しいとは限らない → 郵便が届けられない 外

内 内 外 外 事情を考慮した公開方法(1) ① DNS プロバイダー保有 アドレスの中で 固定で 利用者に提供 構内でのみ通用 インターネット 内 内 構内でのみ通用 するアドレス :プライベート アドレス 提供したものを 使用して外へ通信 現在の事情を加味すると構内においてある Web サーバーコンピューターをインターネットに公開するには工夫が要るということです。 ・一つはこの図に書いてあるように「固定」でISPに割り振ってもらう この場合はこのスライドのようになるので公開できるようになります。 でも固定IPアドレスをもらう契約はより高価になるのが普通です。 外 インターネットに 通用するアドレス :グローバル アドレス インターネットから見ると 特定できるアドレスがある 外

内 内 外 外 事情を考慮した公開方法(2) ② DNS プロバイダー保有 アドレスの中で 都度 動的に 利用者に提供 構内でのみ通用 インターネット 内 内 ② 構内でのみ通用 するアドレス :プライベート アドレス 提供したものを 使用して外へ通信 ・もう一つは動的にふられることをカバーしてくれる住所を判断する仕組みを利用する カバーするとはどういうことかというと都度振られるアドレスをそのタイミングで電話帳であるDNSに書き込んでくれる仕組みがあればいいのです。 この仕組みを Dynamic DNS と呼びます。無償のもの、有償のもの 様々なサービスがありますのでご利用になっているプロバイダーのサービスをご確認いただくといいでしょう。 外 インターネットに 通用するアドレス :グローバル アドレス インターネットから見ると 特定できるアドレスがある 外

参考 インターネット Web サーバー構築ガイドライン 『序章 インターネットと Web サーバー』 http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/ff625168.aspx ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/ インターネット Web サーバー ダイナミックドメインネームシステム マイクロソフト TechNet IIS TechCenter http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/default.aspx インターネットや Web サーバーの原理については検索エンジンやウィキペディアを調べるといい情報がいっぱいあります。