こころの健康出前講座プロジェクト提供資料

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高次脳機能障害について 藤本大樹. 目次 1 .高次脳機能障害とは 1-1 .高次の活動・低次の活動 1-2 .高次脳機能障害の主な症状 .記憶障害 .注意障害 .持続性注意障害 .容量性注意障害 .選択性注意障害
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第8章 心の病気 生徒の心の問題に対処するために (1) 道案内  なぜ教育心理学を学ぶのか 1  効果的な授業をするために 2記憶 3学習 4動機づけ  生徒を正しく評価するために 5評価  生徒の心を理解するために 6性格 7性格検査  生徒の心の問題に対処するために 9治療 10.
学童期のこころの健康 *実際のテーマは、 学年に合わせて 考えましょ う 日本精神科看護技術協会 ○○ 県支部 (所属施設) ○○○○○○○○○ (氏名) ○○ ○○ 資料レベル:子ども対象 配布・映写として使用の際は削除してください。 こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 1.
34-2 今 日 の ポ イ ン ト今 日 の ポ イ ン ト 現代社会とストレスと糖尿 病 1.1. ストレスによる 血糖コントロールへの影響 2.2. QOL障害によるストレ ス 3.3. 糖尿病とうつ 4.4. ひとことアドバイス 5.5.
患者さんとご家族のための 双極性障害ABC すまいるナビゲーター 双極性障害ブックレットシリーズ No.1 監修 : 理化学研究所脳科学総合研究センター 精神疾患動態研究チーム チームリーダー 加藤 忠史 こころの健康情報局 すまいるナビゲーター
平成28年1月13日 第 49 回 みんなの健康教室 「認知症の診断と症状」 富士見高原病院 統括院長.
実践編 次のような処方箋と簡単な患者情報とともに在宅訪問依頼が来 た。 さて、何を準備し、何をチェックし、どのように多職種と連携 をとることが求められるか。 ワークシートを参考に考えてみましょう。
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こころの健康出前講座プロジェクト提供資料
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脳性まひをもつ 子どもの発達 肢体不自由児の動作改善を目指して 障害児病理・保健学演習 プレゼンテーション資料 2000年2月24日
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本邦における「障害」の射程と 身体障害者手帳をめぐる問題
国内平成24年 210 万人の 認知症(⇒20年後 400万人超?) そのうち7~9割に BPSD(認知症周辺症状)出現する
心の病について 私は、心の病について調べてみることにしました。  清水 隆太郎.
不眠の症状は4タイプあります 入眠障害 寝つきが悪い ぐっすり眠れない 中途覚醒 夜中に目が覚めてしまい その後なかなか眠れない 早朝覚醒
地域包括ケアの第一手としての住環境整備の実際
学習目標 関節リウマチ患者,脊髄損傷患者について 1.姿勢保持訓練について説明できる. 2.移動訓練について説明できる. 3.作業療法について説明できる. 4.看護において,どのような社会資源を活用できるかを理解している. 5.看護において,どのような心理的援助が必要か理解している. 6.それぞれの家族へ,どのような介護指導をすべきか述べることができる.
脳血管障害 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 緊急処置 一般検査 画像検査 治療 診断
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独立行政法人国立病院機構 舞鶴医療センター認知症疾患医療センター 川島 佳苗
2007年10月14日 精神腫瘍学都道府県指導者研修会 家族ケア・遺族ケア 埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科 大西秀樹.
介護職のための認知症ケア        (新人~2年) ○○事業所 平成27年○月○日 講師:○○○○
こける(転倒) よろめく (バランス能力の低下) 入れ歯の問題 噛む力が落ちる 食いしばれない 歯がぐらぐらする 入れ歯を使用しない
ここをクリックしてあなたの所属等の 情報を入力しましょう。
軽度発達障害の理解 中枢神経系における脳の機能障害である。 → 脳の発達の遅れ
介護職に求められる 認知症の人の排泄ケア 〇〇事業所 平成30年〇月〇日 講師:〇〇〇〇.
1. 神経は全身に 張り巡らされている 2. 神経障害の主な症状 3. 神経障害の治療法 4. 症状をやわらげるアイデアと
学習目標 1.急性期の意識障害患者の生命危機を回避するための看護がわかる. 2.慢性期の意識障害患者の回復に向けた看護がわかる. 3.片麻痺患者のADL獲得に向けた看護がわかる. 4.失行・失認の患者が生活に適応するための看護がわかる. 5.失語症の患者のコミュニケーション方法の確立に向けた看護がわかる.
認知症老人の介護   家族に対するケア 上野公園病院 高 田 靖 子.
 認知症とは.
睡眠のメカニズムに沿った介護的アプローチ
平成23年度 身体拘束廃止施設見学資料.
経過のまとめ 家族歴、基礎疾患のない14歳女性 筋力低下、嚥下障害を主訴としてDM発症 DMは、皮膚症状と筋生検にて確定診断
受診したがらない患者さんへの対応 【患者さんが受診を嫌がっているが、それほど強硬ではない場合】
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フレイルとは すずかけの木通信H30.3月号 お口の健康の維持は 全身の健康に影響します。 健康な状態と日常生活で
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2011/9/29 おもてなしマイスター制度 研 修 「観光とADL」 理学療法士  川本 淳一.
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2.介護に必要な「時間」に置き換えて「要介護度」を判定します。 聞き取った「心身の状況(5項目の得点)」から直接、「要介護度」を求めることはできません。病気の重さと必要な介護量は必ずしも一致しないからです。 そこで、調査結果をコンピュータに入力し、その人の介助にどのくらいの「時間」が必要なのかを推計することで、介護の必要量の目安としています。この「要介護認定基準時間」を用いて要介護度を判定します。
1. ご高齢の糖尿病患者さんと 若い人との違いはなに? 2. ご高齢の糖尿病患者さんの 治療上の注意点 3. ご高齢の糖尿病患者さんの
南魚沼市民病院 リハビリテーション科 大西康史
若年性認知症の人への支援 若年性認知症支援コーディネーター これらの支援を一体的に行うために を各都道府県に配置
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こころの健康出前講座プロジェクト提供資料   老いとこころの病の特徴 日本精神科看護技術協会○○県支部 (所属施設)○○○○○○○○○ (氏名)○○ ○○

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 高齢者は精神疾患や認知症が発症しやすい 1.加齢に伴い脳機能は衰退し、環境の変化や身体の病気などから精神症状が発症しやすい 2.精神症状は幻覚・妄想という精神病症状ばかりでなく、 不安、イライラ、不眠などの日常的なことが多い 3.認知症は原因となる病気がさまざまあり、その病気の理 解をすることや、進行していく時期によって対応が異なることを知る 4.理解力が低く対応困難な対象を、認知症と捉える場面が多く、認知症と区別することが必要

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料  認知症とは? 「認知症」?? 一度獲得した知的能力が何かの理由で失われて、次第に日常生活や社会生活が営めなくなっていく、異常な状態のこと   「認知症」は「老化」とは違う  認知症になるには必ず原因がある

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 認知症の老人の割合 ■認知症性老人の年齢段階別出現率 30 25 20 15 10 5 27.3 14.6 (%) 7.1 3.6 1.5 65~69 70~74 75~79 80~84 85歳以上 「老人保健福祉計画策定に当たっての痴呆老人の把握方法等について」 ART002-1#6

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 生理的な老化 *脳の神経細胞  150億~200億個    30歳過ぎる頃から1日に10万個減少→    80歳の神経細胞、脳の重量は10%程度減少 *物忘れ、知能の衰え、新しいことが覚えられない しかしながら、脳の老化を補充する機構 *神経細胞の樹状突起を発達させる能力 *記憶の中枢である海馬の神経細胞は、壮年期   以降も新たに作られる

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料   生理的変化と認知症の相違 一般のもの忘れと認知症のもの忘れの相違 健 忘 認知症 体験の一部分のもの忘れ もの忘れの自覚がある もの忘れは進行しない 日常生活に支障はない 体験全体のもの忘れ もの忘れの自覚がない もの忘れは進行性で悪化 生活障害が起こる

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 認知症の原因疾患を理解する アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 アルツハイマー型認知症 こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 中核症状と周辺症状 せん妄 抑うつ 徘徊 睡眠覚醒 リズム障害 介護への抵抗 中核症状 記憶障害 見当識障害   失語  失行    実行機能障害            無気力 幻覚 暴言・暴力 妄想 攻撃性 物盗られ妄想 不安・焦燥 周辺症状

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 JAAD 末期(8~12年):人格変化,     無言・無動,失外套症候群 30 20 10 発症前期(MCI):不安,抑うつ,もの忘れ 初期(1~3年):記憶・記銘力障害,失見当識(時間) 中期(2~10年):失名詞,着衣失行,構成失行,視空間失認,錐体外路障害 経過 精神症状・行動障害 (妄想,幻覚,徘徊) MMSE の点数 知的機能障害 軽度 高度  Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ M 認知症性老人の 日常生活自立度 自立困難 要介護 介護困難・施設入所 1年 3年 10年 5年 7年   アルツハイマー型認知症の症状と経過 こころの健康出前講座プロジェクト提供資料

認知症の初期 「健忘期」 *最初は周囲が気づきにくい 「年のせいかな?」 ・日時や物をおいた場所を忘れる こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 認知症の初期 「健忘期」 *最初は周囲が気づきにくい 「年のせいかな?」  ・日時や物をおいた場所を忘れる   ・便所で水を流せない ・他者の靴を履いて帰る   *漠然とした身体の不調  ・疲れやすい  ・意欲や興味がなくなる  ・食欲がない  ・眠れない    医者に行くと「気のせい」「年をとれば仕方ない」 *徐々に「年のせい」とばかりいえない症状が目立つ  「あれ、それ」の代名詞が増える *それでもなれた日常生活はやっていける

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 認知症中期 「混乱期」 *見当識障害   時間 、場所、迷子、いる場所が分からず徘徊が起こる *収集癖  ごみや広告紙を集める、食べ残しをたんすに入れる *興奮や攻撃的言動、便所以外での排泄、便いじり、  過食、夜中に起きる、火の不始末 *日常生活の難しさ、だらしなくなる、入浴しても  洗わない、歯磨きもしない *人物誤認、言語の障害、衣服の着脱もうまくいか  ない、鏡の鏡像に話しかける

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 認知症末期 「重度認知症」   (ねたきり期) *言葉は失われ、会話が通じない *歩行や坐ることが困難で寝たきりになる *常に介護が必要になる *食物も飲み込みにくく、誤嚥性肺炎を  繰り返す *一日中、意識がぼんやりした状態 *けいれん発作が見られることもある

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 脳血管性認知症 *アルツハイマー型認知症の次に多い *多発性脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、脳挫傷によって認知症がおこる *中核症状の記銘力障害が比較的軽度で、認知症症状に波があり、一時的に軽快していくことが特徴 *知的機能の低下は全般的ではなく一部は保たれ、できることとできないことが際立つ → まだら認知症 *病前性格が先鋭し、感情の調節障害が目立つ *自発性の低下や抑うつがあり、初期から夜間の不眠や不穏、感情失禁 *片麻痺、言語障害や嚥下障害、錐体外路障害の神経症状を伴う

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料   レビー小体型認知症 *アルツハイマー型認知症と合併していることが多い *パーキンソン症状、幻覚や幻視、1日のうちで、はっきりしているときと幻覚混乱している日内変動が特徴 *失神発作、歩行が不安定で転倒しやすい、尿失禁も伴い早い経過で進行 *他の認知症に比べ、介護は厄介であるが診断を受けると薬による改善に余地が大きい

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料    前頭側頭型認知症 *若年層におこるが高齢者も発病 *10年以上と経過が長くゆっくりと進行 *前頭葉から側頭葉に集中して脳萎縮が進行していく *怠隋な生活や性格変化、抑制の効かない行動、社会のルールや常識的な規範を無視した行動。その場にそぐわない行動(我が道を行く) *日常にものの名前の意味することが分からない。言葉の理解が顕著に障害される *性格変化など得意な症状を呈する。治療的な手段がなく、対症療法に限られる *人のことを考えず、自分勝手な突飛な行動を繰り返すので、介護施設などでは介護困難になることが多い

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 中核症状 中核症状 周辺症状 周辺症状 認知症の緩和が可能 薬物療法 非薬物療法 (環境・介護) 精神的・身体的 リハビリテーション

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 老年期の精神症状 抑うつ 症状 ①寂しさ、憂うつ、不安、焦燥など気分が沈む ②考えがまとまらない、決心できない集中困難、根気がない ③自責、無力、心気症、自殺念慮 ④運動量の減少、寝てばかり、無口 ⑤就眠障害、夜間覚醒、早期覚醒などの睡眠障害 ⑥口渇、食欲低下、便秘、全身倦怠などの身体症状

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 原因 ①若いころに発症したうつ病の再発 ②性格変化 ③ストレス処理能力の低下 ④中枢神経系の疾患 ⑤各種身体疾患 ⑥アルツハイマー型認知症の初期 ⑦脳血管性認知症 ⑧レビー小体型認知症の初期 ⑨パーキンソン病 対応 ・優しく ・ゆっくり ・一つずつ ・薬物療法 ・集団行動療法(作業療法、音楽療法、園芸療法など)

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 無気力 症状 ①自発性や興味の減退 ②会話が減り寝てばかり ③睡眠障害、昼間の過眠 ④昼夜リズムの崩壊  ⑥夜間徘徊や夜間せん妄 原因 ①抑うつ状態 ②精神運動緩慢(神経伝達の遅延) 対応 ①集団行動療法:作業療法、音楽療法、園芸療法など                             ②認知症治療薬 ③睡眠導入剤

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料   易刺激性、興奮、暴力          症状 衝動性、噛みつき、引っ掻き、叩く、唾かけ、大声 機序 ①被害妄想、幻聴、躁状態などから衝動行為 ②認知障害、高等感情障害、焦燥、不安などから噛みつきなど ③焦燥、不安、被害妄想、躁状態、病前性格などから 威嚇性の大声 対応 優しく、ゆっくり、時間を変える 薬物療法 集団行動療法(作業療法、音楽療法、園芸療法など)

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料  拒絶行為 症状:更衣や入浴の拒否、握りしめ、起座拒否、拒絶的 暴力、叫び声 機序:①恥ずかしさから更衣やおしめ交換の拒否 ②前頭葉機能障害、認知障害、不安、恐怖など から握りしめや起座の拒否 ③側頭葉障害性衝動行為、認知障害、不安など から拒絶的暴力 対応:ゆっくり、あわてない、時間を変えて 薬物療法 集団行動療法(作業療法、音楽療法、園芸療法など)

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料  睡眠障害・昼夜リズム崩壊         こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 症状:入眠障害、夜間覚醒、熟眠障害、昼間の過眠、 無気力 機序:①中核症状から昼夜リズムの崩壊 ②昼夜リズムの崩壊、昼間の活動性の減退や過眠 から入眠障害 ③昼夜リズムの崩壊、活動性減退、興味減退から 昼間の過眠 対応:日中の刺激、日光浴、睡眠環境改善 薬物療法 集団行動療法(作業療法、音楽療法、園芸療法など) *無気力やせん妄の原因となる

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料     幻覚・妄想             症状:幻視・被害妄想・被毒妄想など 機序:①せん妄に伴うこともある     ②脳血管性認知症より、アルツハイマー型に多い     ③レビー小体型は高頻度     ④記憶障害や認知機能低下などの中核障害を基盤に       発症     ⑤発症の直接的誘因は置かれている状況や周囲との       対人関係 対応:①基本的に薬物療法     ②なるべく否定しない

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料  せん妄         意識障害+見当識障害+幻覚・妄想・興奮・拒絶・   無気力 タイプ  ①活動性せん妄:興奮、拒絶、過敏性、過覚醒  ②非活動性せん妄:無気力、好褥、過眠 症状 昼間の過眠、夜間の興奮、易刺激性、夜間外出、 不安、幻視、弄便、徘徊、道迷い、帰る、時間錯綜、 構音障害

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 機序 ①昼間の過眠、夜間覚醒の昼夜リズムの崩壊 ②脳の機能低下、見当識障害、認知障害、不安、 焦燥から徘徊や夜間外出 ④劣悪な全身状態、疼痛などの身体症状からの夜間せん妄 ⑤レビー小体型認知症や昼夜せん妄から時間錯綜 対応 ①昼間の活動性の向上、良質な睡眠、身体状況の改善 ②薬物療法 ③集団行動療法:作業療法、音楽療法、園芸療法など

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 困ったときの相談先 具体的な相談先を 明記しておく

前 座 出 講 こころの健康 私たち、 精神科看護領域に携わる看護師が、 あなたのこころの健康を サポートします。 日本精神科看護技術協会    URL http://www.jpna.jp または 日精看 で検索 

こころの健康出前講座プロジェクト提供資料 日本精神科看護技術協会が行う こころの健康出前講座お申込み 当日、会場に 講師を派遣します お申込みは、簡単! 必要事項を書いてファックスするだけ。 内容確認後、こちらから ご連絡いたします。 このような時、 ご家族は・・・ こころの 健康とは FAX:03-5796-7034 お申し込みをお待ちしております。 ご不明な点は、下記へご連絡ください。 フリーダイヤル:0120-891-939               担当:こころの健康出前講座事業係り 28