重症心身障害児者等 支援者育成研修テキスト 5 ライフステージにおける支援① 各ライフステージにおける 相談支援に必要な視点

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児童虐待防止に関する研修. 児童虐待相談対応件数 (中央及び幡多児童相談所) 約4.4 倍 児童虐待とは 親または親に代わって養育に携わっている大人 等 (不適切な関わ り) 18歳未満の子ど も 心や身体を傷つけたり、健全な成長や発達を損な う 児童虐待 マニュアル P1.2 参照 気づく.
1 このプレゼン資料について ● 校内(園内)研修での使用を目的に作成しました。 ● 「個別の教育支援計画」を理解し、作成する上で大切 な事柄を整理し、図やテキストで示しました。 ● 各スライドでは、ポイントとなる事柄を吹き出しや枠 囲みで示し、強調しています。 ● 各スライドのノートには、スライドの内容とポイント.
1. [1]重症心身障害児者等の 地域生活を支えるために ①「生活の場」において「医療」「介護・介護」ニー ズに応えられる体制づくり ②ライフステージを通じ、一貫した支援を保障するた めの縦横連携 ③多職種連携を基本に、本人の発達保障を可能とする コーディネート機能.
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第2回 福祉の現在・現在 厚生労働省(2018) 障害者白書 厚生労働省(2016) これからの精神保健福祉のあり方に          関する検討会資料.
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参考資料2 こどもの生活に関する 実態調査について(案) 平成28年2月2日 「大阪府子ども施策審議会子どもの貧困対策部会」資料5.
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3歳から5歳までの障害のある子どもたちのための 無償化にあたり、新たな手続きは必要ありません。
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香芝市の生活困窮者支援の現状と課題解決に向けて
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重症心身障害児者等 支援者育成研修テキスト 5 ライフステージにおける支援① 各ライフステージにおける 相談支援に必要な視点 重症心身障害児者等 支援者育成研修テキスト 5 ライフステージにおける支援①                                                      各ライフステージにおける                  相談支援に必要な視点                  

ライフステージにおける支援の要点を理解する ●ライフステージ分類 ①在宅移行期 ②幼児期 ③学童期 ④成人期

身体機能と構造の維持・改善を目的としたリハビリテーション ライフステージでのおおよその支援の要点 発達段階 在宅移行期、幼児期 学童期  青年期 成年移行期(成人期) 考えられる状態 状態不安定 安定 身体機能・構造の変化による状態不安定の可能性 医療 本人の状態の安定・成長発達・家族支援・多職種の支援 成長による身体的変化への対応 福祉 生活・家族支援 教育・療育 身体機能・構造 知的活動の発達を促進するための療育 ・3,4歳からの就学に向けた相談支援 就学 高校卒業後を見越した関わりの開始 社会での新たな居場所の確保 社会とのつながりの再構築 相談支援専門員訪問看護師 ライフイベントに伴う本人・家族の意思決定支援 年齢・状態に応じた支援の継続 身体機能と構造の維持・改善を目的としたリハビリテーション

①在宅移行期 1)本人・保護者との信頼関係の構築 2)多機関に渡る支援者と顔の見える関係構築 ⇒支援チーム作り 3)在宅への安心感   ⇒支援チーム作り 3)在宅への安心感 4)状況把握(モニタリング)の重要性

②幼児期 1)次子出産・育児問題関連 2)母の就労・社会参加関連 3)療育機関、地域の幼稚園・保育園利用開始 4)就学に向けて(学校選択、通学籍or訪問籍)

③学童期 1)生活時間の大きなウェイトを占める学校(特別支援学校等)や放課 後等デイサービスなどとの連携 2)学校問題   通学<保護者付添>・訪問教育・通学手段・副籍等 3)きょうだい支援 4)5年後、10年後先の姿を思い描き(疾患、障害特性から予後等を 踏まえ)、そこに向けてのイメージ作り、必要な支援。   中長期的なマネージメント。

④成人期 1)生活介護事業所等との連携 2)サービス利用への抵抗感がある本人および保護者へのアプローチ 3)加齢による変化に伴うサービス利用変更や新規サービス利用 4)介護者(家族)の高齢化 5)成年後見制度 6)親亡き後

  全ライフステージに共通して必要な視点 1)いかに本人および家族に寄り添っていけるか。 2)本人中心の支援計画(利用者および家族のエンパワメント、アドボカシー)

家族が要の扇型の支援 家族 地域の 事業所 A 行政 学校 本人

本人を中心とした輪型の支援チーム 情報共有 ニーズの確認 本人 調整 機関 調整 機関 相談支援専門員 相談所 児童 学校 地域の事業所A 医療 家族 地域の事業所B 行政 地域の事業所C 情報共有 ニーズの確認 相談支援専門員 調整 機関 調整 機関 本人

3)ライフステージを見通した一貫した「縦と横」の「継続的・総合的な繋ぎ の支援」   の支援」      卒業後   高校生   中学生   小学生   幼児期   乳児期 3歳 15歳 12歳 6歳 18歳 ○就労支援 ○生活支援・余暇支援 ○教育相談 ○就学相談 ○幼稚園・保育園 ○療育支援 ○乳児健診及びフォロー ○心理相談 教育・福祉・労働 教育・福祉・保健 保健・福祉・保育・医療 保健・福祉・保育・教育 保健・福祉・医療 の タ  テ 連  携 ヨ  コ

4)スピード感を持った対応の必要性 5)家族支援(両親・きょうだいなど) 6)社会資源の開拓、開発に向けて(フォーマル・インフォーマル) 7)評価の大切さ