九州大学を学問の府に 小 田 垣 孝 学問の府 ・真理を求め、真理に基づいた発言と行動 ・市民全体に対して直接責任を負った発言と行動

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講演会内容 文科省大学改革推進等補助金(大学改革推進事業費) 課題解決型高度医療人材養成プログラム
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九州大学を学問の府に 小 田 垣 孝 学問の府 ・真理を求め、真理に基づいた発言と行動 ・市民全体に対して直接責任を負った発言と行動 理学研究院長 小 田 垣   孝

学部教育11学部 11,700名 大学院教育17学府 6,300名 社会貢献 国際貢献 総長 部 局 長 九州大学の活動 理事(キャンパス) 理事(構造改革) 理事(広報・図書) 理事(総務) 理事(教育) 理事 (企画研究財務) 理事(産学連携) 理事(国際交流) 総長 部  局  長 理学部・府・研究院 法学部・府・研究院・法務学府 比較社会文化学府・研究院 人間環境学府・研究院 文学部・府・研究院 経済学部・府・研究院 言語文化研究院 医学部・府・研究院 歯学部・府・研究院 薬学部・府・研究院 九州大学病院 芸術工学部・府・研究院 総合理工学府・研究院 先導物質化学研究所 工学部・府・研究院 農学部・研究院・生物資源環境科学府 教育学部 システム生命科学府 数理学府・研究院 システム情報科学府・研究院 応用力学研究所 生体防御医学研究所 学部教育11学部 11,700名 大学院教育17学府 6,300名 研究・医療16研究院3研究所1病院 教員2,300名      事務・技術職員2,000名    社会貢献      国際貢献

九州大学の現状 大学の意思決定が極めて不透明 総合大学のもつ多様性の軽視 学部・大学院教育の改革の停滞 各部局の教育・研究が危機的状況     ー予算、人員の極端な偏り 多くの事業の自己目的化 移転事業による教育研究経費の圧迫 

予算配分の現状 基盤校費 部局配分 = 戦略的研究教育校費(額固定) ー 全学共通経費(率固定) 図書館経費(率固定) 部局長裁量(額固定) 重点的基盤整備費(率固定) 研究室エンゲル係数 =最低必要経費/配分校費

運営方針 部局長・役員会の連携の強化により、各部局の教育・研究の活性化 バランスのよいリーダーシップ  ・スターリン型ではなくケネディー型のリーダー 部局への予算配分の確保・事業の見直し 定員凍結・定員削減の考え方の見直し

教育・研究 学部教育 ・全ての学生の目線に立った、4年一貫教育 ・全学教育の充実・学部教育の組織的な改革 大学院教育  ・全ての学生の目線に立った、4年一貫教育  ・全学教育の充実・学部教育の組織的な改革 大学院教育  ・全ての博士課程学生の経済的支援  ・大学院教育の実質化・大学院GPの支援 研究  ・多様な研究分野の存在は九州大学の特徴  ・応用研究とともに基盤的基礎研究・人文社会分野の支援  ・独創的研究の支援・個人研究の重視  ・研究環境の整備

社会貢献 国際貢献 直接市民・小・中・高校生にむけた貢献 リカレント教育・生涯教育の強化 産学連携の推進 学生及び教員のアジア・世界の大学との実質的な交流 ユネスコの勧告の尊重・国際機関との連携

移転事業の再検討 17,18年度事業の完成 2001マスタープランを見直し、これらの全てを満たす新しいプランを検討 19年度以降の事業 福岡市・福岡県:産業の振興 国:経費節減 九州大学:少子化の中で多くの優秀な学生の確保 と教育研究の充実 2001マスタープランを見直し、これらの全てを満たす新しいプランを検討

九州大学のさらなる発展に向けて 多様性と個人を尊重し、全ての構成員が輝ける大学 全ての学生・教員・職員が学び働くことに誇りと希望がもてる大学 真理にのみ基づいて発言・行動できる大学 福岡が学術・文化の一大拠点となる原動力 アジア・世界に向けて情報発信できる大学

科学技術研究都市 ハイドロジェンヒル リベラルアーツ・ サイエンスの拠点 医療・生命科学 の拠点 伊都キャンパス 箱崎キャンパス 堅粕キャンパス 医療・生命科学 の拠点