一新塾 第26、27期 人と環境にやさしい交通 の実現に人生を賭ける!

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五輪を機に交通整備の期待 道路 鉄道 大規模投資 既存インフラの有効活用 税金投入 民間投資主体=利潤確保.
本牧LRTの 実現に向けて 平成 18 年 2 月 7 日. 1 交通に関する時代の状況 LRTへの期待感の向上 – クルマへの過度の依存への反省 – 環境・高齢社会への対応 – 都市再生、中心市街地の活性化 – コンパクトシティ、TOD 各人が個別交通システムを所有 → 共用交通システムを利用.
否定派 ロードプライシン グ導入の是非. ロードプライシングとは? 特定の道路や地域、時間帯における自動車 利 用者に対して課金することにより、自動車 利用 の合理化や交通行動の転換を促し、自動車 交 通量の抑制を図る施策 前提条件 今回のディベートでは、 交通量が著しい一般道路を対象 導入達成を「2020年東京オリンピッ.
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はじめに 民主党はマニフェストに記載された両施策実施に向け検討 「人と環境にやさしい交通」の実現に対して逆行 両施策の不合理性と代替案を整理.
1.クルマ離れと 鉄道の活躍への期待.
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帝京平成大学「地球環境」特別講義 クルマ社会の次にあるもの - 鉄道イノベーションが人類を救う -
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新しい時代が求める交通.
(株)ライトレール 代表取締役社長 阿 部 等 平成20年6月9日
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Presentation transcript:

一新塾 第26、27期 人と環境にやさしい交通 の実現に人生を賭ける! 一新塾 第26、27期 人と環境にやさしい交通 の実現に人生を賭ける! (株)ライトレール 代表取締役社長 阿部 等 http://www.LRT.co.jp 平成23年4月14日

1.クルマ離れと 鉄道の活躍への期待

(1) 縮むクルマ経済(日経 H20.6.19-21) 主要先進国で初めて自動車台数が減り始めた日本、様々な産業にモデルの転換を迫る クルマ社会が膨張を続けるとの前提で事業を展開するのは難しい、新たな商機 高齢化とともに運転を敬遠する人が増え、ロードサイド型店舗の売上げ・出店が減少 クルマを一生保有すると4000万円 クルマの使い方を見直すことは世界的に共通した課題 クルマ経済の縮小という逆風は世界に先駆けて新たな事業モデルを築く好機

(2) 近年の各誌の特集 時代のトレンド 鉄道の活躍への期待 自動車・道路の衰退 鉄道革命:世界で大復権がはじまった! 鉄道進化論:JR、私鉄・・・鉄道ビジネス大研究! 鉄道の世紀:新興国成長、環境性で需要爆発 鉄道完全解明:ここまできたニッポンの鉄道 自動車・道路の衰退 自動車全滅!:ニッポン大恐慌の現実シナリオ 自動車100年目の大転換:世界日本の自動車市場 トヨタ土壇場:工場閉鎖、正社員削減の危機 道路の終焉:補正執行停止、高速無料化

2008/4/19号

2008/5/24号

2008/12/20号

2009/6/20号

2009/7/4号

2009/7/25号

2009/10号

2009/10/10号

2009/11/10号

2010/1/12号

2010/2/22臨時号

2010/4/3号

2010/7/9臨時号

2011/3/5特大号

2010/3/8特大号

2010/4/16号

(3) バフェット氏が鉄道大手を買収 ウォーレン・バフェット氏 発言に対するコメント 鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェを440億ドル(債務100億ドル含む)で買収 米国の将来の繁栄のためには効率的で整備された鉄道システムが不可欠 正当な利益を確保することを容認するしっかりとした規制当局が必要 発言に対するコメント 米国を日本・中国・人類いずれに改めも同様 鉄道の活躍には儲けを認めることが不可欠

(4) 政策コンテスト H23年度予算の特別枠1兆円超に2.9兆円 配分の決定に向けた国民の意見(選択肢)

2.自動車へ過度に 依存した交通体系の問題点

(1) 空間利用の非効率性 道路建設では渋滞は解消せず 複々線鉄道と4車線道路 人口1000万人のロサンゼルス都市圏 道路の建設<<自動車の増大 複々線鉄道と4車線道路 同じ用地幅:例えば信濃町-千駄ヶ谷 片方向1時間当り15万人対2500人 さらに、自動車だと都心に莫大な駐車場 人口1000万人のロサンゼルス都市圏 都市の3分の1が道路、3分の1が駐車場 人々の活動領域は残り3分の1のみ

(2) エネルギー利用の非効率性 輸送単位が小さい 走行抵抗が大きい 動力源が異なる 鉄道と乗用車のエネルギー消費原単位 1人当り車両重量 1.0:0.3[t/人] 走行抵抗が大きい ゴムタイヤ・アスファルトの転がり抵抗は車輪・レールの数倍 動力源が異なる 自動車は内燃機関と燃料を搭載 鉄道はエネルギー効率の優れたモーター 鉄道と乗用車のエネルギー消費原単位 旅客1:6、貨物1:7

(3) 環境負荷の大きさ 自動車は小型内燃機関を搭載 鉄道は発電所で有害物質を排出 自動車は鉄道と比べて、 鉄道と乗用車のCO2排出原単位 有害物質除去が高コスト 鉄道は発電所で有害物質を排出 スケールメリットで高除去レベル 自動車は鉄道と比べて、 エネルギー消費が多いことと相まって環境負荷が極めて大 鉄道と乗用車のCO2排出原単位 旅客1:9、貨物1:7

(4) 交通事故の頻発 自動車はドライバーの注意力頼り 日本国内のみで過去50年間に 福知山線の脱線事故 エラーのバックアップシステムなし 車間距離保持、車線変更、信号・速度制限順守・・ 鉄道レベルの安全度:膨大なコスト 日本国内のみで過去50年間に 死者50万人以上、負傷者4,000万人近く 福知山線の脱線事故 死者106人 = 自動車事故の1週間分 負傷者500人 = 自動車事故の4時間分

(5) 車を運転できない人の移動制約 超高齢で自動車を運転できないと、 未成年の中高校生も、 人生80年、最初20年と最後10年運転できず とたんに不便な生活 家族に送迎の負担 無理して運転して交通事故 やむを得ず「引きこもり」生活 未成年の中高校生も、 通学範囲が限定され学校選択が狭く 塾等の送迎が親の大きな負担 人生80年、最初20年と最後10年運転できず 人生の8分の3は交通弱者

(6) 中心市街地の衰退 モータリゼーションの進展に伴い、 「コンパクトシティ」の志向 公共施設・商店・住宅等が郊外化 中心市街地は公共交通が不便に 駐車場も確保できず空洞化、「シャッター通り」 薄く広い街の広がりで行政コストが増大 上下水道整備、ゴミ収集、福祉サービス、除雪・・・ 「コンパクトシティ」の志向 行き過ぎた郊外化への反省 中心市街地の活性化への期待 人口減少社会での公共サービスの効率化

(7) その他 徒歩の減少による健康への影響 非効率な道路投資 地方では100m先のタバコの自販機まで車で 車での移動が主体だと歩く距離が短く、 肥満度も体脂肪率も高くなるとの研究報告 非効率な道路投資 雇用を生み出す建設工事そのものが目的化 道路利用の受益と負担の乖離が原因 旧道路特定財源は道路経費の60%を賄うのみ 暫定税率は高過ぎるのでなく、むしろ低過ぎ 道路特定財源の一般財源化は問題を潜在化

電気自動車とITSで問題解決? 空間利用の非効率性 エネルギー利用の非効率性 環境負荷の大きさ 交通事故の頻発 車を運転できない人の移動制約 中心市街地の衰退 その他

3.満員電車がなくなる日

運行と運賃のイノベーション 32

(1) 運行のイノベーション 供給を大幅に増やし満員電車をなくせる 同じ線路空間で、 信号システムの機能向上 鉄輪式リニアによる加減速度の向上  ⇒ 50~60本/hの運行 総2階建て車両  ⇒ 床面積2倍 同じ線路空間で、 時空間的に倍以上、物理空間的に2層の利用 現行の4倍以上の輸送力に

(2) 運賃のイノベーション 満員電車をなくすには運賃抑制を改める 商品値付けの適正化で実行資金を調達 首都圏で調達可能な資金額と回収年数 輸送力増強=商品価値向上→値付け引上げ 利用増えずとも収益向上し経営として成立 首都圏で調達可能な資金額と回収年数 200円/人×250万人×600回/年=3000億円/年 30km強×30路線強×100億円/km=10兆円 回収:10兆円÷2000億円(年間投資)=50年 人口減少=国家衰退で満員電車消えると 値付け引上げ=鉄道発展のチャンスを失う

4.未来を見据えて

(1) 鉄道は成長産業になるか? 明治維新~40年前までの鉄道 40年前~現代の鉄道 鉄道に対する業界や社会の認識 社会の繁栄と技術進歩の牽引役 最たる成長産業 社会の中の最優秀層がこぞって参入 40年前~現代の鉄道 社会貢献・技術進歩とも潜在能力発揮できず 鉄道に対する業界や社会の認識 “枯れた”技術で創意工夫の余地は少ない 人口減少社会、市場の限られた成熟産業 事故防止と経費節減こそ重要

(2) 鉄道が成長産業となるために 広い視野での時代認識 鉄道を成長させる条件 自動車交通は限界で、抜本的改革も不能 鉄道は技術開発やサービス改善のネタの宝庫 鉄道を成長させる条件 鉄道への資金の流れを作る ① 税金投入を増やす ② 商品価値を向上して販売数量を増やす ③ 受益者負担に基づき値付けを適正化 鉄道が社会に求められているなら、 ①より②③を大きな流れとできるはず

(3)交通の地上と地下の使い分け(現状) モノの運搬が地上と高架、ヒトの移動が地下

(4)交通の地上と地下の使い分け(本来) ヒトの移動が地上と高架、モノの運搬が地下

(5) 背筋の寒くなる話 首都圏直下型地震の際の最悪のシナリオ 最悪のシナリオを防ぐ方策 阪神淡路大震災は時間帯に恵まれた 朝8時前後に起きたら、 各所で脱線、正面衝突、ホーム激突、高架橋転落 鉄道関連の死者が最悪なら数十万人 本提案を単純に実行すると被害が拡大 最悪のシナリオを防ぐ方策 車輪フランジを高くして脱線確率を低減 鉄輪式リニアで減速度を大幅向上

5.(株)ライトレールのご紹介

(1) (株)ライトレールとは ミッション 交通コンサル会社として他社にない強み お願い 人々の生活利便性や幸福を犠牲にすることなく様々な交通問題を解決し社会に貢献 交通コンサル会社として他社にない強み 地域と交通事業者の双方の考えや意向を承知し、両者の合意形成の潤滑剤役 鉄道-バス-乗合タクシーからなるメリハリのあるネットワークと具体的ダイヤのご提案 お願い 新たな発想に関心を持つ行政・民間のご紹介

参考資料① ベンチャー座 Front Interview(8P) (株)ライトレール事業目論見(概要) クルマ社会の次にあるもの 35年間の蓄積、鉄道の可能性、交通に関する第一級の人材の集結、交通問題解決 (株)ライトレール事業目論見(概要) 鉄道の活躍が期待される時代状況における(株)ライトレールの実績・提案・戦略 クルマ社会の次にあるもの クルマ社会が曲がり角を迎えた中、満員電車の解消をシンボルに鉄道の活躍への期待

参考資料② 『満員電車がなくなる日』紹介 交通ビジネス塾のご案内 3つのイノベーションにより満員電車はなくなり、日本人は豊かな生活を手に入れる 交通ビジネス塾のご案内 交通を志す同志が出会い、交通ビジネスが生まれ、交通問題を解決する人材育成の場

6.一新塾の皆さんへ

(1) 皆さんからの希望 交通に精通してきた軌跡を、できるだけ具体的なエピソードを交えて語ってほしい。 ライトレールを起業し、その理念を具現化してきた過程での成功談と失敗談を示してほしい。そして、そこから得られたものは何かを語ってほしい。

(2) ベンチャー座より① 35年間の蓄積 鉄道の本気 鉄道の可能性 人口増への方策 本当の鉄道の時代へ そろばんの糧 武蔵中学・高校 3年間6万キロの自動車運転

(3) ベンチャー座より② 東京大学都市工学科 鉄道の将来性を確信 国鉄からJRへ 保線部門を希望 粘り強い説得 脱線の再現試験 細川氏との出会い ライトレール設立

(4) ベンチャー座より② 交通の専門能力を生かす 交通に関する第一級の人材の集結 鉄道の有効活用 交通問題解決を目指して