都市計画実習 中間発表 ~3 days survival~ 防災班 担当教員:糸井川栄一 TA:西羅憲作 澤田敏規 小畑博史 島田達成 鈴木碧衣 竹﨑 敦 林 恵子 八木下沙織
背景 懸念される首都直下型地震、茨城県南地震 つくば 地震調査研究推進本部 確率論的地震予測地図(2008) 地震調査研究推進本部 確率論的地震予測地図(2008) 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
背景 防災意識の低い筑波大生 「都市計画実習防災班2002」より 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
3 days survival 背景 救援活動開始まで平均3日間 ・生活必需品は備蓄でまかなう ・生活必需品は備蓄でまかなう ~災害発生から3日間は外部からの応援は期待できない~ 「防災ガイドブック つくば市」より 3 days survival 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
・つくば市や大学等の災害対策、筑波大生の現状を調査 目的 ・過去の事例により、市や周辺施設の対応だけでは 3日間を過ごすのに不十分 筑波大学周辺ではどうなのか? ・つくば市や大学等の災害対策、筑波大生の現状を調査 筑波大生の備蓄を増やし、震災発生からの 3日間をいかにして生き延びるかを提案する 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
調査の流れ ヒアリング調査 アンケート調査 問題背景 文献調査 仮説設定 仮説検証 分析 提案 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
文献調査 つくば市での対応はどうなっているのか 発災後3日間は、市の備蓄に頼らざるを得ないにも関わらず、その絶対量が不足していた。 初動対応(初動72時間を中心として)阪神大震災発生直後、避難所にはわずかな食糧・物資しか届かず、配給は騒然となった。避難者数に比較して届いた食糧・物資の量が圧倒的に不足していた。避難者全員にいきわたらないため、届いた物資の配給を見合わせた避難所もあった。 「内閣府 教訓情報資料集」より 発災後3日間は、市の備蓄に頼らざるを得ないにも関わらず、その絶対量が不足していた。 つくば市での対応はどうなっているのか 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:ヒアリング調査 ヒアリング対象 ①つくば市役所生活安全課(4/30 色川さん・浦和さん) ①つくば市役所生活安全課(4/30 色川さん・浦和さん) ②筑波大学総務部リスク管理課(5/8 黒岩さん) ③つくば市役所上下水道部(4/30 小吹さん) ④学園ガス(5/8 穂刈さん) 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:①つくば市生活安全課 Q:災害対策、災害時対策の、マニュアルはあるか? A:地域防災計画を作成。 Q:庁舎は災害時に避難所になるか? A:避難所としての利用は不可。 Q:市役所では災害時用に蓄えを作ってあるか? A:ほとんどない。 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:①つくば市生活安全課 Q:災害対策や災害時の対応でなにが一番大切か? A:市のサポートには限界がある。 自分で何とかしようとする「自助」意識が大切。 2009 防災班 都市計画実習 中間発表 10
実態調査:②筑波大学総務部リスク管理課 Q:災害時マニュアルを学生に配布するのか? A:主に教職員向けであり、学生への配布は考えていない。 Q:災害時マニュアルを学生に配布するのか? A:主に教職員向けであり、学生への配布は考えていない。 避難所など一部の情報は学生にも提供する予定。 Q:今後、備蓄をする予定は? A:何がどの程度必要か、コスト、備蓄場所などを洗い出 している最中である。 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:②筑波大学総務部リスク管理課 Q:なぜ避難訓練を行わないのか? A:実験授業や研究の関係上実施が困難。 訓練を強制する規則がない。 Q:なぜ避難訓練を行わないのか? A:実験授業や研究の関係上実施が困難。 訓練を強制する規則がない。 Q:震災時に大学を避難所として提供するのか? A:学生だけでなく、周辺住民に開放するつもり。 大学としての対応を確定し次第、市と協議して連携を進める。 その他: 全学生・職員に情報をすばやく伝達する手段を模索中。 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:③つくば市上下水道部 Q:水道設備は大震災に耐え得るのか? A:指定避難所までは水が行くように、水道管を整備している。 Q:水道による給水が不可能になったら? A:貯水池にある水で半日程度は供給できる。 Q:市民にできる対策は? A:ポリタンクの用意、水の蓄え 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
実態調査:④学園ガス Q:施設や設備の耐震性は確保されているのか? A:病院や避難場所には優先的に供給できるように 補強、耐震化を行っている。 Q:自治体との連携はしているのか? A:自治体との連携はしている。 例:つくば市の防災訓練に毎年参加 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
考察 自助の重要性 つくば市 大学 × × 筑波大生 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
仮説 備蓄 B C 周辺施設・大学等 による共助 × A A 自助意識 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
仮説 「自助意識の向上ではなく、周辺施設・大学等に よる手助け(共助)があれば備蓄を向上させる よる手助け(共助)があれば備蓄を向上させる (Bの段階へのシフト)ことが出来るのではないか」 共助例:入学時に非常用グッズ購入を義務付け 防災について考える機会をつくる 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
仮説 備蓄 B C 周辺施設・大学等 による共助 A A 自助意識 2009 防災班 都市計画実習 中間発表 18
仮説検証に向けて ■ヒアリング調査 対象:筑波大学周辺店舗 目的:災害への備えと対応についての現状把握 共助意識の向上を目指す ■アンケート調査 対象:筑波大生 目的:防災意識と備蓄についての現状把握 仮説の検証を行う 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
周辺店へのヒアリング調査 周辺店の共助意識の実態 ・災害時の対応マニュアルについて ・市と災害時協定を結ぶ意向はあるか ・食料品や飲料、日用品などは普段 どれくらいの量が保管されているのか ココストア てらしま カワチ カスミ 会館内コンビニ 周辺店の共助意識の実態 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
筑波大生へのアンケート調査 筑波大生の自助意識の実態 ・数年以内につくば市で大地震が起きると思うか ・非常時に対しての備えをしているか ・非常時に食料や飲料水が手元に無い場合、 どこを頼りにするつもりか 筑波大生の自助意識の実態 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
今後の流れ 震災時に3日間を生き延びるために 有効な提案を模索 ・周辺店へのヒアリング調査 ・筑波大生へのアンケート調査 2009 防災班 都市計画実習 中間発表
Thanks for listening! Team disaster 2009 2009 防災班 都市計画実習 中間発表