教養の化学 第9週:2013年11月18日   担当  杉本昭子.

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教養の化学 第9週:2013年11月18日   担当  杉本昭子

レポートの課題 1.金属結合について 2.遷移元素について 3. 自由テーマ(これまでの講義で興味を持ったテーマに 3. 自由テーマ(これまでの講義で興味を持ったテーマに           関し、さらに詳しく調べる) このうち1つの課題を自由に選択。 各課題に関連した事柄を調べ、金属結合、あるいは遷移元素とはどのようなものであるか等をまとめてください。 参考にした本や文献は、必ず参考文献として最後に記載すること。 A4の用紙、1枚以上で上限はなし。 提出日:平成25年12月23日(月)講義終了時(これ以外の時間は                              受け取りません)

演習の解答と解説 CH3 = (a) CH2 (b) Br (c) OH (d) NH2 (e) H3C-N 次の不安定化学種のLewis構造式を書け。結合つくっている電子は線で、結合をつくっていない電子は点でしめせ。(4 x 5=20点) CH3 = (例) (a) CH2 (b) Br (c) OH (d) NH2 (e) H3C-N

演習の解答と解説 電子式の書き方 (例) CH3 最外殻電子の数を原子の周囲4か所に配置する。この場合はCとH  電子式の書き方 最外殻電子の数を原子の周囲4か所に配置する。この場合はCとH    (第2周期の原子は、陽子の数から、1s軌道の2個の電子を引いた数。    第3周期以降は、最外殻の電子数。)  相手の電子と自分の電子を並べて結合をつくる。 結合した電子(・・)は線にする。 結合を作った各原子の電子数を確認する。  (例) CH3

演習の解答と解説 (a) CH2 (b) Br 第17族ハロゲン元素に共通 35Br 1s22s22p63s23p63d104s24p5 9F 1s22s22p5 17Cl 1s22s22p63s23p5 53I 1s22s22p63s23p63d104s24p64d105s25p5

電子式と共有結合 (c) OH ちょっと応用問題 -OH e

電子式と共有結合 (d) NH2 (e) H3C-N or

復習:化学結合(1) 18族以外の原子は,原子同士で化学結合を結ぶことで原子の状態より安定化する。 原子間の結合には3種類ある。 金属結合  金属結合          イオン結合          共有結合 どの結合を形成するかは、原子の価電子数(最外殻の電子数)によって決まる。

復習:化学結合(1) イオン結合とは、正電荷を持つ陽イオン(カチオン)と負電荷を持つ陰イオン(アニオン)の間の静電引力による化学結合。この結合によりイオン結晶が形成される。 陽イオンは主に金属元素で、イオン化エネルギーが小さい元素ほど簡単に陽イオンになる。(周期表第1,2族(12,13族)) 陰イオンは非金属元素で、電子親和力の大きい元素ほど簡単に陰イオンになる。(周期表第16,17族)

復習:化学結合(1) イオン結晶は、比較的強い結晶で硬く、一般に融点、沸点が高いが脆い。固体では電気伝導性がないが、液体や水溶液になると電気伝導性を持つ。 金属結合は、金属の単体に見られる結合で、金属の陽イオンが規則的な三次元の結晶格子を作り、価電子は特定の陽イオンに属さず、自由電子となって動き回りこの自由電子が金属イオン全体を結び付けている。 共有結合とは1対の電子を共有しあうことで結合する。この際電子が1個だけ入っている軌道を使って形成され、分子と呼ばれる化合物となる。

復習:化学結合(1) 原子、分子、イオンを形成している物質は電子式(Lewis式)で結合状態を表わすことができる。

共有結合、電子式、電子式と共有結合、構造式 化学結合(2) 共有結合、電子式、電子式と共有結合、構造式 第9週講義

共有結合 共有結合とは? 電子式(Lewis構造式) 分子構造を電子式で表す 電子式を利用して反応を予測 分子軌道を考える

電子式 電子式(Lewis構造式) 水素原子 1H 1 H フッ素原子 9F 7(9-2) F 水素イオン H+ 0(1-1) H+ 最外殻電子数 電子式 構造式 水素原子 1H 1 H フッ素原子 9F 7(9-2) F 水素イオン H+ 0(1-1) H+ フッ素イオン F- 8(7+1) F - 水素分子 H2 H H フッ素分子 F2 F F

分子構造を電子式で表す Lewis構造式(Lewis structure) 電子対 : H Cl : H Cl . : Cl 孤立電子対(lone pair)  =結合に関与しないが、反応性や分子の形に関係。 : H Cl 結合電子対(bonding pair ) . : Cl 不対電子 (unpaired electron ) =各原子は不対電子を提供し合って共有結合をつくる。 2

分子構造を電子式で表す 第2周期以下の原子は、他の原子と多重結合をつくることができる。 多重結合を作るかどうかは、構造式から判断できる。 エタンの場合はどうだろうか? 多重結合をつくることができない。 Cの4個の電子は全て単結合につかわれている

分子構造を電子式で表す 多重結合:エチレン・アセチレンの場合は?

分子構造を電子式で表す  分子の他、不安定な(反応性が高い)化学種もかける  CH3 メチルラジカル -OH e 水酸化物イオン

分子構造を電子式で表す 分子とイオン分子のLewis構造式と電荷の決め方 分子の場合=安定       分子の場合=安定 簡単な分子での電子の数え方 分子を構成する全ての原子が中性。このような分子は比較的安定である。

共有結合を電子式で表す 分子とイオン分子のLewis構造式と電荷の決め方 : 分子の形式電荷  分子の形式電荷 分子を構成する原子が電荷をもつ。このような分子は不安定で、反応中間体となることが多い。 分子中の原子がもつ形式電荷の計算例

電子式から反応予測 電子式を利用して反応を予測 電子式は分子を形成する原子の電子状態を 理解するのに有効でそれにより反応を予測 できる。 共有結合形成の原則は、電子の偏りの大き い(-かδ-)原子がより小さい(+かδ+)原 子を攻撃して結合し、分子を形成する。

電子式から反応予測 + – 0 + – HCl H2 LiCl イオン結合と共有結合の電荷の偏り polar covalent H Cl H2 0 covalent (non-polar) LiCl + – ionic [Li]+ [ Cl ]– ポイント: イオン化合物は電荷が完全に解離している。         共有結合の場合、結合している電子は必ずしも等しく共有しているわ         けではなく、偏りがある場合が多い。そのような分子には極性が         できる。δは部分的チャージを意味する。

電子式から反応予測 2原子分子では原子が電子を引き付ける力が違うため、均等には共有されない。 この引き付ける力が、電気陰性度! 2原子分子では原子が電子を引き付ける力が違うため、均等には共有されない。 この引き付ける力が、電気陰性度! 極端な例がイオン結合 原子AとBの間の極性共有結合。この分子は双極子モーメントを持つ

電子式から反応予測 中性原子と荷電化学種(イオン)のLewis構造式と電荷の決め方 : 原子の場合 マイナスイオン 中性の原子 プラスイオン

ちょっと反応を考えてみて・・ 次の反応において生成する分子は何か H H OH CH3 H3C H3C NH3 次の反応において生成する分子は何か  (a) H (b) H OH (c) CH3 H3C + (d) H3C NH3 共有結合形成の原則は、電子の偏りの大きい(-かδ-)原子が より小さい(+かδ+)原子を攻撃して結合し、分子を形成する。

化学反応に関連して 結合エネルギー 共有結合を切断するために必要なエネルギーを結合(解離)エネルギーという。このエネルギーは結合の強さを表すと同時に反応熱と関連する。理由はエネルギーが熱として放出されるからである。 反応熱=(生成物の結合エネルギーの和)-(出発物の結合エネ                               ルギーの和) 発熱反応:生成物が出発物質より安定になる反応 吸熱反応:生成物が出発物質より不安定になる反応 2H・→HーH:発熱反応 2H・←HーH:吸熱反応

化学反応に関連して 結合エネルギー 出発物質の全結合エネルギーと生成物の全結合エネルギーから、その反応が進行しやすいか否かが予測できる。 結合が強い(結合エネルギーが大きい)ということは、 その物質が低エネルギーの化学種であること、つまり安定であることを意味している! 種々の化合物についての平均的な値(単位kJ/mol,括弧内はkcal/mol)

共有結合 分子軌道を考える 分子の形成を軌道で考える。 原子軌道から分子軌道へ Lewisの電子式で表すと、共有結合を作る各原子 が、オクテット則を満たすことが分かる。次は分 子の形成を軌道で考えてみよう。 分子の形成を軌道で考える。       原子軌道から分子軌道へ

分子の軌道 近似法として以下の2つがある。 原子価結合法(Valence Bond Theory) 分子軌道法(Molecular Orbital Method) 原子価=不対電子の数(結合の手の数)

分子の軌道 原子同士の共有結合を取り扱うには、2つの近似法がある。 原子価結合法 分子軌道法       原子価結合法       分子軌道法 近似法を使わざるを得ないのは、多数の核および電子を含む場合、電子の軌道をシュレーディンガーの波動方程式によって正確に解くことができないことによる。 どちらの方法も改良することで同じ結果(核間距離、結合エネルギー)に導かれ、同等なものとみなされる。

本講義での分子軌道の説明 分子の電子状態は、分子軌道法に基づき、分子軌道波動関数で表せるとする考えが、より近似的であるとされている。 一方、分子結合が主に原子価結合法で考えられたり、これで表現されるのは、分子結合を、一重結合や二重結合などの線によって原子同士を結んで簡単に表せることによる。 本講義では、分かりやすさを重視し、主に原子価結合法を使って説明する。しかしながら、これは便宜的なものであり、真の結合状態を表したものではないことに注意して欲しい。

原子価結合法 (Valence Bond Theory) 共有結合を原子軌道同士の結合として考える。「電子はある1つの原子の原子軌道に局在化している」という考えが基本。 したがって、電子は二つの原子の間に存在(局在)することになり、原子同士を線で結ぶ従来の考え方で、馴染みやすい。 「共有結合電子は2つの原子の間に局在する」考えの問題点は、分子の対称性が高い場合、実際には結合電子が特定の二つの原子の間に局在しないことが多いことにある。

原子価結合法 (続き) (Valence Bond Theory) 例えばベンゼン環。 二重結合の位置はA,Bどちらか決められない。 原子価結合法 (続き) (Valence Bond Theory) 例えばベンゼン環。  二重結合の位置はA,Bどちらか決められない。  そこで原子価結合法では、AとB が混在しているものと考える。 このように分子が複数の原子価結合図で表される場合共鳴があるといい、結合図が多いものはより安定であると考える。但し共鳴は、原子価結合法における便宜的なもので、正しい結合状態を示すものではない。 分子の結合をσ結合やπ結合による波動関数の重なりによって考える。

原子価結合法 (Valence Bond Theory) H2 sとs 1s1 HF sとp F: [He]2s22p5 Fの電子が1個しかない2P軌道とHの1個の1s軌道の電子が、重なりが最大になるよう、 2p軌道の長軸にそって結合をつくる。 何れも重なりが最大なることが重要! F2 pとp   F: [He] 2s22p5 F2 は、電子1個の2 px 軌道がもう一つのFの2 px 軌道に向かって端と端が最大に重なるように結合をつくる。

(Molecular Orbital Method) 分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 分子軌道法(MO法)は各電子が複数の原子核を中心にした分子軌道を動くものと考える。 原子価結合法(VB法)では結合電子は元の原子核の付近に局在するもと考えるが、MO法では、複数の原子核の周辺に広がって分布すると考える。 したがって、MO法では共有電子は二つの原子の間にだけ存在するものではなく、電子は単に電子の持つエネルギーに従い、ポテンシャル場内を運動するものに過ぎないとする。 分子の結合は、σ結合やπ結合による波動関数の重なりとしてではなく、結合軌道や反結合軌道でのみ考える。

(Molecular Orbital Method) 分子軌道法 (続き) (Molecular Orbital Method) MO法は、原子に対する原子軌道の考え方をそのまま分子に適用したものである。 MO法では、分子は分子軌道を持ち、分子軌道波動関数は、既知のn個の原子軌道の一次結合(線形結合)で表せると仮定する。(LCAO法:Linear Combination of Atomic Orbital) 反結合性軌道 結合性軌道 水素分子の分子軌道ダイアブラム

分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 原子軌道から、分子内で電子が占める空間領域である分子軌道へ 電子がどのようにして原子核を結び付けているか? H2を例に

分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 水素分子において、2つの1s電子は原子核を結び付ける働きをしており、H-Hの系は2つの水素原子が離れて存在するより安定である。  2つの水素原子の持つ2つの1s原子軌道(Ψ)が組合わさって、分子軌道と呼ばれる2つの新しい軌道ができる。 プサイ 結合性分子軌道 ファイ 1つめの軌道

分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 2つめの軌道 反結合性分子軌道 結合性軌道φBは2つの核の間に集中しているので、この軌道に入っている2つの電子は両方の核と強く相互作用をすることができる。 反結合性軌道φAは2つの原子核の間に節面がある。節とは波動関数の符号がゼロである領域。この軌道に2個の電子が入ると核は殆ど遮蔽されず、正電荷間の静電的反発のため、2つの核は離れようとする。

(Molecular Orbital Method) 分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 2つの水素1s原子軌道が組合わさると2つの新しい分子軌道φBとφAができる。

分子軌道法 (Molecular Orbital Method) この軌道に電子を入れてゆくとこのようになる。 H2における電子の軌道占有

分子軌道法 (Molecular Orbital Method) 結合の強さ φBにある2つの電子のエネルギーと別々の原子の1s軌道にある電子のエネルギーとの差を示す。水素分子はこの大きなでエネルギーによって1つになっている。 エンタルピー変化 結合の強さ

共有結合 混成軌道 混成軌道という概念の登場

共有結合:混成軌道 Lewisの式で最外殻の電子を書いて結合状態を正しく表現し、構造式を書くことができた。しかし・・・ 共有結合は電子が1個だけ入っている軌道(不対電子)を使って形成される。 ここに矛盾はないか? 例えば Be,B,C は矛盾している。

共有結合:混成軌道 混成軌道 C Be Be B B 6C 1s22s22px12py1 4Be 1s22s2 5B 1s22s22px1 ↑↓ ↑ 6C C 1s22s22px12py1 ↑↓ Be Be 4Be 1s22s2 B B ↑↓ ↑ 5B 1s22s22px1 ここに矛盾はないか? 例えば Be,B,C は矛盾している。

混成軌道 メタンCH4の構造を例に 1)炭素の軌道を従来通りに考えた場合 6C: 1s22s22px2py

混成軌道 メタンCH4の構造 1)炭素の軌道を普通に考えた場合 4つの結合が等価にならない    6C: 1s22s22px2py 4つの結合が等価にならない 結合により、より安定な構造になるメリットが非常に小さい。 立体的な軌道の重なり具合という観点から考えても、無駄が多い。

混成軌道 2)混成(hybridization)の考え方 混成軌道の誕生 2s軌道と2p軌道を組み合わせた軌道を新たに考案 2s、2px、2py,2pz 2s、2px、2py,2pz 2s軌道と2p軌道を組み合わせた軌道を新たに考案 混成軌道の誕生

混成軌道 混成軌道の代表的な種類 SP3混成軌道 SP2混成軌道 SP混成軌道 1. SP3混成軌道 SP3混成軌道 SP2混成軌道 SP混成軌道 1. SP3混成軌道 2s + 2px + 2py + 2pz 4個のsp3混成軌道 2s、2px、2py,2pz

SP3混成軌道-CH4 2p sp3 sp3 2s 1s 1s 1s C-H bonds Energy C atom 4 sp3 orbitals formed 2p sp3 sp3 2s C-H bonds Energy 1s 1s 1s C atom (ground state) C atom (hybridized state) C atom (in CH4) 2

SP3混成軌道 メタンの炭素は全てsp3混成 (25% s性, 75% p性)軌道で、各軌道は正四面体の頂点を向いて配置される。 (4個の軌道がぶつからない配置をとる)

SP3混成軌道 SP3混成軌道の例 孤立電子対 BはSP2混成もつくる。C、NはSP2もSP混成もつくる。OはSP2混成もつくる。

SP3混成軌道-H2O 1s 2p 2s 1s sp3 sp3 1s O-H bonds lone pairs Energy 4 sp3 Hybridized Orbitals 1s sp3 sp3 O-H bonds lone pairs Energy  H O H  a + b 2 + 2 = 4 Tetrahedral AX2E2 bent Tetrahedral 1s O Central Atom (ground state) O atom (hybridized state) O atom (in H2O) 2

SP3混成軌道-NH3 1s 2p 2s sp3 sp3 1s 1s Energy lone pair N-H bonds N atom 4 sp3 orbitals required Energy sp3 sp3 H N  lone pair N-H bonds a + b 3 + 1 = 4 Tetrahedral AX3E1 trigonal pyramidal Tetrahedral 1s 1s N atom (ground state) N atom (hybridized state) N atom (in NH3) 2

SP2混成軌道 2. SP2混成軌道 二重結合を作る炭素 2s、2px、2py,2pz + 3個のsp2             2pz

SP2混成軌道-二重結合の炭素 2p 2p sp2 2s Energy 1s 1s C atom (ground state) (unhybridized) 2p 2p sp2 2s Energy 1s 1s C atom (ground state) C atom (hybridized) 11/7/2018 2

SP2混成軌道-二重結合の炭素 炭素のsp2混成軌道2個は2個の水素の1S軌道と端と端 (end-to-end)で重なりあい、それぞれシグマ(σ)結合を形 成。 残ったsp2混成軌道1個は、相手のsp2混成炭素の端と端 (end-to-end)で重なりあい、シグマ(σ)結合を形成。 11/7/2018 2

SP2混成軌道-二重結合の炭素 混成軌道を作らなかった2p軌道同士は、側面(side-to-side)で重な り合う。1つはシグマ結合の上側、1つはシグマ結合の下側で重な りあい、パイ(Π)結合を形成する。 2pz 2pz 炭素の二重結合は1つのσ結合と1つのπ結合からできている。 この2組の結合電子対は、別の軌道を占有し別の電子密度を持つ 領域に存在するため、お互いに反発し合わず、1つの電子対のよ うにふるまえる。 2

SP2混成軌道-二重結合の炭素 π結合形成で安定化 CとCの結合→π結合(2pz-2pz) 各炭素上の2pz軌道は同じエネルギーであり、強く相互作用し軌道が重なり,新しい軌道ができる。これがπ結合であり、二重結合の誕生である。(sp2-sp2のσ、2p-2pのπ) π結合形成で安定化

SP2混成軌道 SP2混成軌道の例 ベンゼン:C6H6 sp2 p Π結合 SP2

SP2混成軌道 BF3 Boron (B) 1s22p1 Forms 3 sp2 hybrid orbitals BF3

SP2混成軌道 水素化ホウ素 BH3 この軌道には電子が入っていないので空軌道という。 配位結合に使うことができる。

SP混成軌道 3. SP混成軌道 三重結合を作る炭素 2s軌道と2px軌道が混成して2個のsp混成軌道ができる 2s、2px、2py,2pz 3. SP混成軌道 三重結合を作る炭素 2s、2px、2py,2pz 2s、2px、2py,2pz 2s軌道と2px軌道が混成して2個のsp混成軌道ができる sp、 sp 2py,2pz

SP混成軌道 2s軌道と2p軌道1個を組み合わせる 2s軌道と2px軌道が混成して2個のsp混成軌道ができる hybrid orbitals 2個のSP混成軌道は180度の角度を持つ 2s軌道と2px軌道が混成して2個のsp混成軌道ができる

SP混成軌道-三重結合の炭素 SP混成軌道からできている分子 炭素が三重結合を形成する分子 は炭素のsp軌道を使う! アセチレン (acetylene) C2H2 結合する相手は1個のHと1個Cの計2個。  Sp混成した炭素原子. 残された2py,2pz軌道に注意!

SP混成軌道-三重結合の炭素 アセチレン のπ結合 (残ったp軌道によるC-Cπ結合) 2pyおよび2pz軌道2つずつの重なりで1対のπ結合ができる。 アセチレンのσおよびπ結合形成の模式図

SP混成軌道 水素化ベリリウム BeH2

シグマ(σ)結合とパイ(π)結合 σ結合 σ結合(シグマ結合)は、結合軸方向を向いた原子軌道同士による結合である。 ss、spz、spnspn、spns、pzpz pz-dz2、dz2-dz2、dx2-y2-dx2-y2

シグマ(σ)結合とパイ(π)結合 π結合 分子内の隣り合った原子同士の電子軌道の側面の重なりによってできる化学結合。(p軌道同士とは限らないが、p軌道同士が一般的)

演習 次の化合物(示性式表記:p60)には少なくとも1つの多重結合がある。各分子の電子式を書け。結合つくっている電子は線で、結合をつくっていない電子は点でしめせ。  (a) F2CCF2 (b) H3CCN (c) H2CO (d) H2CCO (e) H2CCHCHCH2 (f) H3CNO