宮城教育大学 情報数理専攻 鵜川研究室 菊池由希子 特別支援学校での教材作成と実践 宮城教育大学 情報数理専攻 鵜川研究室 菊池由希子 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
テーマ選択の目的 特別支援学校では、個人によりそれぞれ学習内容が異なる 現場の職員は多忙なため、生徒一人一人にあった教材作成は難しい 私は鵜川研究室の菊池由希子と申します。よろしくお願いします。 私の卒業研究のテーマは、「特別支援学校での教材作成と実践」です。 普通学校で用いる教材・教具はたくさんありますが、特別支援学校における自立活動の学習では、現場の先生たちが自分たちで教具を作成しているようです。また、特別支援教育対象としたweb教材もありますが、障害の程度が生徒一人一人異なるなか、生徒一人一人にあった教材・教具を多忙な先生たちが作成するのは難しいということもあり、そこにいる先生が自分で作れたりカスタマイズできるものは少ないのではないかと考え、取り組むことにしました。 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
実践対象 宮教大附属特別支援学校 中等部 自閉症の男の子 パソコンが好きで、自宅でも使用している 宮教大附属特別支援学校 中等部 自閉症の男の子 パソコンが好きで、自宅でも使用している 今回、宮教大附属特別支援学校にご協力をお願いして、課題学習の時間枠をいただいて活動できることになりました。私の活動に協力してくれているのは、中等部の男の子で、パソコンが好きな生徒さんです。自宅でもよく使っているということでした。 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
コンピュータを使った教材の利点 何度も繰り返し使えるので、学習の成果がみえやすい 紙などのように記録に残るものではないので、生徒のプライドを傷つけることがない コンピュータを使った教材は何度も繰り返し使えるので、学習に成果が見えやすかったです。 また、この生徒さんの場合、プリント等の紙だと間違えた形跡を目にしてしまうとプライドが傷ついて落ち込んでしまうそうなのですが、コンピュータを使った教材は間違った跡が残らないので、意欲を妨げずに学習することができました。 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
作成した教材 「言葉の使い分け練習」 Powerpointを用いて作成 小学生で習う言葉を対象に問題を作成 生徒さんは、小学校3・4年生までの漢字なら知っている様子だったので、小学校で習う言葉を対象として問題を作成しました。 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
自作以外の教材 Flash学習教材集・制作方法「kanzasoftfactory&library」 より http://kanza.qee.jp/ TOSSランドより 「いま何時?時計」 http://www006.upp.so-net.ne.jp/iwamoto/clock.htm また、今回は既存のweb教材も活用しました。お金の概念やアナログ時計の読み方を中心に学習しています。これらは主にFlashで作成されています。これらの教材を用いて学習するときは、生徒の様子をその都度見ながら教材の使い方を工夫して利用しています。 2018/11/7 鵜川研究室中間発表
今後の予定 今までの生徒観察を基とした教材の作成 既存のweb教材の活用の工夫 2018/11/7 鵜川研究室中間発表