Plan 1- 言語文化への 多元的アプロ ーチ 2- 多元的アプローチと欧州評議 会 3-言語への目覚め活動の歴史: いくつかの指針.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
言語教師としての 役割と認知 平成 21 年度教員免許状更新講習 3 共立女子大学 02/08/2009 笹島茂 1.
Advertisements

研修のめあて 授業記録、授業評価等に役立てるためのICT活用について理解し、ディジタルカメラ又はビデオカメラのデータ整理の方法について研修します。 福岡県教育センター 教員のICT授業活用力向上研修システム.
世界各国のインターネット普及率と その学力の関係
平成19年度長崎県国語力向上プラン地区別研修会
教育の情報化に関する手引のポイント 平成21年6月 平成21年度情報教育担当者研修
インターネット利用と学生の学力  中島 一貴  三国 広希  類家 翼.
子ども達への科学実験教室の運営方法論 -環境NGO「サイエンスEネット」の活動事例をとおして- 川村 康文
富山大学教育学部 附属教育実践総合センター 助教授 小川 亮
レポートの作成 効果的な発表の仕方.
マイクロティーチング 演習 指導案作成 模擬授業発表
マット運動における教師の指導力向上 ~デジタル指導書の活用を通して~
W杯(ワールドカップ)について 崎山 康介.
教職院 ナッキョン 奈良市高畑町 得意: 授業での「つかみ」
eラーニングを活用した 盲ろう担当教員研修
PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業(新規) 平成20年度予算額(案) 42,790千円              
三重大学教育学部 附属教育実践総合センター 須曽野 仁志
授業におけるタブレット端末の活用 兵庫県教育委員会 1.
経営学部 キャリアマネジメント学科 宮前 駿史
欧州評議会から外国語教室にいた るまで…『言語・文化への多元的ア プローチ』への長い道のり (1)
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
狂牛病(BSE).
子どもたちが発達段階に応じて獲得することが望ましい事柄
認知カウンセリング 学習意欲改善に対する可能性.
比較文化A(2) 異文化間コミュニケーション
日本の高校における英語の授業を 英語で行うべきか
世界に広がるフランス語: 5大陸で話されるフランス語ーその経緯と現実
新聞活用のアイディア ~楽しくNIEに取り組むために~ 日本新聞協会NIEアドバイザー 仙台市立若林小学校 阿 部   謙.
  世界の地域           05210163.
日本語教育グローバルネットワーク J-GAP
薩摩川内市小中一貫教育特区 (連携型) 平成18年4月~平成20年3月
文部科学省・大学共同利用機関 メディア教育開発センター 加藤 浩
「教育工学をはじめよう」  第2章     学会発表に向けて     プロポーザルを書く 発表 菊池 陵  皂 智樹.
丹波市立西小学校 教諭 細見 隆昭 2007年2月25日(日) 神戸市ハーバーランドダイヤニッセイビル
複言語・複文化状況における日本語教育 -ことばの教室で私たちがめざすもの
表1 65歳以上の無歯顎者率 WHO 地域/国 無歯顎の割合(%) 年齢 アフリカ ガンビア マダガスカル
アメリカ社会 競争的自由と公的平等の併存.
C-2 導入プレゼン1 国際交流って何?.
創造性教育とは何か 学びと創り 基礎・基本を踏まえつつ創造性をのばす 教科内・クロスカリキュラムをつくる (ミニマム時間でマックス成果)
日本言語政策学会第7回大会 2005年11月19日(京都大学) 西山教行(京都大学)
ICTを活用した授業づくり ③プログラミング教育
アメリカ教育5.
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
生活環境の変化と学校教育の役割 内 閣 府 「青少年の育成に関する有識者懇談会」 第10回 藤 田 英 典 東京大学大学院教育学研究科
高校における英語の授業は英語でがベストか
付箋紙を用いたワークショップ型 授業研究会の進め方
ポジティブな行動支援実践の流れ 個人 小集団 クラスワイド スクールワイド 指導すること(目標)を決める 指導の仕方を決める
アメリカ教育 20世紀末から21世紀へ.
演習1 英語ノートを使った          ICTによる授業.
初回授業オリエンテーション 理科(生物) 大野 智久.
ラテンアメリカとカリブ海地域には多くの独立国家と非独立地域がある
日本の高校において、 英語の授業を英語で行うべきか?
教師にとっての「生の質」 青木直子(大阪大学).
3言語×3視座: 外国語学部とグローバル教育センターが 目指す人材育成
アマルティヤ・センの「財とその利用」 財、その特性と機能 p21~p22 特性 =財がもつ望ましい性質・利用。
「日本語教育 プログラム論」の提案 札野 寛子 (金沢工業大学) 2017年度日本語教育学会春季大会パネルセッション6(早稲田大学)
日本の高校における英語の授業は 英語がベストか?
日本の高校における英語の授業は英語でがベストか?
理論研究:言語文化研究 担当:細川英雄.
理論研究:言語文化研究 担当:細川英雄.
資料6.
柏市立土南部小学校 教諭 西田 光昭 情報モラル指導 やれば変わるきっかけに 柏市立土南部小学校  教諭  西田 光昭
伊 丹 市 子どもサポーター 募集中! 教員をめざすあなた 学生の今だからできる 子どもたちへのサポート! 子どもサポーターの声
平成23年度 大阪府学力・学習状況調査の結果概要 大阪府教育委員会
シカゴ国際体験プログラム in DeKalb
Copyright © 2017 Benesse Corporation All Rights Reserved.
図15-1 教師になる人が学ぶべき知識 子どもについての知識 教授方法についての知識 教材内容についての知識.
文脈 テクノロジに関する知識 教科内容に関する知識 教育学 的知識
平成20・21年度 国立教育政策研究所・教育課程研究センター指定
アメリカ社会 競争的自由と公的平等の併存.
Presentation transcript:

Plan 1- 言語文化への 多元的アプロ ーチ 2- 多元的アプローチと欧州評議 会 3-言語への目覚め活動の歴史: いくつかの指針

q 先駆者 80年代イギリス–ランゲージ・アウェアネス (エリック・ホーキンス) 90年代のヨーロッパ大陸:様々な経験 80年代イギリス–ランゲージ・アウェアネス (エリック・ホーキンス) 90年代のヨーロッパ大陸:様々な経験 言語への目覚め活動 (フランス), 言語への目覚めと言語への開き– EOLE (スイス) 言語との出会い (ドイツ); 言語と文化教育 (オーストラリア )

Evlang 1998 - 2001   小学校における言語への気づき活動

我々の期待した成果を次の方法で検証する: Evlang プログラムの目的 我々の期待した成果を次の方法で検証する: 小学校の最終二年間(1年間から1年半の期間)に、一つの授業を行う。 児童への効果を評価する。

ヨーロッパの5つの国 オーストリア フランス スイス イタリア スペイン

開発された教材: 教材の製作

66の言語を利用 (あらゆる地位におかれた言語を含む…) 66の言語を利用 (あらゆる地位におかれた言語を含む…) アフリカから11言語 アジアから14言語 アメリカから6 言語…

開発された活動 : 授業実践のための教員研修 (2日間または3日間)

開発された活動 : 量的評価および質的評価

(IREDU – Sophie Genelot) 量的評価 ディジョン大学・教育経済研究所 Institut de Recherche en Economie de l’Education de l’Université de Dijon (IREDU – Sophie Genelot)

月 SPAIN 8 38 92 13 277 29 ITALY 293 103 LA REUNION 109 43 89 135 Evlang 統制群 SPAIN 8 38 92 13 277 29 ITALY 293 103 LA REUNION 109 43 89 135 FRANCE METROPOLIS 358 116 328 222 SWITZERLAND 400 211 合計 1892 951

メタ言語能力 口頭識別能力 – 記憶 13か月で5つのサブサンプルから4 構造的分析・再構成 ? 8つのサブサンプルから3

例 答え : ここに、あなたの知らない言語で書かれた文が3つあり、 それぞれ英語に翻訳されています。 En inu betsiaki I have seen the jaguar I the jaguar have seen En baka betsiaki I have seen the fish I the fish have seen Min baka betsiaki You have seen the fish you the fish have seen  これらの文がどのような構造を持っているかよく吟味し、 次の文をこの言語で書いてみてください。 You have seen the jaguar : Min inu betsiaki

テストからの抜粋

分析―再構成能力を発達させるための活動は、リスニング活動よりも、利用された頻度が少なかった。 説明的仮説: 分析―再構成能力を発達させるための活動は、リスニング活動よりも、利用された頻度が少なかった。

態度 多様性への興味・関心 8か月間で、サブサンプルのうち2つを除くすべて。 馴染みのないものへの開かれ 8つのサブサンプルのうち2つ

馴染みのないものへの開かれを達成するのは、それに興味・関心を持つ経験よりも困難なタスクである。 説明的仮説: 馴染みのないものへの開かれを達成するのは、それに興味・関心を持つ経験よりも困難なタスクである。

効果は、教育期間に関連するようだ

教育期間-スキルの伸び 構造分析-再構築 口頭識別-記憶 30時 40時 50時 60時

学力による違い 態度への効果 高学力 スキルに関しては、関連は不明 低学力

質的評価

教師に関するいくつかの結果: しかしテストでは違いが無かった! 実験に参加した教師は、このアプローチが次の現実的な有効性を持つと「信じきって」(あるいは期待して)いた。 態度については疑いなく効果があるが、スキルについて効果が出るかは疑わしいと。 しかしテストでは違いが無かった!

教師に関するいくつかの結果: 教師はその子供たちに、自分の言語を発表する場と、文化の担い手としての役目を与えた。 教師はマイノリティ言語話者の子どもたちにより敏感だった。 教師はその子供たちに、自分の言語を発表する場と、文化の担い手としての役目を与えた。

児童に関するいくつかの結果: ほとんどの場合、内容や方法論の最も見えやすい側面に影響する。 子どもたちの言語への目覚め活動への関心は非常に高かった。 ほとんどの場合、内容や方法論の最も見えやすい側面に影響する。

児童に関するいくつかの結果: . 世界の豊かな言語的多様性 . 活動を発見する . 問題解決の技法… … しかし児童はメタ言語的能力の獲得についてはあまり気が付いていない!

EVLANG に関するすべて:

諸言語への入り口 Janua linguarum

このアプローチの普及 様々な教育システムでのカリキュラムに、このアプローチを組み込む条件についての研究

ヨーロッパの16の国 諸言語への入り口 Janua linguarum フィンランド ロシア連邦 ラトビア ポーランド ドイツ チェコ共和国 スロバキア オーストリア ハンガリー スイス ルーマニア フランス スロベニア ポルトガル スペイン ギリシャ

普及のためになされたこと: このアプローチについての知識の普及 教育機関との接触 より低年齢の子どもたち(まだ字を読まない子供たちを含む)や、中等教育を対象とした教材の開発・使用 教員研修 / 意識の高揚 教室での活動の実践 このアプローチの実践をモニターするためにデザインされた評価ツールの作成と使用

主たる知見: 社会言語的文脈も教育の伝統も異なる 16の国で、このアプローチを「使用禁忌」とした国は無かった。 多言語国家や多言語地域という文脈、とりわけ移民の子どもたちがそこにいることから生まれる動機の重要性 プログラム実践期間に国家のコーディネイターが感じた問題点とは、表現や提示の仕方に関するものではなく、本質的に具体的なものであった。 : …

… まず何よりも、学校の時間割 ! … このことで次の選択肢が強められる: 諸言語へのアプローチは別個の学校科目としてカリキュラムに取り入れられるべきではなく、他の科目の中に取り入れられるべきである。 確認: このアプローチに対する教師の態度は全体的にポジティブであり、しばしば非常にポジティブである。 確認: 教師はこのアプローチの持つ潜在的な効果について、メタ言語的能力よりも態度の変容に効果があると思っていた。 保護者は一般に Ja-Lingを指示した。ただし言語への目覚め活動が言語教育にとって代わるのではないかという懸念も一部にはあった。

オンラインでも: http://jaling.ecml.at/ Ja-Lingのすべて: オンラインでも: http://jaling.ecml.at/

dank u wel gmadlobth obrigado tanemirt enkosi kiitos misaotra спасибо Ευχαριστώ enkosi kiitos misaotra

複 言 語