満員電車に密着! ~まんぼう☆で快適通勤~ 明治大学商学部 中村ゼミナール・B班 峰岸可菜子 吉野竜亮
発表の概要 1.満員電車とは ①満員電車の指標 ②首都圏鉄道満員電車 の現状 2.フィールドワーク概要 3.提案 4.まとめ
No.1 混雑率 満員電車 混雑率100% って・・・??
No.2 測定の基準!! 国土交通省鉄道局HPより引用 満員電車の混雑率指標
「痛勤」 「痛勤」 230% H20 171% No.3 6扉車 新規車両 ダイヤ改正 ダイヤ改正 国土交通省HPより作成 http://saitaman.s27.xrea.com/traffic/railway/saitama/keihintohoku_t.html 新規車両 http://www.seibu-group.co.jp/railways/unyu/zukan/zukan.html ダイヤ改正 ダイヤ改正 国土交通省HPより作成
No.4 満員電車は無くなったのか?
大きく改善されているが未だ200%近い路線や、 No.5 京浜東北線 H20:209% 京葉線 H15:187% →120:198% 混雑率(%) むしろ増加している路線もあり 大きく改善されているが未だ200%近い路線や、 JR東日本HPより作成
No.6 満員電車は無くなっていない??
フィールドワーク概要 ラッシュによる鉄道ダイヤの乱れから 満員電車の現状を探る JR京浜東北線 御徒町駅 東京・品川方面 No.7 フィールドワーク概要 JR京浜東北線 御徒町駅 東京・品川方面 ピーク時(8:00~9:00) 調査期間:09/6/30(火)~7/6(月) (平日のみ) 調査内容: ピーク時間帯の電車ごとの発着時間を測定 ラッシュによる鉄道ダイヤの乱れから 満員電車の現状を探る
フィールドワーク概要 209%: 体がふれあい相当圧迫感があるが、 週刊誌程度ならなんとか読める JR京浜東北線 上野→ 御徒町間 No.8 フィールドワーク概要 JR東日本より引用 JR京浜東北線 上野→ 御徒町間 混雑率:209% (ピーク時) 朝ラッシュの現状を探るためフィールドワークを行いました。 209%: 体がふれあい相当圧迫感があるが、 週刊誌程度ならなんとか読める
停車時間のずれは何によって起こる・・・? No.9 フィールドワーク結果 停車時間のずれは何によって起こる・・・? 車内混雑により、スムーズな乗り降りが困難 無理な乗車による手荷物などの挟み込みとドアの 再開閉 8時23分磯子行き 停車時間:49秒 (秒) ラッシュ 非ラッシュ時の平均停車時間は約36秒 平均と比べ13秒のずれ つまり・・・
No.10 満員電車は無くなっていない!!
フィールドワーク結果 常に「山」の状態ではない。 「山」の後は比較的通常通りの運行 日常的に「山」→「なだらか」のループが発生 No.11 フィールドワーク結果 (秒) 常に「山」の状態ではない。 「山」の後は比較的通常通りの運行 日常的に「山」→「なだらか」のループが発生 ⇒ラッシュ時の混雑率にばらつきがあるため 再び停車時間の推移の図に戻る。ピーク時の電車の停車時間は常に43秒以上をとる「山」の状態ではない。 大きな「山」が起こった後の10分前後は比較的通常通りの停車時間で運行している。
平準化された停車時間 ばらつきを平準化すれば 通常通りの運行が可能になる!! 平準化された停車時間= 非ラッシュ時の平均停車時間 No.12 平準化された停車時間 (秒) ばらつきを平準化すれば 通常通りの運行が可能になる!! 平準化された停車時間= 非ラッシュ時の平均停車時間 混雑率が平準化された場合の停車時間のイメージがこちら。(ラッシュ時の停車時間の平均(35.88秒)である) *ばらつきを平準化すれば非ラッシュ時と変わらない通常通りの運行が可能になる さらに、ラッシュによる苦痛も少ないはずである なぜ平準化できない?
朝の時間・・・ 次の電車が空いてるかどうかも わからない ホームの端から端まで 移動するのも難しい 駅やホームで No.13 朝の時間・・・ 次の電車が空いてるかどうかも わからない ホームの端から端まで 移動するのも難しい 駅やホームで 前もって混雑率がわかれば・・・!!
混雑率情報提供により乗客の行動変化を促す No.14 まんぼう☆ 混雑予報 まんいんでんしゃ +よぼう(よほう) 混雑率情報提供により乗客の行動変化を促す
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
No.15 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
混雑情報提供イメージ① 京浜東北線 東京・品川方面 8:30 赤~青の5段階で混雑率を色分け 先発 次発 各停8:32磯子 8両 No.16 京浜東北線 東京・品川方面 8:30 1 2 3 4 5 6 7 8 先発 次発 各停8:32磯子 8両 各停8:36桜木町 8両 混雑情報提供イメージ① 200%以上 180%以上 160%以上 150%以上 150%未満 赤~青の5段階で混雑率を色分け
非混雑車両への乗客の移動→混雑率が均等になる No.17 先発 各停14:21磯子 8両 先頭 ← 混雑情報提供による効果① 混雑率180%以上 の8両目 混雑率160%以上 の7両目 混雑率170%以上 非混雑車両への乗客の移動→混雑率が均等になる
No.18 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
混雑情報提供による効果② 時間もあるし、 次のに乗るか… 次発列車への乗客の移動 →ラッシュ時間帯の混雑の緩和 1 2 3 4 5 6 7 No.19 京浜東北線 東京・品川方面 8:30 1 2 3 4 5 6 7 8 先発 次発 各停8:32磯子 8両 各停8:36桜木町 8両 200%以上 180%以上 160%以上 150%以上 150%未満 混雑情報提供による効果② 時間もあるし、 次のに乗るか… 次発列車への乗客の移動 →ラッシュ時間帯の混雑の緩和
No.20 効果.1 非混雑車両への移動を促す 効果.2 先発・次発の電車を選べる 効果.3 イベント等による急なラッシュを回避
混雑情報提供イメージ② JR首都圏沿線 イベント情報 9月5日(土) 首都圏沿線情報 来場予想人数2万人・・・ JR原宿駅 1日平均利用者数 No.21 東京ガールズ コレクション09 最寄駅: JR山手線原宿駅 東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 開場13:00 開演14:30 来場予想人数: 約2万人 混雑情報提供イメージ② JR首都圏沿線 イベント情報 9月5日(土) 首都圏沿線情報 http://gw.tv/tgc/ 来場予想人数2万人・・・ JR原宿駅 1日平均利用者数 :約7万人 千代田線明治神宮前駅 http://kaisatu.com/keihintohoku100.htm
混雑情報提供による効果③ 沿線イベント情報提供 →イベントによって起こる混雑の回避 来場者が帰宅のために駅に集中する時間 No.22 混雑情報提供による効果③ 02 05 08 11 14 18 21 24 28 32 36 40 44 48 52 56 00 04 08 12 16 20 24 28 32 36 41 46 51 56 01 06 11 17 22 27 32 37 42 48 53 58 03 08 13 19 24 29 34 39 44 50 55 00 05 10 15 21 26 31 46 41 46 52 57 19 20 21 22 18 原宿駅 山手線 新宿・池袋方面(外回り) JR東日本HPより引用 来場者が帰宅のために駅に集中する時間 沿線イベント情報提供 →イベントによって起こる混雑の回避 http://kaisatu.com/keihintohoku100.htm
No.23 満員電車は少なくなる!
混雑情報提供で、利用者行動は変化するか? ‐日大理工学部社会交通学科の実験より‐ No.24 混雑情報提供で、利用者行動は変化するか? ‐日大理工学部社会交通学科の実験より‐ 行きで3割、帰りで5割の利用者が 「次の電車へ乗り換える」と回答 行きで7割、帰りで8割の利用者が 「車両移動をする」と回答 アンケート実施期間 :2004年12月22日~2005年1月14日 首都圏JR線・私鉄利用者120サンプルより集計 いつのものか はい いいえ 混雑率情報提供による乗客の行動変化はありうる! 平成16年度日本大学理工学部社会交通学科 卒業論文概要集より引用
私たちはまんぼうを提案します! 朝の時間・・・ 次の電車が空いてるかどうかも わからない ホームの端から端まで 移動するのも難しい No.25 朝の時間・・・ 次の電車が空いてるかどうかも わからない ホームの端から端まで 移動するのも難しい 満員電車に耐える日々はもう終わりです! 私たちはまんぼうを提案します!
参考文献 財団法人 鉄道総合技術研究所 「2030年の鉄道」調査グループ 編『2030年の鉄道』交通新聞社 平成20年10月発行 財団法人 鉄道総合技術研究所 「2030年の鉄道」調査グループ 編『2030年の鉄道』交通新聞社 平成20年10月発行 山口一弥『列車の混雑情報提供による旅客行動の分析』日本大学理工学部社会交通工学科卒業論文概要集、pp.79-80、平成16年度 松田博和『列車・車両の混雑情報提供による乗車変更行動要因の分析』日本大学理工学部社会交通工学科卒業論文概要集、pp.85-86、平成17年度 平成17年度大都市交通センサス http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kotu_census10/17syutokenn.pdf 最終閲覧日 2009年10月8日 国土交通省鉄道局HP http://www.mlit.go.jp/tetudo/ 最終閲覧日 2009年10月8日 関東鉄道局HP http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/ 最終閲覧日 2009年10月8日
ご静聴ありがとうございました 明治大学・中村ゼミ