教育研修センター通信 今後の研修予定 インクルーシブな学校づくり研修 11月は児童虐待防止推進月間です 授業づくりセミナー技術 松原市教育委員会 学校教育部 平成26年11月 No.6 インクルーシブな学校づくり研修 指定校研修が行われました! 秋の深まりが感じられる今日この頃です。 10月28日(火)に、第3回を迎えた「秋の教育研究フォーラム」が実施されました。公開保育・授業をされた各学校園の皆さま、またご参加いただいた先生方、ご苦労様でした。 このフォーラムが、各校園での「言語活動の充実」や「子ども主体の授業」といった授業改善につながればと思っております。 ☆10月2日 松原第三中学校 第2学年全5クラス公開「子ども一人ひとりの学びを保障する」 ☆10月9日 松原北小学校 第2学年全2クラス公開「子ども理解・子ども支援にあたって大切にしたいこと」 ☆10月23日 三宅小学校 第1学年全2クラス 第3学年全2クラス公開「全員参加、全員集中の授業をめざして」 11月は児童虐待防止推進月間です 児童虐待防止法第6条には学校園の通告について義務づけられています。松原市要保護児童対策地域協議会では講演会を予定しています。 11月18日(火)14:00より 「児童虐待をめぐる現状について」 講師:花園大学社会福祉学部教授 津崎 哲郎氏 会場:市役所8階会議室 指定校3校から、インクルーシブな視点に立った授業を公開していただきました。他校から参加された先生方も熱心に参観されていました。講演は毎回、インクルーシブな学校づくりに関わって、各校からのテーマに沿って梅花女子大学の伊丹教授からお話いただきました。日々の授業づくりや子どもの見方、保護者との関わりに活かすことのできるご講演をいただきました。 次回は平成27年2月5日(木)に全体会を予定しています。 授業づくりセミナー技術 (10月8日実施) 会場 : 市役所会議室 参加者の声 ・子ども達の問題行動をぼやくのではなく、三分割し、分析することでどう配慮 していいかを考えていくことを具体的事例をあげて教えて頂き、とても参考に なりました。 ・行動の裏には要求があることを理解することで支援していくことは全ての子ど もに通ずることだと思いました。 大阪府教育センター情報・技術研究室の小林主任指導主事を講師に招聘し、「よりよい授業をめざして」と題し、実施しました。 南河内地区全市町村の共同開催としたことから、当日は6市からの参加がありました。 技術分野における年間指導計画のポイント、課題、また、「技術を適切に評価し、活用する能力」(言語活動の充実、工夫し創造する能力、問題解決能力)について、研修しました。最後は学習評価に触れていただき、とても有意義な研修となりました。 参加者の声 ・技術の教員は、各学校に1~2名しかいないので、こうやって交流できる場があると、とても勉強になります。 ・校内で一人しかいない技術の教員。こういう機会で他校の様子が聞けてよかったです。 ・大変勉強になりました。評価の内容は悩みが多いので、 このような研修が数多くあればと思います。 今年度は、中学校音楽、技術・家庭、保健体育、美術 (実施予定)を南河内地区合同で実施しました。 今後の研修予定 ●不登校児童生徒等総合支援会議事例検討会 11月10日(月)市役所502 ●幼稚園教諭研修会 11月11日(火)市役所502 ●授業づくりセミナー(中学校美術) 11月21日(金)大阪狭山市立コミュニティセンター
10月28日(火)秋の教育研究フォーラム感想文より 生徒たちに問題を作らせるという課題は、私が今教えている生徒たちも喜んでやるのではないかと思いました。教科は違いますが、取り入れられる方法を考えたいと思います。 落ち着いた雰囲気で、班での話し合い、実験、発表ができていました。班での活動を行う中で、言語活動が充実していたと思います。 授業の最後の2分間を、今日の授業のふりかえりを記入する時間として使ったり、がんばって取り組んだことへのフィードバックをする時間として使うこともできたのではないかと思いました。 研究討議の際に、本日の指導案ができあがるまでの過程をうかがえたのがとても勉強になりました。教材や板書への工夫も感じることができました。「ほめるのではなく共感する」という言葉がとても印象的でした。 子どもの意見を葉っぱに書き、木になるアイディアがとてもおもしろいと思いました。 子ども同士の意見交流や友達に対する質問や感想など、友達に目を向けられるような活動や話をしっかり聞く環境づくりを取り入れたい。 「いまどんな気持ち」は同じように取り組んでいるが、子ども同士で聞き合う・伝え合う力を養っていけるように考えていきたい。積み重ねが大切だと感じた。 小学校の低学年から音楽(リズム)で英語に親しむ活動が必要であると思っています。言葉はまず聞く(ヒアリング)をしっかりとすることで、out put、自分の言葉として出るものだと思っています 「話し合いカード」は子ども達が自力で話し合う良い手助けになると思いました。 子ども達の発言に対する先生の表情、返される言葉、先生のつぶやきなど、心の引き出し方がとても参考になりました。 各公開授業・保育と研究協議会の感想文の一部を紹介します 子ども達のいきいきとした姿がとても印象に残りました。授業のはじめにフラッシュカードを使って言葉を出している場面では、子ども達がとても明るい表情で答えていて、とても安心して授業を受けているのだなと感じました。 一斉での発表、グループでの発表、書く場面、など、様々な表現方法を取り入れることが大切だと思いました。そのためにも、授業をしっかり練ること、そして何より、発表しても良い、どんな内容でも書いても良い、という学級の雰囲気を作っていくことを大切にしていきたいです。 子どもの意見を一つずつ丁寧に取り上げていたのが良かったです。自分たちの意見で黒板がいっぱいになる様子を見て、子ども達は「言ってよかった」「次も言いたい」という気持ちになると思うからです。先生が子どものことを大切にしている姿がとても伝わりました。 子どもが落ち着いて学習に向かっていたと思います。ICTを活用したりゲーム的な課題設定をする等、子どもが意欲的に取り組もうと思える工夫が効いていたと思います。また、ねらいとふりかえりをすべての授業に位置づけて取り組んでいることはすばらしいと思いました。 とても勉強になりました。「自分にはいいところがある」というアンケートで「ある」と答える児童が少ない中、今回の教材はとても良かったと思いました。中学生も自尊感情が低く、今回のような内容の道徳をしてみてもよいのでは、と思いました。 タブレットを実際に子ども達が操作しながら授業に参加している姿を見ることができて、とても参考になりました。今回のような子ども達が操作する活動を授業で行うには、子ども達もタブレットに何度も触れて、慣れておかなければならないと思いました。